昨日、トンネルの先は見えないとお伝えしてみたところ、
案外、みなさん同様に、
不安や心配になっているんだろうなぁと感じました。
昨日のコメントはこちら。
特に経営側の立場からは、一職員に向けては、
大丈夫…
今いる子たちの監理費(支援費)収入は途絶えないから…
いる間は回っていくし、帰国組が少しずつ増えていっても、
そう遠くない数カ月後には、間違いなくリスタートしていくから…
日本という国自体が外国人労働者の受け入れに舵を切った分、
どうやったって受け入れしていかないと、
日本の先は暗いままだから、国もどうにかしていくはずだ…
いやいや、おっしゃる通りです。
だけど、問題は「いつ」リスタートがかかるのか。
この業界、一度走り出したなら、
そう簡単には止まらないし、止まれない。
責任もって数年契約をしている以上、
入口から出口までのお世話をする責任がついて回ります。
抱えている契約全てを、どこかへ全て引き継ぐことでしか、
とてもとても、や~めた…なんて、気軽にできない事業です。
現場で事に当たる職員や従業員だって、
登録支援機関としての会社はもちろん、
組合という監理団体にだって雇用責任は免れません。
特に、人それぞれに抱えている生活費を稼ぐ行為は、
止められるはずもない。
経営者側も、
銀行借り入れなどあった日には、
辞めようにも辞めれない。
金が全てじゃないこの業界にとって、
金の工面は必須な問題。
国に頼り、お役所に頼り、
口を開けて待つばかりで、いったい何を期待しているのでしょうか。
国がミスリードをすれば怒り、
政府が政治が頼りないと嘆き、
自身の経営努力(自助努力)は棚上げにする。
だって国のせいだ、とただただ責任転嫁をする人。
国はこうしたらいい、ああしたらいいと声を張り上げ、
自分の考えはどうだと、得意げかつ憂さ晴らしに将来像を語る「だけ」の人。
自分なんて…と思考停止し、
ただただ静かに時が過ぎるのを待って、
ラッキーを待ちわびる人。
今はむやみやたらに動けばいいって問題じゃない…
など静観を正当化して、じっと様子を見ている「だけ」の人。
色んな人がいらっしゃいますが、
実際に次の一手へと行動に移している人は、
いったいどれだけいるのでしょうか。
どれも正解なのかもしれないし、
不正解なのかもしれない。
でも、動いてみなくちゃ結果はわからない。
動いてみるからには、
受益者責任、受益者負担は当たり前。
下手に新たな事業へシフトすることもままならず、
経営者の手腕が、正に今、試されている時期と言えるでしょう。
明確なビジョンはありますか?
アナタの組織は何のために機能しているのですか?
そのためにも、会社はどうあるべきだと、きちんと一言で言えますか?
例えば、
私が掲げているビジョン?は、
「笑顔で感謝が自然と溢れる社会」
ここにコミットして、動いています。
そのためには、この業界で言うならば、
win4allが大事ですね。
そのためにも、個々の成長が必須ですね。
そう言い続けて早いく年。
外国人労働者のお世話を必要十分にすることで、
事業としてはご飯を食べられている。
外国人労働者の肩ばかり持つのではなく、
外国人労働者が安心して目の前の実習や業務へまい進できる環境づくりこそ、
受入事業主側にとってのコスパが高まる。
互いに好き勝手な方向へとフラフラしてしまわないためにも、
方向性は決めている。
それが笑顔であり、感謝と掲げている。
さらには、無理なく個々の成長⇔会社の成長となるべく、
「自然とあふれ出す」=半自動的に促される手法を適切に作用させていきたい。
いきべきだとの想いも加えて。
こんな山を登るにしても、
登山ルートはいくらでもある。
富士登山を考えてみても、
山梨県側からの登山を好む方もいれば、
5合目までは車で行きたい方もいる。
ピッケルや杖を必要とする人もいれば、
ガイドについてもらいたい人もいる。
登頂にトライするにあたって、
登頂自体に達成感を味わえる人もいるし、
頂上で日の出を拝みたい人もいる。
何かの記念で思い出作りや成就祈願にかけて登る人もいる。
動機やキッカケは様々。
だけど、みな、登頂することを目指している。
つまり、
目指している登頂=笑顔で感謝が自然と溢れる社会とは、
別に技能実習や特定技能だけにはとどまらない。
在留資格のカテゴリーにすらとどまらない。
むしろ、外国人労働者の為にも、
受入企業側がもっと良い企業へと進化してもらうことだって必要。
であれば、
どのみち動きが止まったままの新規受け入れの業務が増えないのであれば、
=新規受け入れ先の開拓など顧客獲得業務に取り組む意味がないのであれば、
この業界の事業としては、どこまでも現状維持にて、
