さてさて…テンテコマイのセミナーシリーズ中でしたが、
その間に、大事件が起こりましたね。苦笑
おさらいがてら、振り返ってみましょう。
6/13(日)、
5社取り消しのリークが朝日から流れ、
どーなってんだ?
どういうことだ?
なんて、騒いでいたら、
早々の6/18(金)に、機構からの新規受入停止措置の確定公表。
具体名で5社(すでに処分され機能していない1社を除き4社)に対し、
具体的な措置内容が出てきました。
(内容は各リンク先を…)
な~んて騒いでいたら、
今度はベトナム、DOLAB側から8社(4社+4社)の行政処分情報が。
これら5社ないし8社との提携のある先では、
蜂の巣をつついたような、大騒ぎ。
ちなみに、
そもそも、この2社は、この右上のちっちゃな表記で、
ずいぶん前から、取引できない先とされていたことすら、
ご存じなかった方もいるのかもしれません。
さて…これらの出来事が、いったい、どんな事態を招くのか。
色んな事が考えられます。
一般的に言われていること=考えられることは、
当然、送り出し機関の乗り換え。
または、コレを機に、ベトナムという国自体に見切りをつけての、他国送り出し機関への乗り換え。
コレがシンプルで、カンタンですが…
実際には、まったくカンタンじゃない…😢
まず、諸悪の根源、大前提としてあるのが、
日本側とベトナム側での、公的処分の足並みが、まったく揃っていないこと。
日本側はダメって言ってる。
でも、ベトナム側での公的見解は出ていない。
逆もまた、然り。
どちらか片方が、「ダメ」って言ったからには、
もう片方へも、多大な影響を及ぼすのは当然のこと。
機構が処分した先の5社で言えば、
ベトナム側では問題ないのに、日本側ではダメなんだと、
そこからの新規受入はいくら手続きをしても通らない。
ならばと、先のように、送り出し機関を変えるしかない。
でも、ベトナム側では、ライセンスが有効であった場合、
そもそも変えること自体の許可が得られないケースが考えられる。
(3社枠の問題など)
そして、
浮いた来日を待っている技能実習生は、どうなってしまうのか。
待ちに待っている受入企業は、落ち度もないのに、今まで負担してきたコストは、
パーになってしまうのか…
受入先と、外国人技能実習生のために存在するハズの、監理団体も送り出し機関も、
真逆の結果を導いたことになり、双方へ多大な迷惑をかけてしまうことになる。
いったい、どうやって責任を取るのだろう。。。
アルアルなのは、大手などは手持ちのセカンドのライセンスが生きている送り出しへと、
上手にスイッチを進めていく。
それを嫌がり、ヨソへと移ると言おうものなら、
よほどのことでもない限り、そんな行為を許容する=サインなどするハズがない。
コトは、相当ややこしいことになっているハズです。
関係当事者でもない私が、アジャアジャと余計なコトを言ってるようですが、
ベトナムメインでもない私でさえ、これくらいのことは容易に想像がつく。
処分されたような送り出し機関、またその同系列のグループ送り出しへの切り替えなんて、
諸事情を知らない受入先側にしたら、易々と許容するハズもない。
(言ってもわかんないだろうから、言わずが花って対応なのかな?)
