たぶん、このまま技能実習生や特定技能者が来れなくなると、
外国人労働者支援業界は、本当の淘汰が加速する。
私の周りで、健全に取り組んでいる先でも、
それなりの規模先でも、
いよいよのっぴきならない状況に追い込まれている感が、チラホラと届き続けています。
グジグジ言うのは止めにして、
個人的には、今、商売としてできるコトに特化するしか、
生き残りの道はない。
(もう2020年の夏には伝えて、ちょっとした企画アナウンスもしたけど、私の伝え方が悪く、愛すべき外国人支援バカには届かなかった。)
カネがうなっている所だけが、生き残るのは、
あまりに残念。
どうにか、入国再開までを、しのいでいただきたいと思います。
ただ、入国再開し、正常化が進んでも、
それは少しずつでしょうし、
失った時間=その分維持してきた活動原資は、
この先、上乗せで入ってくるものではありませんので、
何かしら、新たなプラスの動きに取り組み、
穴埋めどころか、更なる発展に寄与すべく、動いていくことは必要不可欠だと思われます。
本業の範疇で言えば、
監理団体としたら、
前々から同じですが、ハズレくじも覚悟のうえで、
より一層、国内に居続けている外国人労働者たちの答え合わせと、
希望受入先とのマッチングに精を出し、
職業紹介&受入支援に動く以外、
新たな活動原資を増やすことは不可能(あくまでも本業の範疇という意味で)。
加えて、事業運営をどれだけスリム化、効率化できるものかを、
トライし続けるしかない。
本業の範疇外で言えば、
周辺関連ビジネスという新規事業にトライしてみるしかない。
人が動き、人のお世話をするこの業界では、
お世話する企業、外国人の周りで、お金が出ていく部分がたくさんある。
衣食住はもちろん、保険、勉強、移動(旅費)、
労務管理(タイムカード、賃金規定、人事評価などなど)、
入管周り(様々な在留資格と各種就労制限相談)、
私自身もトライしてみたようなセミナービジネス、などなど。
さらに、周辺関連も大きな枠組みとなると、
広い意味での受入先の経営コンサル的な提案もアリです。
具体的な事例で言えば、
水産加工会社に、フィリピンからのマンゴーも販売アイテムに入れてみませんか?とか、
京都西京焼きをベトナム味付けにして輸出して売りませんか?とか、
(現地でのネット販売の可能性を探ることでも可)
養豚場の6次産業化の支援とか、
そもそもが輸出、輸入の可能性を探ってみるとか、
担当者や受入先毎に特徴も強みも、また許容範囲というか、
料理できる能力や器も違うので、一概には言えませんが、
どうにかして、自身が得手とすることや、
興味関心がある側面から探ってみて、
様々前向きな提案をしてみるのもアリでしょう。
日本人の定着化支援なんてのも、ココまで来ると、
真剣に顔を向けてみようかと考え始める受入先もいる。
どんな求人をどのように出せば人が集まるかも、
ミスマッチングを入り口の時点で除去する大切さも、
この業界の方だったら、色々容易に想像がつくとも思われます。
こういうことを言うと、
私だからできるコトであって、
自分にはとてもデキナイ…って言う方がいる。
この業界の方々は、普段からマルチタスクができているのに、
ナゼ、デキナイと決めつけるのか、正直私にはわからない。
(アナタにデキナイ理由がわからない)
かくいう私も、いきなりそういうコトが出来るようになったわけではない。
なんかできないものかと、常に頭の片隅にあったり、
色んな人と出会う度に、色んな角度で頑張っている方々がいて、
そういうところからも刺激や励みを頂いて、
アレコレ紐解いて他力を借りて、
そんな提案も自然といつの間にやら、していただけ。
受入先にとって、何が足りないんだろう。
どういう点を補うのが、優先度合いが高いんだろう。
緊急性が高いんだろう。
ひたすら見て、話を聞いて、相手に寄り添って考えていれば、
それらは必然的に見えてくる。
見えてこないのは、目が悪いだけ。
考えているようで、考えていないだけ。
他の解決策が見えてこない、見つからないのは、
技能実習バカしか周りにいなくて、会うべき人に会ってないだけ。
ちょっとズラしただけで、どうとでも接点(視点)は広がっていく。
この業界の方々は、
ただでさえ視野が広がりやすいし、立体どころか時系列まで見通す力が自然と養われる。
それは、相手のことを心から思い遣るコトが出来るからこそ。
であれば、
もっともっとその視野、視座を大空高く広く広げてしまえば、
それはもう経営コンサルの世界。
いかにして、売上を上げるか。
いかにして、原価を下げるか。
いかにして販管費を下げるか。
*この辺りも貸借や損益を見れる仕事だからこそ、単純な足し算引き算なのはわかるはず。
そして、いかにして求心力を高めるか。
ドリルダウンすること。
思考のタガを外すこと。
相手を喜ばせようとする気持ち。
別に、今までと変わらない。
むしろ、自分のステージを引き上げる良い機会。
特に営業的なポジションにいるならば、
利益を生まねば、自身の給与が出てこないことはよくわかるはず。
書類事務の内勤側では、
いかにして給与を稼いできてくれる人をまた支えられるかでしか、
答えはない。
(サラリーマンの範疇では)
未だに、コロナ前と同じことの繰り返し、
コロナに振り回され対応以外の仕事を、
新たにしてる人は少ない。
同じ様にしていて、同じように食っていけるワケがないのは、
2021年、いやその前、2020年には、気づいているハズ。
ただただ、直視してこなかっただけ。
どうして人は、自分がにっちもさっちもいかない局面に直面しないと、
気づけないんだろう。
*いや、私も他人様のことは言えないので、
いつも通り何度目かで自分に言い聞かせている面が多分にありますが。汗
どうして、目の前の日々、やるべきToDoリストの中に、
新たなトライというToDoを入れず、
入れても優先順位を上げて、取り組もうとしないんだろう。
たぶん、興味関心がある点、自分が好きな角度、
そこから掘り下げて行けば、
頭の片隅に危機感と目的があれば、
自然と自分なりの道が切り拓かれていくんだけどなあ。
さて、そういう自分は、今度は何をやらかそうかなと。苦笑
相変わらず、行き当たりばったりなので、
ドキドキとワクワクが常に同居し続けていて、
正直くたびれるときもありますが、
それが好きだし、なによりソコまで自分を追い込まないと、
何もしたがらない厄介な性格なので、致し方ない。苦笑&涙
先に挙げた事例は、
私が関わっていることや、
私の周りで取り組んでいる方がしてること。
私もまた、この業界からもう少しズレたとしても、
何かしら、取り組んでいこうかなと思う次第。
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