その周辺関連事業にトライしてみるのも悪くない。
昔からあるように、
国際送金サービスであったり、
JITCO保険などの外国人労働者向けの保険サービスを立ち上げてみたり、
賃貸住宅あっせんの不動産屋さんだったり、
携帯の代理店や取次店的な動きだったり、
色んな周辺関連事業を付帯していく先もあります。
海外進出支援だって、
今じゃ進出のしようがない。
別のコロナ対応においては、非通常業務な手間もかかりますが、
手が空くことはたくさんある。
非通常業務に一日かかり、手が空く時間は1時間しかないなんてことはない。
リソースは最大限有効活用するのが、
経営者が当然、注力すべきこと。
テレワークなんてウチには一切関係ないと、
コレマタ思考停止する経営者もいそうですが、
従業員も人なので、色々考えます。
普段は自身に与えられた業務に何の疑問も持たず、
取り組んでいただけだったのに、
こんな時期だからこそ、
自然とホントにコレ、やる意味あるのかな。
会社行ってれば仕事してる風に見えるから楽なのにな。
ウチの会社、大丈夫かな。
経営者の苦悩などつゆ知らず、
好き勝手想い考えてしまうものです。
さて、経営者はどんな手を打つべきなのでしょうか。
このブログは私のメモ書き程度にて、
読みやすいようにまとめておらず、
思いついたことを綴っているだけなので、
取っ散らかってしまって申し訳ありませんが、
私の場合…
私はこんな時代の、こんな過渡期の、このコロナ禍だからこそ、
イチバン目をそむけたくなるメンドクサイ抽象的な部分に、
一定期間かけてでも注力して、
取り組むべきではなかろうかと考えています。
ここ一カ月前後の記事でたぶん書いていたと思われますが、
人事評価制度を切り口とした、社内の組織をより強化することに取り組むべきではないかと。
つまりは、人が並んで待つ状態を作り出せばいいワケです。
今、働いている人が、
よりやりがいを持てる、
より組織に貢献したくてたまらなくなる、
それがストレスなくいつの間にかそうなっていた状態までを導き出す。
コレが経営者のトライすべきことではなかろうかと。
コレこそが、一職員や中間管理職ではなく、
経営者にしかできないことではなかろうかと。
経営者にしか決断できず、旗も触れないことではなかろうかと。
そうして、苦労して自社で得たノウハウを、
なんなら、外部へもコンサルしてしまうくらいの勢いで、
取り組んでみてはいかがかと。
42.195キロのマラソンも、
ゴールを50キロに設定しておけば、
そこまで苦も無く走れてしまいます。
100点を目指しても、100点は届かない点数で終わることがほとんどですが、
120点、150点取る勢いで、
完璧を目指して初めて100点取れるものです。
自社のノウハウを、他の取引先へお手伝いしてあげれば、
一石二鳥どころか三鳥四鳥の勢いで、
自社も取引先も良くなっていきます。
取引先が良い会社になればなるほど、
外国人労働者の受け入れがリスタートできた後でも、
より問題のないトラブルの起きない会社になっていることでしょう。
組織が変われば、できることだって増えていきます。
新たな業務を受けられるようにもなり、
人手だって足りなくなっていきます。
色々言ってはみても、
コレマタ自社のことではあるのだけれど、
経営者一人だけで作り上げられるものではありません。
そこには、ロードマップがあったほうが歩いていきやすいし、
なにより一歩一歩踏み出せて行ける。
アレもコレもソレもと、取っ散らかってしまうことばかりと思われ、
自社にカスタマイズされたものではなくとも、
一つの型はあったほうが、参考になりやすい。
どうやっても話が長くなるので、
この辺でやめておきますが、
いずれにせよ、この時期だからこそ動ける何かに、
能動的かつ主体的に、動けているかどうかで、
リスクヘッジになるのは確かです。
この辺り、ストーリーが長すぎて、
風が吹いたら桶屋が儲かるまでのステップが長すぎて、
少々わかりにくくとっつきにくい。
言ってる私自身の整理をする上でも、
たまに書いてみていたのですが、
どこまでいっても自組織を守れるのは、
経営者自身であり、
従業員を守れるのも、
実際には経営者しかいません。
昔から、会社なんて、社長の器以上にはならないと言われていますが、
正にその通りです。
アナタは次の一手を打っていますか?
少なくとも打つべき一手が見つかっていますか?
追伸、
ちょっとまだメルマガのシステムは復旧していないので、
もし必要な方いらっしゃれば、
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