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技能実習生からお腹が痛いとメッセージが届きました…アナタはどう対応してますか?

アルファベットの文字で、

konbanwa…

とSNSのメッセージが届きます。

簡単に言えば、

お腹が痛い、、、
一週間くらい、おなかが痛かった、、、
腎臓だと思う、、、
明日の朝、病院へ行きたい、、、

さて、アナタなら、どうしますか?

すぐさま、すっ飛んで行って、
顔を見て大丈夫かと声をかけ、
夜間でも救急病院を探して、
連れて行きますか?

受入企業側へ連絡して、
すぐ対応してくださいと依頼しますか?

送り出し側へ連絡して、
通訳に詳しい状況を聞いて確認してもらいますか?

そもそも、送り出し側の通訳にしか連絡がいかないようになっていて、
送り出しがフォローするから自分には関係ないですか?

受入企業側にすれば、
そんなの業者が対応すべきことだから、
自分には関係ないですか?

えっと、監理団体側の一担当者の立場から言いますね。

緊急であるかないかの確認がまず第一。

この場合、

『翌朝、病院へ行きたい』

ということは、
緊急ではないと思われる。

同時に、ナゼ私へ連絡してきたのか。

それは、会社へ連絡できない、
そもそも固定電話へ連絡ができない。
電話できても、うまく伝えられる自信がない。
だから、たぶん、社長へ連絡してほしいという意図だと思われる。

そして、僭越ながら、
私にメッセージを送れば、適切に対処してくれるという信頼関係があるから。

確認のメッセージを送ります。

緊急じゃないコトの確認。
・心配で、痛みが我慢できないなら、
 夜間でも救急病院へ行くことができること。
 その場合は、会長へ相談すること。
(たまたまですが、このケースでは隣に会長夫婦が住んでいる)
・緊急ではなく大丈夫そうなら、明日、○○病院へ自分で行くこと。
(この子は3号、また特定技能での延長を望んでいる3年目の子であり、
 日本語も、まま頑張っている子であり、言われずとも過去に自分で
 通院したこともある子)
・もしくは、近くのドラッグストアで薬を買えるコト。
(連絡をもらった際は、まだお店がやっている時間帯だった)
・また、一週間もお腹が痛かったなら、
 会社の生活指導員の人へ事前に相談しておくべきだったこと。
・会社の人へは私から連絡、報告を入れておくから心配ないコト。

この辺りが業務連絡的対応。

さらに付け加えて、

私は常にアナタを心配しているコト。
同時に同じくらい、アナタを信頼しているコト。
子供と違って、自分で自分のことは解決できる大人であると。
それでも、
もしアナタが自分で問題を解決できなかったら、
いつでも連絡してきて構わないし、
会社の人へも連絡を取って、フォローしてもらい対応すること。

この辺りを、毎度のようにデフォルトで伝えて、
安心できるようにフォローします。

コレらを、母国語で伝えます。
私の場合、たまたまですが、片言の英語は対応できるコト。
彼がフィリピン人であること。
このメリットがあるので、直接メッセージでのやり取りが可能になっていることも大きいのかもしれません。

ですが、
ベトナム語であれ、インドネシア語であれ、
何語であっても、今では簡単な翻訳アプリが、
無料で何種類もあり、言い回しの入力の仕方次第で、
ある程度の意図は、どうにでも伝えられます。

通訳も人間なので、24時間365日、
いつでもどこでも対応できるとは限りません。

*特に先日の早朝5時に、尿道結石で救急車に運ばれた際には、
 見事に誰一人つかまりませんでした。苦笑

でも今は、便利な世の中です。
自分の工夫次第で、ある程度はどうとでもなる。

彼からは感謝のメッセージと、
自分で翌朝、病院へ行く。
午後は出勤する。
といった返信が届きます。

当然、
午後は無理をするな。
行けるなら出勤するコトは構わないが、
無理に出勤する必要はない。

などと声をかけます。

すると逆に、
イヤ、大丈夫です、午後に自分は出勤します。

といった返信が、再度返ってきます。

コレは、アナタにとっても自分で日本で暮らすにあたっては、
良いトレーニングの一つかもしれない。
これから3号や特定技能として自分の力で日本で契約延長して暮らすためには。

アナタのその自分で解決しようという姿勢は、
とても素晴らしいものだ。
アナタにとって、必ずその姿勢は良い結果をもたらしていく。

私は、アナタのその姿勢を高く評価し、
だからこそ、信頼もしている。

など、また返信してあげます。

彼は自分で夜、お腹が痛い中、
本当に近くに行ったことのある病院があるので、
そこまで行き、診察時間が書かれた看板を写真にとって、
ココが朝は8時半からやってるから、
明朝行ってくるとの返信が、画像付きで返ってきました。

本当に、自分も彼を誇りに思います。

一人で海外へ来て、言葉もろくにわからない中、
職場で頑張って働き、
3年足らずで、一人で病院にまで行き、
診察を受け、自分で自分をケアする。

お大事に…として、
やり取りは終了します。

無論、受入先の方へは、
電話などにて報告し、理解を得ています。

誠に僭越ですが、
こういう立ち回りがベストだと思っています。

今回は、こんなケースをご紹介しましたが、
当然、諸状況が違えば、
立ち回り方も、微妙に変わってきます。

いつも言っていますが、

どう寄り添うか。
どう育てるか。
どれだけ丁寧に対応できるか。

自身のポジションを、
彼らのポジションを、
受入先側のポジションを、

どう定めているかによって、
整理がついていればこそ、
適度な距離感をもって、
自然と事に当たる答えが表面化してきます。

アナタは、技能実習生からお腹が痛いと言われたときに、
どう対応していますか?

お金もかからない。
自分が直接動かなくてもいい。
受入側も満足。
技能実習生側も安心。

問題は無事に解決。

翌朝、彼に対して、

大丈夫だったか?
様子はどうだ?

といったメッセージを送りました。

彼からも「ありがとうございました」と返事が届きます。
当然、訪問した際には、声をかけて様子を見ます。

アナタは、どうしてますか?

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