昨日、一昨日と触れてきた災害の件で、
もう一つお伝えしておきたいことがあります。
それは、組織のトップの資質が、
本当に今、大きく問われているということ。
昨日書いたように、熊本災害時では、
ボランティアの他県からの流入を制限したとのこと。
コレは、コロナによる医療崩壊を防ぐためとはいえ、
はたしてその判断、決断は正しかったのかどうか。
コロナ感染最小地域からのボランティア受け入れであったり、
隣県まではOKにしたりと、
県単位での制限が正しかったのかどうか。
自衛隊の方一人とっても、
他県の方ですよね。
はたして、この制限自体が正解だったのかどうか。
人は失敗を繰り返すものです。
まして、前例や経験のない事態であれば、余計に。
でも、誰のため、何のために、目の前の困難を乗り越えるべきか。
それを、どうやって乗り越えていくべきなのか。
については、
正に人によります。
そして、その時に組織としてトップにいる人、
決定権者、ないし最高最終責任者が、
まぎれもなく、決断する人です。
ひるがえって、今、コロナで様々な経済団体が、
その意思決定者が、
明日の指針をどう示していくか、
どう旗を振っていくかについて、迷っていると思われます。
同時に、その決断によって、
振り回される部下たちの人生もまた、大きく左右されていくと思われます。
別に、雇用されたからって、
人生自体を丸々と預けるワケじゃないですが、
仕事、ないしそこから得られる収入は、
人に大きな影響を与えることに違いはありません。
トップのアナタ、大丈夫ですか?
サラリーマンのアナタ、所属している組織は大丈夫ですか?
トップの資質として、今まで様々なビジネス書などで、
語られているので、主だった点は抜きにして、
今、私なりに思うことは、
昔は到底無理だったことが、
今は技術の発展によって、
実は実現できるようになっているコトがかなりある…ということです。
=実現不可能だったからこそ、優先順位の上位に上がらなかったことが、
今は、見直されて注力すべきポイントになっている場合があるってこと。
そういう事実を、昔ながらのリーダーは知らないままに、
今を過ごしている。
人が大事。
そんなことは当たり前。
一人一人とコミュニケーションをとる。
そんなのイチイチ取ってられない、そんな時間はない。
いや、今なら、やりようありますよね。
一人一人、実際に面と向かって会って、話をすべき…
実際に会えずとも、顔が見える形で、会うに近しいことは可能ですよね。
一人一人にコメントを紙に書いて、イチイチ郵送しなくとも、
メールやLINEなどでも、発信可能ですよね。
ミーティングには、やはり面と向かって会って話をする行為がイチバン大事だといいつつ、
時間調整、ご足労願う交通費、費やす時間、
諸々考えたら、会わずともやり取りできる関係、信頼を損なわない関係って、
築きようがありますよね。
給料などの複雑な計算式…
今やシステムいれれば、相当な作業量を節約できますよね。
そんなのに割くお金はない。
割いたほうがよほど目に見えないお金が、時間が、削減できるのに、
ただ、考え、検討して、決断することができないだけですよね。
経営者が見えている世界もまた、
日増しに、ドンドン変わっています。
ですが、人は見たいものを見て、
信じたいモノを信じるので、
変化に気づけない場合もまた、多くあるものです。
昨日、行政に依存するのはナンセンスだとお伝えしました。
コレ、サラリーマンが、経営者に期待するのもまた、
ナンセンスなのかもしれません。
だって、経営者は、アナタの為だけに助けようとは思わないし、思えない。
信頼して好循環している組織であれば、
何ら問題はないのでしょうけど、
これだけ失業者が増え、倒産先が増えている今、
経営者は、アナタ一人のことを真剣に考え、お世話しているヒマはありません。
また、どこか、誰かを頼りますか?
経営者の方、
これだけみんな不安を抱えて生きている今、
ウチは大丈夫!って堂々と言える根拠や戦略などは、ありますか?
ついてきてくれる人たちを守れるだけのチカラが、
アナタにはありますか?
熊本災害時のような場合、
アナタは、適正、適切な判断を決断できますか?
失敗を恐れず、
たとえ失敗してもリカバリーできるだけのチカラがありますか?
自分の人生、自分でハンドリングしたいものですね。
私、ずっと『全社会人個人事業主化』を言い続けていますが、
アナタは、自分の人生、自分でマネジメントできていますか?
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