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求人が大幅に減ると、必然的に労働者が余る。でも、余るからといって外国人労働者は減らない理由。


加藤大臣会見概要より、以下抜粋。
(令和2年5月29日(金)  9:40~9:52)

令和2年4月の有効求人倍率は1.32倍と前月より0.07ポイント低下しました。
正社員の有効求人倍率は0.98倍と前月から0.05ポイントの低下となり、
平成29年6月の0.99倍以来、
2年10ヶ月ぶりに1倍を下回ることとなりました。
こうした現在の雇用情勢は、求人が求職を上回って推移しているものの、
求人が大幅に減少しており、弱さが見られます。
新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に、
一層注意する必要があると考えております。

失業者、増えてますねー
先週金曜には、コロナ解雇は2万人越えとのニュースも出てましたね。

そんな状況であっても、
農家では、この繁忙期の人手が欲しいと、
外国人労働者を探している先があります。

介護も相変わらずの人手不足です。

この絶好の機会(失礼)を逃さず、
日本人を雇用しよう!と私も先日お伝えしてみました。

でもね、

日本人は失業してようが、集まりません。
何が悲しくて、40代、50代を超えて、
低賃金で割の合わない肉体労働に就労せねばならないのか。

それに、
農家で言えば、収穫時期だけ人が欲しいのであって、
今は来て欲しいけど、収穫時期が終わったなら、
辞めて欲しいのが本音です。

介護施設は人手が慢性的に欲しいんですが、
月給30万スタートで、半年後、一年後には、
月給50万以上でさえも稼げる選択肢を、
施設内で提示できるポジションはない。
15万、20万でお願いしたいポジションの空きがあるので、
ソコを穴埋めしたいだけ。

つまり、
どれだけ失業者が溢れかえる世の中になったとしても、
失業者が求める職や待遇は、この世の中にはないのかもしれません。

…どうしようもなくなって、
結果、月給20万の額面でも食べていけるレベルへ、
生活水準を下げざるを得ない。

住宅ローンは支払えなくなり、
売買もままならず、どうなってしまうのか。

住宅ローンが払えないからと破産できるのかわかりませんが、
破産するにしてもお金がかかるし、
もう投げやりにどうとでもなれと、思考停止して、
メンタルは不安定なため、不幸は自分だけと周りに攻撃的になり、
犯罪すら勃発するのかもしれません。

いっそ、牢屋に入っていたほうが、飯と雨土風はしのげるからと、
考え始める人すらいるのかもしれません。

メンタル弱め(デリケート)な方は、自殺すらありうるかもしれません。

本格的に破滅しないと、人は生活水準を下げることは、
ほぼ不可能だと思われます。

たとえ頭じゃわかっていても、
なかなかできないことのうちの一つです。

話を元に戻して、
さらに、

日本人が就労してくれても、1週間と持たない。
手間暇かけて、意味がない。

よって、
受入側は、どれだけ人手が、労働者が必要であっても、
日本人を雇おうとはしない。

それなら外国人労働者のほうが、まだましだとさえ思っています。

解決策は、個々に考えましょう。
誰もアナタのことだけを、親身に考え、寄り添い、
手取り足取り支えてくれる人などいません。

たとえご家族であったとしても、
一緒にメンタルがおかしく不安定になっていて、
距離が近すぎるがゆえに、冷静には考えられません。

たまに、受入側を責める方もいます。

安直に、日本人を雇用しないなんて、
けしからん企業だ!と。

経営側の、相手の立場に立って考えてみてください。

経営者に、そんなゆとりはないんです。
そんなレベルの経営者ばかりじゃないんです。
そんなレベルをケアできるゆとりのある経営先ばかりではないんです。

みんな、安近短大好きですから。

誰も法令違反をしようとも思っていないのと同様に、
法律が認めているならば、
日本人雇用とは違う選択肢を採用するか否かは、
企業側の自由です。

批判ばかりしている方々は、
その前に、
高給取りの割に使えない日本人を責めるべきであり、
生活水準を落とせない日本人を責めるべきであり、
最低賃金水準を月給計算30万以上にできない国を責めるべきであり、
国=国民、自分を責めるべきなんですね。

後は、日本が外国人労働者に見向きもされない国に、国民性になれば、
外国人労働者は来なくなりますからご心配なく。

職種の難しさとは別に、

誰もができるけどやりたくない単純労働、
3k4k5kの業務に対応してくださる方、

こういう方々に支払われる賃金相場”だけ”が上がらない限り、
失業した日本人は群がらないことでしょう。

その為には、人手不足先が壊滅状態にまでならないと、
元請け先よりも、下請け先のほうが強い発言権を持てるようにまでならないと、
どうしようもないでしょうね。

例えば、
介護の現場職員のほうが、経営者よりも中間管理職よりも、
よっぽどか高給。
例)経営者の月給が30万、中間管理職50万、現場職員100万くらいになれば、
  集まるでしょうねー
  そして、そう簡単には辞めないでしょうね。
  必死にしがみついていられるよう、頑張りますよ。笑

例えば、
キャベツ一玉3,000円、ニンジン一本1,000円とかなれば、
農家は潤いますね。
その農家であってさえも、
事業主は30万、現場でキツイ肉体労働に取り組むものは100万、
そのくらいになれば、大丈夫でしょう。

少なくとも、体の動く若者は殺到しますから。

また、若者で言えば、
全く違う視点で考えるべきなのかもしれません。

最近の若者は、上昇志向などの情熱はありません。
むしろ、無難に人に嫌われることなく、
敵を作らぬよう、自分にストレスの無いように、
苦労など忌み嫌って、
安月給でも食べていけるなら十分という方も少なくなさそうです。

なので、3k4k5kなどもってのほかです。
たとえ1000万円積まれたって、働きたくはありません。

日本では職の選択の自由という権利が保証されています。

つまり、やりたくない仕事は無理にやらなくていいんです。
それで、生きていけるなら。

結果、外国人労働者が増えているワケです。

子供すら無理に生まねばならない法律などもないワケですから、
少子化になっていくんです。

だから、外国人労働者に支えていただかねばならないのです。

このバンソーコーさえ、手に入らなくなったなら、
滅亡、淘汰一直線かもしれません。

もちろん、わかりやすくお金で表現しましたが、
人は実際には、お金では動きません。

むしろ、お金じゃないところで動きます。
お金じゃないところが理由で、
その会社に居続けたり、惹(ひ)かれたりします。

私が言い続けている、
求心力ってヤツですね。

法が許す範囲であれば、
外国人労働者の雇用も選択肢のうちの一つです。

そして、

必要以上の求心力さえあれば、
ナニジン問わずに、労働者は並んで待ってくれます。

外国人労働者を受け入れることなく、
日本人労働者を雇用せよ!と騒ぎ立てる方々は、
違う意味で、各企業のレベルを責めるべきなのかもしれません。

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