もしかしたら、監理団体乗り換えすら、検討が始まる。
どのみち、マトモなルートからマトモな人材がやってこないならば、
別の適正なルートを維持できている先へと、切り替えしたいと思うのは、
ごく自然なことのように思う。
でもそれもまたイバラの道だということの理解が、まず受入側には難しい。
想像を、妄想レベルにして、ほんの一例をストーリー展開してみただけで、
ココまで繋がり、転がってしまう。
3社縛りや5社縛り。
こういったルールが、混とんとした出口が見えにくい迷路を生み出していく。
いや、そもそもが、日本とベトナムと、足並みをそろえて、
両国同時に、ココとココはダメー!って言ってくれれば、
上記のようなコジレ方も、だいぶ少なくなるハズなのに。
お上は、下々のコトなど、まったく気遣うゆとりもない。
(個別諸事情によっては、全く問題ないこともあるし、何をどう転がそうとしても、どうにもならない場合もあるかもしれません)
もう一つ。
DOLABが処分した8社…4社+4社もまた、メンドクサイ事態になっている。
前4社は、完全にライセンス停止なんだから、
日本側は、送り出しスイッチせねばならない。
でも、その4社もまた、日本側へ送り出している技能実習生たちがいる。
そんな巻き込まれた技能実習生は、いったいどう対処するのが正解なのか。
日本側は、ベトナム側のことなど知ったこっちゃないと、
送り出し管理費を支払わなくても問題ないと、無視し続けていいものなのか。
特定技能移行などの推薦状発行は、送り出しのひも付きがなくても、
スムーズに発行されるものなのか。
(元留学生も出てるでしょうから、この点は言うほど問題ないのかも…)
そもそも、ベトナム政府にしたら、帰国までの責任をライセンス送り出し機関に負わせている分、
スイッチして引き受ける送り出しをつけねばならないなどの、
後出しじゃんけん指導が、DOLABなどから出てきはしないか。
後4社はもっとめんどくさい。
ライセンス取得の再提出ってグーグル翻訳はしてくれてるけど、
今後、日本が再度開国した場合、
現在手続き中の技能実習生は、はたして無事に、ベトナムを出国できるのか。
そう。
5社も前4社も後4社も、
それぞれに、
1、現在、日本在留中の技能実習生の扱い。
2、現在、機構へ申請中の技能実習生の扱い。
3、現在、機構はOKでていて、入管申請中の技能実習生の扱い。
4、現在、入管の許可も下りていて、現在入国待ちで待機中の技能実習生の扱い。
5、すでに、面接を終えて、機構申請手前の技能実習生の扱い。
6、受入発注し、リクルーティング中の案件の扱い(ココだけは単にキャンセルでも大丈夫そう)。
はたして、機構の許可は下りるのか。
はたして、入管の許可は下りるのか。
はたして、ベトナムの送り出し機関はどう対応してくるのか。
どんな対応ができて、どんな対応ができないのか。
乗り換えができるとしても、
どの送り出し機関が良いのか。
国を切り替えようとしても、
先の1~5のベトナム案件を、相手のことなど一切考えずに、
受入側が拒否した場合、それでもコトを収められることができるのか。
単に、二軸のマトリクスで整理をかけられるものでもない。
相当ややこしくこんがらがっていることが、
多少なりとも、お分かりいただけますでしょうか。
これらが、主だっての事後対応の問題。
今回、ドハマりしてない監理団体は、直接自分の尻に火が付いていないからと、
対岸の火事とばかりに、我関せず。
ただし、機構の措置書面や、メディアニュースを見ていると、
失踪が多い送り出し先では、今後も同じ穴の狢として、
いつ、同様の巻き込み事故にあうのかわからない。
別に、ベトナムだけに限ったことでもないともいえる。
失踪を基準に考えるならば、
監理団体や実習実施機関という受入先でさえ、
帰責性を問うことなく、一律、基準数値を超えている先では、
今後の受入すら、危ぶまれるリスクのカウントダウンが、
始まったとさえいえるのかもしれない。
更に言えば、
8社が4社4社で、今回、処分された「原因と基準」については、
DOLAB側からは、未だに公式発表もない。
おそらくは、失踪数の問題だと思われますが、
現時点で、DOLABのHPでは、6/21(月)の8社の公式発表以降、
追加情報は出てはいない。
=明確な基準ラインが出てはいない。
混とんとした状況は、おそらくは当面続く。
落ち着くまでのタイムラグの狭間にハマり込んでしまった、
残念な外国人技能実習生、送り出し機関、監理団体、実習実施機関の4者は、
どうしたらよいものかと、それぞれに途方に暮れていることでしょう。
思いつくところを、順不同に、ダラダラと書いてみましたが、
おそらく、コレらだけではない、本当に様々な諸問題が巻き起こっている。
他人事と、きちんと向き合えていない先は、
受入先はともかくも、
本当に、気づいたときには、取り返しなど就かないコトになってしまっていくのかもしれない。
別に、不安をあおりたくて、書いてみたワケではありませんが、
経営側は、ホント、大変な決断、選択を迫られていることでしょう。
いったい全体、どうすべきなのか。
実は…
今度は、この辺り、色々と、皆皆様へ、
投げかけていってみたいと考え、準備しています。
まったく懲りない私です。苦笑
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