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有識者会議…しか見ていない業界人の方へ

気になるよね~笑

先日、第8回の有識者会議、ありましたよね。
4月以来、大して変わりはないですけども。
(この記事が掲載される頃にもし第9回が出てたらごめんにょ)

そもそもが、業界人にとっての目線は、

「技能実習制度がどうなっていくのか…」
「特定技能制度がどうなっていくのか…」

ココだけにしか目がいっていない方々がほとんどですよね。

でもね、もう一つ、大きな視点でも見られるようにしておくと、
その後もだいぶ楽だし、追いかけやすく、理解もしやすくなるんじゃないかなと思いまして。

 
そもそも、ナゼ、こんな有識者会議がまたぞろ始まったのか。

それは、その手前で、

「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策

ってヤツの中から、その一つとして今回の有識者会議が設けられたワケです。
そして、
なおかつこの総合的具体策ってヤツも、

「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ

ってのと、連動してるんですね。
要はこのロードマップを着実に歩むための「具体策」をまとめたものという位置づけ。

更に更に、このロードマップもまた、

「外国人との共生社会の実現のための有識者会議」

から関係閣僚会議の共同議長である法務大臣に提出された意見書を踏まえ、
策定されたものという位置づけ。

つまり、国は、2021年、令和3年から、
コロナ過真っ盛りの頃から、この流れを進めているワケなんです。

 
「外国人との共生社会の実現のための有識者会議」
>「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ」
>「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」
>「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」
(>マークは、「大なり」って意味)

つまり、
「外国人との共生社会の実現のための有識者会議」
→「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ」
→「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」
→「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」
って降りてきている位置づけってこと。

じゃ、根っこの「会議」ではどんなことを提言していたかというと、

目指すべき外国人との共生社会(三つのビジョン)

・安全・安心な社会
・多様性に富んだ活力ある社会
・個人の尊厳と人権を尊重した社会

この三つのビジョンを実現するための四つの重点事項

1 円滑なコミュニケーションと社会参加のための日本語教育等の取組
2 外国人に対する情報発信・外国人向けの相談体制等の強化
3 ライフステージ・ライフサイクルに応じた支援
4 共生社会の基盤整備に向けた取組

ってな感じで、
中・長期的に、腰を据えて、この方向性で、日本は歩み続けていきますよ!っていう意思と、
その方向性で今もなお進んでいるんですよ!ってことですね。

 
俯瞰的な視点って、こういうもっと大きな枠組みの全体最適をわかったうえで、
「技能実習×特定技能両制度の全体最適」を整理して提言してくださいって言われてるのが、
「両制度の有識者会議」ってなります。

ということは、
これらが根底に、土台にある上での、制度改正ってのがセオリーですよね。

安全・安心な社会のためには?
多様性に富んだ活力ある社会を生み出すためには?
個人の尊厳と人権を尊重した社会とするには?

「日本語教育」が重点の一つ。
「情報発信と相談体制整備」が重点の一つ。
「局面ごと」に応じた「支援」が重点の一つ。
「共生社会の基盤整備」…ココだけいまいちピンとこなすぎるほど大きく幅広なテーマですかね。

この大きな流れには、両制度有識者会議の方々も逆らえない。

ということは、この流れに沿って、準備を進めていけばよい。
ともいうことができそうです。

つまり、大きく外れることはないと。

後は、これらを踏まえたうえで、個別具体的に、
手続きにどういったハードルが設けられてくるのか。
厳格化=どんなルールでどこまで縛ってくるのか、どんな刑事罰を設定してくるか…などを見ていけば良いワケで。

この後、枝葉末節の解明が少しずつ進んでいくのでしょうけれども、
この「前提」をわかっておくことは、実はボディブローのごとく、とっても大事なっていきます。

こういう部分をちゃんとわかっていない人は、枝葉末節に振り回され、
自分勝手な歪曲解釈が正しいと思い込み、役所に食って掛かるタイプなんじゃないかな。

時間とコストと労力を無駄にしたくない方は、今のうちに色々と見ておくと良いと思われます。

総合的具体策なんて、施策が何百とありますので、せめて詰め込み過ぎじゃね?ってくらいの、
A4一枚に詰め込まれた「概要」くらいは見ておくと、良い事あるかも。笑

 
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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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