昨日、仲間内のトークであるネタで喧々諤々(けんけんがくがく)となった。
話題は、
25日の成田到着便のベトナム人技能実習生から、
陽性反応がでたらしい…とのこと。
ココから派生するのは、
この後の事の顛末(てんまつ)がどう転がっていくのかということ。
昨日の会話も織り交ぜますが、
私の見解を主に書きます。
まず、この技能実習生。
間違いなく、陽性反応者向けの隔離施設で、
14日間以下というワケではないと思いますが、
もしくはそれ以上か、
少なくともその後の検査で1度、いや2度以上、陰性反応に変わるまでは、
軟禁状態ですね。
その間、さすがに人権上、ネットくらいは繋がる環境を
整備してもらえるとは思いたいところですが、
はたしてはたして、実際のところは、どうなんでしょうか。。。
もし、不通な環境であれば、
シャレにならん事態ですね。
本人も周りも。
この間、当然のことながら、
招聘先である監理団体と受入先が、
コレ等の費用を負担することになるのでしょうね。
巡り巡って、送り出し機関を通して、
本人にも負担させる先もありそうですね。
自分の都合で招聘しているのに。。。
あぁ、強制加入させられてる保険で賄えるモノなのかな。
そして、紆余曲折の末、
シャバに出られたとしても、
迎えに行き、送り届ける先では、
元陽性者の烙印付き。
陰性になっているなら、むしろ免疫もできたと思いたいところですが、
私は医者でも何でもないので、よくわからない。
同様に、監理団体の職員も、
どういう距離感でどこまで接していいのか不安でいっぱい。
つまり、色々わからない状況が、
村八分に拍車をかける。
人の口に戸は立てられぬ。
メディア取材があろうとなかろうと、
次第にアソコにワザワザコロナの陽性患者を呼んできた奴らがいて、
コロナを巻き散らしクラスターを作る場所がある、
近寄るな…人の迷惑も考えずに…近所の連中にも会わないほうが良いかもな…
下手をすると石すら投げられかねないリスクまで考慮すべき問題になる。
当然のごとく、入国後法定講習も、その後の配属まで、
どういう流れを踏むべきなのか。
はたして、自社の都合で呼んだ受入先が、
そんな奴いらん、組合のほうでうまいこと処理してくれ…
言いそうですよね。
だって、既存の従業員に要らぬ不安を抱かせて、
職場内がおかしくなることも十分ありうる。
怖がりサンは、もしかすると、辞めるとさえ、言い出しかねない。
そんな烙印を押された子が、
転籍、転職など、上手くいくのかどうか。
…いったい、誰が悪い。。。
残念なのは、その便に同乗していた方々。
同期の実習生などは、いくらその時の検査が陰性であったとしても、
その後、陽性になる確率が低いとは言えない。
別先への受入予定だった他の実習生たちも、
同様の不安はぬぐえない。
ベトナムで72時間以内のPCR検査とのこと。
ベトナムでの72時間以内に立ち寄った先は全て、
要隔離候補者としてPCR検査を次々受けることでしょう。
海外などでは、保健所が出てきて、
衛生面から、ウイルスを撲滅する液体なのか、粉なのか、
辺り一帯へとバラまくのかもしれない。
アホな監理団体は、
容易になんとか送り出し機関のせいにもしようとする。
日本とベトナムと比べてみれば、
どう考えても、ベトナムのPCR検査がウソだったんだろうと。
陰性用紙自体、偽造させて送り出させたんじゃないかと。
逆らえない送り出しの場合は、
また更に弱いモノへとシワを寄せる。
その実習生や親へ、カクカクシカジカでお前らが悪い。
預かっている保証金などは返せない。
追い金負担分も請求する…
最悪の負のサイクルですね。
全ては、招聘先が、レジデンストラックを使ってでも、
来て欲しいと呼んだから。
監理団体が、わかりましたと、引き受けたから。
ちなみに上記はテキトーに考えられる悪い展開を想像したまでで、
その通りかどうかはわかりかねますので、
その旨、ご承知願います。
先週のアップデートメールで、
ちょうど、こんなこと書いてました。
—
待てる先は、言わずもがなですが、
こういう先陣を切る方々が、また道を切り開いていくのが世の常です。
人手が必要な先は、あるものなんですね。
そうそう、余計なお世話ですが、
トラックを進んでいく途中で、コロナ陽性結果が出てしまった場合も、
シュミレートしておくと無難かもしれません。
—
私、今まで、別に積極的にレジデンストラック受入を勧めようとも、
バカを見るだけだからやめといたほうが無難だよとも、
どちらとも言っていません。
言おうが言わまいが、
受入に走る方々は、自信満々に俺様は大丈夫と、
突っ走りますし、
それらを止める権利も義務も、私にはない。
今までにも、様々な想像力の翼を広げる機会に触れてきた人たちは、
慎重に慎重を期して、
誰かがどこかで泣かずに済む確証が見えないと、
臆病者とか、ヤル気がないのかと、周りにののしられようが、
高みの見物を決め込んでいる。
このブログをご覧の奇特な方々は、
おそらく当事者意識の高い方々と思われ、
そんな中にも、受入先に特に強く請われるなどで、
コレ等のリスクを承知で織り込んで招聘に走っている人もいると思われます。
少なくとも、
技能実習生が来日することで、
監理し、支援し、ご飯を食べている方、
受入することで、自社も助かると招聘した方、
送り出せたことで利益確定できる方、
三方の利益を得る方々は、
最後まで最弱者である技能実習生に寄り添い支えて、
お世話をするのが、筋であり責任です。
私はズルいことに、
そもそも今の時点での受け入れを勧めねばならない案件が周りにないので、
結果的に、高みの見物になっていますが、
どこまでいっても当事者責任、受益者負担。
ビジネス的に言うならば、リスクのないところに利益はありません。
あ、そうそう、
誰のせいにしようとも、監理団体と受入先は、
コレ等の責任から逃れようもないですから、
マトモな対応できなかったら、受け入れ停止処分にもなりかねません。
当事者からは逃げられない。
ソレも全て実習生に騙された、虚偽の宣誓書をつかまされた、
など言い逃れようとも、難しいと思いますよ、今回は。
巻き込み事故に合う確率は、ゼロにはなりません。
保険をかけているから大丈夫と言えるのかどうか、
前述の派生リスクを考慮してみれば、自明の理でしょう。
全ての便で、同様な事件が起きているとも限りません。
無事に入国し、14日間隔離に入っている方々も多々いらっしゃると思います。
今もこの先も、当面は、こういうリスクを承知のうえで、
招聘へと実際にゴーするのかどうかを、決めるべきでしょうね。
そういう意味では、良い警鐘と啓蒙のケーススタディです。
本人と周りの方々には失礼ながら。
なお、昨日、お仲間内の方々もお二人ほど、
この件、書いて拡散依頼するようなことを言われてました。
私も見つけたら拡散してみようと思います。
自分の笑顔のために、誰かを不幸に陥れる行為につながるようであれば、
まだもう少し、止めといたほうが無難かもしれませんね。
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