以前も現在での外国人労働者確保先を書いてみましたが、
だんだんと熱くなってきているようです。
まず取り上げるべきは、このサイト。
特定技能総合支援サイト
https://www.ssw.go.jp/
マッチングエントリー増えてます。
述べ申し込み数ながら、全申込数 7,099→ 7,771人→8,277 人の応募があります。
企業の全申込数は 75 社→101 社→135 社。
毎週、定点観測していると、こういうことに気づきます。
オンライン開催にて、当該開催地域での就業を希望する方を対象とのこと。
オンライン開催なら、参加ハードルも低くなるし、
当該開催地域での就業先希望者がいるなら、
出てみても損はないかもしれません。
そして、なによりも、
人手が欲しい先は、こういった公的マッチングへ参加するほうが、
よほど悪質ブローカーに手籠め(てごめ)にされる懸念は少ない。
レコードもきちんとしてるし、
お役所が間に入っての開催であれば、
背景はともかく、職にあぶれて困っている外国人労働者をちゃんと支援しようとしている人が、
間に入って支援している可能性が高い。
困っている外国人が、自分自身でこのサイトへたどり着き、エントリーできるとは思えないから。
実は、この点がきちんとしていないと、
せっかくマッチングできた人財がいても、
諸手続きが一向に進まず、事実上の受入にたどり着けないかもしれない。
勝手がわからず、ええわええわで働かせ始めても、
後になって手続きが完了せず、
長続きしない。
そして、何よりも、
送り出し国から、様々な教育を経て初めて日本へ入国してくる子たちと違って、
アレコレと日本滞在中の生活など、わかっている、慣れている子も多い。
それは、相当なコストと時間と日本語教育の手間暇を省くことにも他ならない。
これらが人気になって、盛り上がり続けるならば、
来月までの開催ですが、4月以降も続きそうですね。
ただし…
やっていけばわかりますが、
技能実習の、何名もの候補者から自社にあった人材を選べるというメリットは、
はかり知れず根源的な外せないポイントであることにも、気づけます。
こういうマッチングイベントとは、まったく同じじゃないってこと。
送り出し機関が何気なく揃えてくれている候補者たち。
ココまでだけでも、いくつかのスクリーニングがかかっている事を、
手間暇がかかっていることを、
その付加価値を、身に染みて実感できている人は、たぶんそれほど多くない。
そう。
自社が求める人材が、そろって目の前に並んでくれるとは限らないってこと。
細かいけど、あまりにも当たり前すぎて気づけていない点で言えば、
国を選べるかどうか。
男性が欲しいか女性が欲しいか。
採用する子同士、同じ寮で共同生活できるかどうか。
本当に働きたい職種なのかどうか。
何年、日本で働いてくれるつもりなのか。
自社だけを見て、エントリーしてくれているのかどうか。
…
今までの技能実習受入れをしてきた先にすれば、
どれだけ当たり前のことを、自社で一つ一つ確認すべきなのでしょうか。
そうなんですよね。
プロが間に入って整理整頓せずに取り組んでみるこういう行為は、
数打って当たるかどうかが現実になろうかと。
それでも何度も繰り返していけば、
担当者も慣れては来ると思われ、
マッチングと採用までの道のりは、確率が高まっていくかもしれませんが、
はたしてどれだけの時間や労力がかかるのか。
税理士や社労士を使うこととは別に、
ガイド役がいないままの外国人労働者の受入には、
どれだけ自社存続にかかわるトラブルを招き入れることか、
痛い目を見ないとわからないコトばかり。
今までの人間関係ができているならば、
私は今でも、「転職者を雇う」より、「技能実習」の入り口から、
自社カスタマイズ人財を受け入れ、育てて、定着化を図るほうが、
点じゃなく線で見て、よほどコスパが高いと思っています。
(技能実習信者なわけではなくて。)
(外食などは別だけど、今、欲しいかなぁ。。。)
ラッキー狙いは、完全に出来高で、
計画的な事業の積み重ねには不適切。
イヤな言い方ですが、
こういうマッチングサイトに頼る外国人の子たちは、
たいていが、現状であぶれた子たち。
全員とは間違っても言いません。
むしろ、巻き込み事故にあっただけの良い子は、必ずいると思いますが、
あまりにも確率は高くない。
背に腹は代えられないとはいえ、
今日明日の労働力としては、外国人労働者は当てはまりません。
こういう認識を背景として押さえておいた上で、
希望先は、公的マッチングサイトへエントリーしてみましょう。
言うだけ言っていて、
こういう考え方の私は、エントリーする企業にお付き合いしたことはありません。
実際にエントリーしている方は、また違った見解や印象をお持ちなのかもしれません。
それもまた、地域や職種によっても、違うのかもしれません。
理屈と現実は違うことも大いにあるので、
困っている先は、まずは答え合わせをしてみてもよろしいのではと思います。
追伸、
他にもこういう公的マッチングがあります。
求職者情報提供先・求人事業者情報の掲載
http://www.moj.go.jp/isa/nyuukokukanri14_00014.html
実習先変更支援(OTIT)
https://www.support.otit.go.jp/kanri/
SNSでもたまに…困ってる子がいます、どこか受入先ありませんかと、
PR投稿があります。
色んな民間会社が、ウチに優秀な人材がそろってるからと、
懸命にアピールしてます。
個人的には、どうなのかなぁと。
成立しても、「点」としてのみで、「線」となるのかは、はなはだ疑問です。
自分だったら、優秀な人材は集客用の呼び水宣伝でしかなくて、
キャバクラや風俗などと同じように思えてならないのですが。失礼
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