想定通り、今月も公表された行政処分情報。
いつも通り、深掘りしていきましょう。
令和3年3月26日(金)
監理団体の許可の取消し等を行いました
許可の取消しを行った監理団体
協同組合労働振興会(代表理事 藤田 幸)
処分理由:
・送り出し機関と手数料を受ける内容の「覚書」を締結していた
法的根拠:第 37 条第1項第1号
第 37 条第1項第1号
一 第二十五条第一項各号のいずれかに適合しなくなったと認めるとき。
↓
第二十五条第一項
1~8まで、たくさんある。
*第 25 条第1項第8号の基準を満たさない
第 25 条第1項第8号
八 前各号に定めるもののほか、申請者が、監理事業を適正に遂行することができる能力を有するものであること。
この送り出し機関を調べてみると、以下のニュースを見つけました。
令和元年(2019年)9月06日(金)
https://www.mhlw.go.jp/content/11808000/000545025.pdf
ベトナム労働・傷病兵・社会問題省から外国人技能実習機構に対し、下記の2つの送出機関について、日ベトナム間の技能実習制度に関する協力覚書に基づく認定送出機関リストから削除する予定であるとの連絡がありました。
1.TTC Viet Nam Human Resources Joint Stock Company(ベトナム TTC 人材株式会社)
2.Viet Human Resources Connection Joint Stock Company(ベトナム人材接続会社)
つまり、2021年3月26日の公表までに、
3年の月日をかけているってことです。
3年前に見つかっていた法令違反?が、3年後に処分確定公表される。
どう考えても、実習生を受入先で満了させて…
(3年かけて、この不正な覚書に対する精算をさせて?)
許可取り消しって流れなんですね。
すでに跡形もないんじゃないかな。
…あった、信じられない。
3月28日の今、未だにHPで堂々と掲げてる。
いやいや、3年前に不正を疑われていたワケでしょう。
覚書がリークされたのはいつ?
どのみち、処分確定は随分前からわかっていたと思われますが、
その状況で、未だに『お任せください!』ってPRしている神経が私には信じられない。
同じ住所に、解体土木の会社がありました。
こういうヤカラは、私、大嫌いなので、
思わず、この業界のように、本業にも多大な影響が及ぶことを、
ついつい願ってしまいます。
いかんいかん、人を呪わば穴二つ…怖
改善命令を行った監理団体
富山国際経済技術協同組合(代表理事 深井 次郎)
処分理由:
傘下の実習実施者に対する監査を適切に行っておらず、
監理事業の適正な運営を確保するために必要があると認められること
コレね、改善命令は全部コレなんです。
具体的な処分根拠をハッキリさせない。
玉虫色の処罰なんですよね。
まぁ一応、おさらいしておきましょう。
法的根拠:第 36 条第1項
第 36 条第1項
主務大臣は、監理団体が、この法律その他出入国若しくは労働に関する法律又はこれらに基づく命令の規定に違反した場合において、監理事業の適正な運営を確保するために必要があると認めるときは、当該監理団体に対し、期限を定めて、その監理事業の運営を改善するために必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
この文章から想起される内容は、
・入管法や労働関連法における命令違反があったが、罰金刑など許可取り消しまではいっていない。
・改善する姿勢は見られるが、賃金不払いや、職種不適合、法定講習違反の補講、虚偽の謝罪?監理のずさんなどの悪質と言える違反行為であり、それらの改善行為が、あまりにも遅い、不十分と判断される…とか?
とりあえず、各キーワードチェック。
すごいなぁ、組合のHPはない。
あって消したのか、そもそもないのか…
富山駅近くの一等地にビルで構えているのに。
富山で代表名でググると、
倫理法人会でモーニングセミナーをされている方がヒットする。
この関係性が正しいならば、阪神グループにまでつながりかねない。
(くれぐれもご自身で判断してくださいネ。)
たまに政治家使ってアレコレ立ち回る方もお見かけするので、
はたして何がどうなってこの結果なんでしょうね。
いつもながら、長くなるので、
続きは明日。
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そろそろ月末なので、色々変わっていきます。
明日で解体新書企画が募集締め切り。
来月は新たなプロモーションを計画中。。。
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