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特定技能はどこまで進化するのか?問題はどんなペースで進むのか…

個人的に感じている感覚を、
技能実習の歴史的な視点から想定してみる。

1993年 3年の制度スタート
2017年 新法施行

この間、約25年かかっている。
時代背景的にも大きく変わっているので、
一概には言えないけれども、
(特に情報化が進んだことは、今昔の価値観や常識を大きく変えている)
法律って、そう簡単には制定されない。

ただし、別軸で並行して、
2019年 特定技能スタート
があった。
今、2022年と約5年経過。

この間でもコロナ禍2年があったにせよ、
やってみて初めて役所も世間も業界人もわかったこと山ほどある。

時代の変化のスピードは、
25年かかった法制定化を、5年ちょいで成し遂げても、
何らおかしなことはない。

後は、国の仕組み、手続きなど、変わっていない背景が、
どこまで足かせを重くしているか。
デジタル庁など国の組織そのものも変化している分、
未知の世界へ進む社会は、
その変化のペースを具体的に読むのは本当に難しい。

 
でも、具体的なペースが読めないとしても、
変わっていく、向かっている、その方向性さえキャッチできていれば、
いうほど恐れるに値しない。
 
なので、中身の話に移る。

 
特定技能は、どこまで進化するか。

ぶっちゃけ、技能実習の歴史(現実)を踏まえて、
特定技能は施行されるのかを期待していたものの、

ふわっと新たな型を決めてスタートしただけで、
過去の反省が生きている制度設計ではないんだと、
強く感じたことを覚えている。

同時に、時代の変化の速さについて行けないから、
走りながら軌道修正していこうと、
そういう狙いなのかとも感じた。

なぜならば、時間がかかりすぎるから。
先進国間での外国人労働者獲得競争になることを想定できていたならば、
政治的に施行できるタイミングを逃したら、
手遅れで間に合わなくなるから。

しかし、
想定通りの問題は具現化している。

例えば、転職。
悪質ブローカーがわんさか群がって、
情報弱者の受入企業や、外国人労働者を手玉に取り、
コロコロコロコロ、転がしまくって、
詐欺行為で荒稼ぎしている。

例えば、手続き。
踏み絵など必要な縛りをいくつものポイントから求めていくのは自然だとしても、
煩雑極まりない部分を、いかにしてブラッシュアップを進めていくのか。
手続き自体のオンライン化、
関係省庁の横断連携化。

例えば、厳罰化のための法制定。
残念ながら、子供と同じく、
怒られるからズルいことはしないという、
日本人の、経営者のレベルの問題からして、
法令違反者は厳罰に処すべきことが可能となるよう、
制定を進めるのは喫緊の問題なのかもしれません。

 
つまり、
特定技能の進化余地は、いくらでもある。
法制定と運用のノウハウは、
脈々と官僚機構の中に、受け継がれ、蓄積されているはず。

官僚だってバカじゃない。
むしろ一般大衆の世間様よりは、よほど優秀有能な集団。

時間を稼いでいる間に、
水面下では色んな準備と整備に奮闘努力してくださっていることでしょう。
(官僚にも良い人悪い人がいる中で、良い人の方が多いのが日本)

 
そう、特定技能の進化の方向性は、
世間様と法の流れ、推移、アップデートなどを俯瞰的に見ていれば、
だいたい見えてくる。

ならば、局所局面に落とした時に、
どの方向性に向けて、
どの程度の縛り加減を加味した指導や判断としていくべきかは、
自然と降りてくるものではないのかと。

 
ちょっと真面目にまとめてみた。笑
特定技能でマジメに取り組んでいる方々にとって、
少しでも楽になる“足し”になればと願ってます。
いつもながら、どうあっても上から目線での物言いなのでしょうけども。苦笑

 
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