久しぶりに、たまにはホッコリ？不幸中の幸いのお話を。
その前に、
先日、解体新書企画の有料会員の方にインタビュー願った際に、
改めて思ったことの中の一つに、
周りがキックバック営業ばかりしている連中が多いと…
キックバックを求めて当然という組合が未だに少なくないと…
まともに取り組もうとしている人は、神経がマヒしかねなくなる…
とお話ししてました。
私が現状で気にかけているのは、
タイムラグにて、一方的に解雇される技能実習生や特定技能者などが、
実は少しずつ増えているのではないかということです。
おそらく、倒産の危機に陥っている先は、
少なからずあると思われ、
経済再開の声も少しずつ大きく聞こえてくる中、
力尽きる『影』の部分も、間違いなくあるのではと。
弱者は切り捨てて振り返らないのが、
イチバン楽で、コストも労力も時間も取られないから、
自分もそれどころじゃないと都合よく言い訳して、
当初確認されていた（ハズ）受入責任を思い出せず、
のど元過ぎたら当然のごとくと忘れている方も。
確かに、厳しい現実はあるかと思われますが、
私自身、リーマンショック時に経験したことによれば、
当時、転籍先を繋げるまで至れないまま、タイムリミットとなり、
途中帰国を余儀なくされる子たちに対して、
少なからずの途中解約違約金的に、対応願い、
多少なりとも納得の上、円満帰国へと導いたこともありました。
残念な日本人も少なからずいますが、
決して、そんな人ばかりじゃないのが、
この業界の良いところでもあります。
技能実習生あわや不法残留 意識ないまま期限、想定外
https://www.sankei.com/life/news/200621/lif2006210029-n1.html
解雇救済事例ではありませんが、
確かにこういう方々も少なからずいらっしゃいます。
悪質事例ばかりがメディアに取り上げられることが多いこの業界ですが、
ちゃんと責任もって支える方々も、確かにいらっしゃるんです。
同様に、
やむなく解雇にいたってしまった技能実習生や特定技能、技人国、
はたまた定住者や永住者などの身分系の在留中外国人労働者。
彼らもまた、善意の人々に支えられて、
なんとか生活を維持できている方も、
また少なくはないと思いたいところです。
日本人はある意味、自業自得な部分はあるかもしれません。
でも、片道切符で家族の心配と期待を一身に背負って
出稼ぎに来てくれている技能実習生をはじめとした外国人労働者は、
身寄りがあるハズもなく、
受入先並びに、監理者、支援者の助けなくして、
不自由かつ不便な日本語では、とても独立独歩して道を切り開けはしません。
受入責任、監理者責任、支援者責任とは、
こういう有事の部分にこそあり、
どれだけ丁寧に必要十分で寄り添えるかによって、
巡り巡って、情けは人の為ならず…となっていきます。
なによりも、
いくら目をつむってなかったことにしようとしても、
自身の良心を騙す行為をしていること自体は、
誰よりも自分がわかっているハズです。
このブログをご覧くださっているような方は、
おそらくこういう方々だと思われます。
少なくとも、月間で1000人強はいらっしゃいます。
（個別IPアドレスの数でカウントして）
この数字が全てとは思いませんが、
少なからず、数百人単位でいらっしゃることこそが、
この技能実習制度や、はたまた特定技能の登録支援機関として、
現実的に機能しているのではと。
身勝手でアホなお大人達ばかりじゃ、あまりに恥ずかしい。
巻き込み事故に合う当事者とご家族のみならず、送り出し国に対しても当然ながら、
特に、自分たちの後輩たちや、
次世代へバトンリレーする子供たちに対して、恥ずかしい。
国やお役所は、いくら保護など掲げていても、
一人一人の諸事情を考慮しての個別対応までは、
とても救済できないのが現実です。
それゆえに、受入責任、監理責任、支援責任が課されているとも言えます。
特に金儲け第一主義で取り組んでいる場合、
職員育成よりも、一人で数百人を見ているケースが多くなり、
結果、とても一人一人を丁寧にケアすることができません。
倒産などの有事は、突然降りかかってくるものです。
そんな時こそ、真価が問われていると改めて認識して、
日々、取り組んでいきたいものです。
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