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様々なトラブルを上手に解決したいなら、女性的に立ち回りましょう。ナゼって…

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ナゼ、私が寄り添うべきだと言っているのか、
トラブルの解決の仕方は変わってきていることに、気づかない経営者に伝えたい。

ある方から、こんなお話をお聞きしました。


(ちょうど当方の所在地までお立ち寄りくださった方がいらして、
 お話をしていました。)

あの日は○○で巡回だったのですが、
実習生も「大丈夫!」って言っていたのですが、
その日の夜、寮からいなくなりました。
荷物もなくなっていました。

なんとか居場所は確認できて、○○の親戚の家にいます。

従業員とのトラブルが以前にあり、社長も気にかけて声をかけていたようですが、
その日の従業員の言葉で切れっちゃたみたいです。

お会いした13日の23時44分に企業さんから電話が入り、ビックリしました。
1時間くらい話を聞いていました。
社長もショックだったみたいです。

16日に○○にもどって、対応していく予定です。

いろんなことがおこり、刺激に不足を感じない日々ですね。

私、このケースだけで、1時間以上、お話ししたくなるほど、
自分の中では、とても大切にしていたい内容が含まれています。

イチバン、触れたいのが、以下のフレーズ。

『いろんなことがおこり、刺激に不足を感じない日々ですね。』

この方を多少なりとも存じ上げている私にすれば、
誰かに嫌な気分にさせないよう、やんわりお伝えされる方だと思いますが、
同時に、ご自身でもそうマインドコントロールをされていらっしゃると思われます。

自分の中で渦巻くどす黒い感情(ダークフォース)は、
人間、誰しもあるものですし、それが自然です。

このクソ忙しいのに、厄介ごとばかり増やしやがって…苦笑

オマエ、大丈夫って言ってたじゃないか…苦笑

社長だって、ホントに気にかけていろいろしてくれてたじゃないか…苦笑

そう思って当然です。

でも、それを表に出さず、むしろ自身の経験値を上げる良い機会だとか、
コレを乗り越えたら、余計に信頼関係が厚くなるとか、
従業員も言葉を選ぶよう、気をつけてくれるようになる良い機会にできないものかとか、
そんなグリップ力を構築できたなら、自分から離れられなくなって、
事業も継続されるのではないかとか。

やれることは、山ほどあって、
いかにして、トラブルを逆手に取れるかどうか。

そんな考え方や姿勢でもって、
事に当たれるかどうか。

ダークフォースに魅入られて、抜け出せなくて、
ジェダイの騎士になれない方は、たくさんいらっしゃいます。

下手すればコスパが合わないと、損切り処分です。
いや、最終的に、どうにもならないお相手ならば、
損切は一つの全体最適解であることに違いはありません。

でも、ソコに至る過程は、たぶん、対応される人たちによって、
大きく変わってきます。

また、こういう実習生に対する接し方に、
かつての昭和の時代でいると、もっと大きなトラブルになりかねません。

男性性と女性性。
昭和は間違いなく、男性性のスタイルで世の中が回ってました。
でも今は違う。
平成を経て、令和の今は、完全に女性性的なスタイルで、
否応なく回さねばなりません。

わかりやすく言えば、

上から怒鳴る、一方的に怒る、会社の理屈に従わせようとする、
(このケースでは建設だと思われ、その従業員=職人さんであったならば)
現場を任せているのはその職人であり、
その職人が自分のスタイルを変えられない場合が多いため、
結果、その職人に、だったら俺が辞めるなどヘソを曲げられたら困るのは会社だから、
職人の肩を持ち、実習生に謝らせよう、従わせようとする、

コレが男性性的であり、昭和の理屈で、事実、コレで回ってました。
ついてこれる人しか、ついてこなくていい時代でしたので。

今は令和。
上記スタイルであれば、パワハラと取られて終わりです。

上司の、会社の指導力、教育力がないから、
最悪、騒がれて、もめられて、訴えられて、
後始末は相当大変な事態へと転がっていきかねません。

会社として、社長として、従業員として、
毅然とした態度と対応は必要ですが、
“適正かつ適切な”アプローチの仕方が全く違う。

寄り添う、話を聞く、相互理解と協力を求める。
法や就業規則、雇用条件などに基づいて、
平和的に、労力を費やしてソフトに解決へと導く。

メンドクサイから、そんな暇ないからと、
ハードランディングへ安易に転がると、手痛いしっぺ返しをくらう。
失敗を繰り返さないと、人は変わらない、変われない。

監理団体の対応も同じ。
ただ、ポジション的に得をしているので、
上手く使うべきですね。

つまり、会社の味方ばかりしていない。
あくまで中立かつ、なんなら実習生寄りでいないといけない。
そういうポジションにいることを相手にきちんと理解されていれば、
当事者同士だけでは解決できない手段を提示できる場合が多い。

だから、

『いろんなことがおこり、刺激に不足を感じない日々ですね。』

といった自身のメンタル管理が必要になってきます。

アイツ、ムカつくから、どうにかして、ねじ伏せて従わせてやる…的な考えは下も下。

実習生と同レベルでいたら、解決なんかできるワケがない。

ムカつく気持ち、ねじ伏せてやる気持ちは、
結果として、自分が導く落としどころに上手にハメこんで、
スッキリさせるのがフツーの大人であり、担当者の責務です。

現代人、特に若者は、ストレスに弱い傾向を感じます。
メンタルタフネスは、みんな成るべくして成っていきます。
受入側のこと、技能実習生のことを深く考えていればいるほどに。

逃げる方は、適性がなかったと、早めに違う仕事を見つけたほうが良いですね。

結局、どうすれば良かったんだ?と、答えばかりを聞きたがる方がいますが、
根っこが定まっていないと、適正かつ適切な最適解へは導けません。
みんな笑顔でいられるようにするための方策も思いつきません。

現場ごとに、諸事情や関わる人が違うので、
ソコにいる当事者でなければ、最適解は導けません。

結果、一人一人が成長せざるを得ないのです。

そして、成熟した人同士で協力し合うからこそ、
理想的な現実を実現できるワケです。

まだ成長したいと思う人であれば、
自分の頭だけじゃなくて、アチコチに聞いて回ります。

成長も何も、変化をストレスとしか感じられていない人は、
いつまでたっても、最適解は導けません。

結果、自然と淘汰されていくのです。

好きじゃないなら、嫌いなら、好きになればいい。
苦手なら、得意になればいい。

どうにも自分には合わない仕事だと思うならば、
早く辞めて、違う仕事を探せばいい。

自分は変われないと思う経営者ならば、
経営を辞すればいい。

争いを起こさない、円満解決するためには、
相当な労力が必要です。

同時に、絶え間ない普段の立ち振る舞いこそ、
自然と問われています。

普段からちゃんとしてれば、トラブルは起きないから。
起こさせないよう、確率を上げることは可能だから。

それでもなんでも、起きるときには起きるので、
どう解決していくべきか。

良い機会なので、改めて書いてみました。

追伸、
そう、なので、今は特に女性のほうが強いし、
立ち回りも、言葉遣いも上手だし、きめ細かく気遣いができるし、
令和は女性の時代だと改めて思います。

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