…少しずつ歪んでいく。
誰が悪いのか。
いや、きっと多かれ少なかれみんなが悪い。
何もしない僕も含めて。
(解体新書企画を作ってやってみてるのだって、
何もできない苛立ちをぶつけてみただけ。)
考えてるのはもう飽きた。
ピピッと片付けよう。
だけど、何ができる?
一人ぼっちの僕に。
どこの組織にも所属してないこの僕に。
まるで、逃げるための言い訳だ。
昔、組織に所属していた時には、
なまじ経験者だったから、
いいように使われた。
ソレが嫌だったから…イヤ違う。
頼られるっていうのは、
決して苦痛だけでもなかった。
「うちの経営者、もっとしっかりしてほしいよなぁ」
「もうダメだよなぁ、うちの組織…」
結局は人の集まり。
キレイ事の関係だけでは済まなくなるのがイヤだった…
違う…そんなことだってわかりきってたことだった。
組織…組織か…
「未だに組織は嫌いですか?」
「組織を嫌う理由はまだハッキリとはわからない。
嫌う理由を考えれば考えるほど、
自分の幼さや傲慢さが見えてくる。」
「組織というシステムに、腐敗するという側面があることは確か。
そういうものから距離をおこうとする気持ちもよくわかる。
でも、腐らないものがあったら、逆にソレは信用できない。
生まれ出たものは、腐りもすれば、病に苦しみもする。
老いて衰え、いずれ死を迎える。
ソレを苦しいからと否定するのは、誕生を否定することと同じこと」
例えば、ソコはとても居心地が良かったけれど、
ソレは居心地を良くしようとみんなが思っていたからに過ぎない。
誰もが何もせずにただ得られる宝は、所詮、宝ではない。
確かにそうだ。
居心地の良い場所は、誰かが見えない努力を…
自分はどうすれば良いのかな?
イチバンすごいことをすれば良いよ。
すごいこと?
…アナタは遠慮しすぎじゃないかな。
なんか色々義理だてしなくていいと思うよ。
遠慮しないでいいってこった。
僕は待たせていたのかな。
みんなは、他のところに行かないで、
待っててくれたのかな。
そう、待っててくれたんだ。
僕の言葉を。
やっていいんだ。
やっても大丈夫なんだ。
…ある場面での、あるストーリーを、ちょっぴり加筆修正したものです。
何も組織の中で、我慢して声をあげちゃいけないワケじゃない。
むしろ、声を上げたら、同じ気持ちを押し殺していた仲間も少なからずいるのが現実だと思う。
人が考え思うことは、たいてい同じ結論へとつながる場合も多いのだから。
ソレが、どうにも許容できなくなるようならば、
どのみち、その組織にいても、その組織も自分も腐っていくだけ。
ならば、お互いの為に、勇気をもって、
きれいごと抜きに色々計算も準備もして、
その組織にお別れを言えばいい。
そして、しばらく休憩するも良し。
休憩もはさむことなく、
次を見つけていくならそれも良し。
なんなら自分で組織を起こすことだって構わない。
昔と違って、今は結構なんだってできる。
できないのは、自分がやってないだけ。
やり方を知らないだけ。
やり方を探し求め見つけ出していないだけ。
若い世代は、そんなグズグズしたジレンマなど、
平気で頭越しに飛び越えていく。
オジサンだからといって、負けてなんかいられない。苦笑
なめんな、コノヤロー!笑
それくらいに、自分を奮い立たせて突き進むくらいがちょうどいい。
人に笑われてるくらいがちょうどいい。
ウジウジしてることに、だんだん飽きてきて堪えられなくなるのも人の常。
そこで諦め続けていても、自分から逃げ続けているだけ。
たぶん、自分がイチバンよくわかってる。
悩むだけ悩んだら、まぁいっかと開き直るくらいしかできない。
いいんじゃない、やってみても。
いいんじゃない、やれるように、失敗しないように準備すれば。
どう転んでも今なら死ぬことまではないんだから。
全てを怖がって現状維持を願い、何もせずに時が過ぎるのをじっとしていることのほうが、
今じゃよっぽど、リスクの高い、怖い時代なんだから。
AIや5GやIotや、ロボットやテクノロジーがどれだけ進歩しようとも、
未知なることに挑戦していく気概だけは、
人間にしかできないコトだから。
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