昨日に続けて、もう一つの資料についても、
せっかくなのでチェックしておきたいですね。
この資料でも、一か所、個人的にフォーカスしたいところがあります。
令和3年度調査
https://www.otit.go.jp/research_chousa_r3/
↓
帰国後技能実習生フォローアップ調査(概要)
https://www.otit.go.jp/files/user/docs/02%20%20%20%E5%88%A5%E6%B7%BB%EF%BC%91_R3%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E2%91%A0%E7%B5%90%E6%9E%9C.pdf
11ページ中の3ページ目。
役に立った内容
役に立った具体的な内容は、
「修得した技能」が76.4%と最も多く、
「職場の規律」が66.2%
「日本での生活経験」が64.0% と続く。
私、前々から何度かどこかでつぶやいてますが、
そもそも人生経験もまだまだ…
かつ、会社で給料もらって働くということ。
更に、成熟した日本社会で働き生活するという実体験。
これ自体、
若者たちにとっては、本当に貴重な経験だと思います。
実は昔から職種不適合にだけは、
個人的に、どうもしっくりきていません。
させても良い作業を指定しとかないと、
バカがアホな奴隷労働を勝手にさせるリスクや、
就労制限を設けるがために、
移民ではないとか、根も葉もない職を奪われるなどの市民感情にも、
一定の配慮ができることなどから、
就労制限が設定されていますが、
本当に実態としての現実が、
不公平不平等そのものだと感じています。
つまり、
本当に人手不足だったり、
ちゃんとした経営者のいる会社に選択肢が与えられないってこと。
(奴隷を使役できる選択肢ではなく、外国人の若者たちにも堂々と助けて支えてもらう選択肢って意味です)
何を言いたいのかと言えば、
職種じゃなくて、どんな職種であっても、
人が人材育成するんだってコト。
ま、話がそれるので、元へ戻していくと、
人材育成制度とする位置づけにおいて、
アンケートの結果が物語ってます。
「習得した技能」って何ですか?
日本のその会社にある機械設備や器具、作業などは、母国に同様にあるハズもないのに…
日本での安全衛生体制など、母国ではどこにもないのに。
でも、そんな環境で仕事について体験してみるコトの価値は、
彼らのこれからの長い人生経験の中で、
必ず目に見えない部分で役に立ちます。
その後に続く内容も同じ。
日本での生活経験…
職場の規律…
仕事に対する意欲…
日本人との交流…
職場の安全対策…
品質管理や生産管理の方法…
これらの体験こそが、
人材育成においてボディブローのように
良い流れを生む原因となっている。
何よりも、アンケート項目の中に最初から列挙されている。
そして、どれも「技能の習得」と遜色(そんしょく)ない結果。
これらの結果を肌感覚として、目の当たりにしてる現場の方なら、
堂々と言える。
技能実習制度は奴隷制度だってアホなこと言ってんじゃないよ!と。
むしろ、真逆の制度として、多くの現実が伴っている実態もちゃんと見て騒げよ!と。
役所が出すデータだから、お手盛りで胡散臭いとか、
忖度が良い結果に見せているだけだとか、
こういうときだけ、疑うのは、
そもそも悪制だって色眼鏡で見てるからであり、
その人は、そんなことにさえ気づきもしないまま、
騒いで叫んでる。
批判商売で飯を食っている人たちを辟易してしまう業界人が多いのは、
致し方ないほどに、目の前の受入先や外国人と向き合っている人が多いってこと。
世間様がどう騒ごうが、
プライドもって歩んでいきたいものです。
追伸、
先日、ある送り出しの方とお会いしました。
送り出しのステージもまた、進化してるのを感じた次第。
長くなるので、また別の機会にどこかでつぶやきますが、
どのポジションにいる方であっても、
進化は止まらない。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
SNSやLINEなどもいいんですが、やっぱり個別に届き、残り、ふとした時に探しやすいメール媒体が好きなんです、私。
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