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外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策(令和5年度改訂)

たまには硬派に、ハードボイルドに?笑
私の勉強のためのつぶやきにお付き合いください。

先々週かな、タイトルについての更新がありましたよね。

 
外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策
https://www.moj.go.jp/isa/policies/coexistence/nyuukokukanri01_00140.html

念のためにこの資料の位置づけの確認ですが、
技能実習とか特定技能とか、そんな一制度のコトだけじゃなくて、
国家100年…かどうかはわかんないけど、
少なくともこの先何年かは、この方向性で、日本は向かっていきますよ!
ってアナウンス(公表)です。

これだけ言語化してくれているのですから、しっかり理解しておくべきですね。
私達が主に動いている技能実習でも特定技能でも、
これらの考え方、姿勢、方向性に基づいて、進んでいくのですから。

 
この中の「概要」の、更に一部分に特化してフォーカスしてみます。

【外国人材の円滑かつ適正な受入れ】

特定技能外国人のマッチング支援策等
 分野別協議会等を通じた情報提供及び外国人材の就労環境整備《施策126》

特定技能試験の円滑な実施、特定技能制度の周知・利用の円滑化等
 特定技能制度における分野追加及び特定技能2号の対象分野追加並びに技能実習制度及び特定技能制度の在り方に係る検討《施策137》
 ODAを活用した送出機関及び現地の教育機関等への支援等による来日前の人材育成《施策139》

悪質な仲介事業者等の排除
 ODAを活用した途上国の関係機関との連携強化、外国人労働者への支援等《施策151》

海外における日本語教育基盤の充実等
 JICAが実施する講師派遣等の支援による「日系四世受入れ制度」の活用促進《施策152》

この4点。

ここも一つ一つドリルダウンしてくと明日になっちゃうから、
更に一つだけ掘り下げてみましょう。

そうだなぁ、皆さんに共通する一番最大興味関心のある部分かもってところは…

悪質な仲介事業者等の排除
 ODAを活用した途上国の関係機関との連携強化、外国人労働者への支援等《施策151》

で行きましょうか。

本文を見ると…

○ 在留外国人の5割以上が開発途上国出身者であることを踏まえ、開発途上国における労働政策を所掌する府省等に対する技術協力や送出国の法令調査その他の実態把握等を通じて、開発途上国の関係機関と日本側関係省庁、地方公共団体、関係団体等との連携強化、開発途上国の送出機関の監督能力向上及び就労希望者を含む各関係者の情報アクセス向上を図り、法令に基づく適切な受入れ手続を促進する。また、送出国側の情報提供体制強化や人材育成・能力強化支援、帰国者のキャリア開発・起業に係る支援等、来日前から帰国後それぞれの段階において外国人労働者への支援を行う。こうした技術協力等を通じて得た知見やネットワークを活用し、地方公共団体や関係団体等が日本国内において進める取組の側面支援を行う。〔外務省〕《施策番号 151》

はい、読む気も失せる役所用語ですね。苦笑

翻訳こんにゃくしてみましょう。

・送り出し国側とも連携して、「適切な」受入手続きとなるよう、情報発信に努めると。
・日本側として、来日前から、帰国後にまで、送り出し国側へも何かしらの支援を行うと。
・日本国内でも情報発信や連携を強めて、地方行政にまでちゃんと支援すると。

…パッと見、「悪質なブローカー」の『排除』になってるのか?!って感じですが、
これらを私なりの解釈で意訳してみます。苦笑

要は、四方八方配慮しながらも、適切なライセンス機関や許可団体を通じて、きちんとしたレールに乗って日本へ来てねと。
日本国内ももちろん、送り出し国までちゃんとケアするからさと。

あはは…個別具体的にどこまで踏み込めるか、内政干渉や送り出し国側の役人さん方のメンツもあるから、
結局のところ、玉虫色で終わるんじゃね?って印象ですかね。
業界人ならこの感覚、ご理解は容易なのではと。

 
とまあ、たまたま選んだ項目があまり面白い結末にはなりませんでしたが、
結局薬局(若い人にはわかんねーだろーなー苦笑)、国は頑張るけど立ち位置的に、アテにはならんってことですよ。

以前も例示しましたが、かつて市民運動から暴力団が街から消えたように、
(大手を振って居を構えていなくなったように)
(一般人なら気にすることなくストレス感じず生活ができるようになったように)
当事者である業界人の手でなくては、解決してはいかないんです。

もちろん、国の後押しだってあったと思います。

国は、大きな方向性(マクロ)は定められますが、
個別具体的な現実(ミクロ)は、やはり私たち一人一人の手に手綱が握られていますし、
現場の私達でなくては、解決できない問題だってコトです。

こうやって、一つ一つ解読していくと、
またどこへ向かっているのかってイメージがわいてくると思われます。

こんな感じで、書き出してみることは、お勧めですよ。
アウトプットがインプットに繋がるって、非常に良い事例だと思います。

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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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