理想の業界像…ここがキチンとしていないと皆どこへ向かっていいのやら。
ご覧の方々は、
それぞれのポジションで
この外国人就労支援ビジネスに関わっている方かと思われます。
アナタはいったい、どこへ向かっていますか？
それは、アナタ自身にとってだけじゃなくて、
所属する組織は、何のために事業に取り組んでいるのでしょうか。
誰もが共通してわかりやすいのは、
お金を支払ってくれる『お客さん』の為に、
目の前のお仕事を頑張っているのだと思います。
お金を支払ってくれる人って誰？
それは間違いなく、受入先である企業です。
そして、忘れてはいけないのが、外国人労働者でもあります。
でも、ポジションによっては、
受入企業や外国人労働者から、
直接支払われない人がいます。
もしくは、
組織（受入事業所）と組織（業者、団体）との取引だから、
自分の口座にお金を直接いただかない人がほどんどです。
人は誰もが、自分にお金を支払ってくれる人に感謝し、
その人の為に頑張ります。
ある意味、それが雇用契約ですからね。
となれば、結局、
所属する組織の為に、もっと言えば、
上司、いや経営者の為に働いています。
日本人は社会に出てから、
会社の為じゃなく、会社にお金を支払ってくれる人（会社）の為に働けと、
教育されている方が多いと思うので、
この点は言うまでもありませんが、
外国人などは顕著にこの視点はありません。
要は、『誰』のために働いているのか、ということですね。
この大前提を踏まえて、
今度は、この『誰』のためを考えた際に、
その『深さ』に目を向けたいと思います。
受入企業のためを思えば、
・コストが想定内に収まる。
・ちゃんと契約した期間を全うして働いてもらえる。
（身内の不幸など、イレギュラーケースは別）
この辺りが主ですが、他にも、
・期日（目度）通りに配属される。
・変な人材を候補者に入れない。
・日本語をはじめとした各種教育を。
・・・キリがないものです。
外国人労働者の為には、
・お金をたくさん稼げる出稼ぎ先を。
・暴力など各種ハラスメントのない会社を。
・困ったときに本当に自分に親身に助けてくれる人がいるところを。
この辺りが主ですが、コチラも他にも、
・自分が負担する手数料はなるべく安いほうが良い
・日本語を覚えなきゃいけないのはわかっていても、
それほどしゃべれなくても良いほうが助かる＝勉強せずに済む先が良い
・できれば仕事はきつくなく楽に稼げるほうが良い
…まんま子供ですが、そう、子供なんです。苦笑
この両極端なニーズを、どう整えるか。
両極端には、両極端なりの弱み（失礼）があります。
つまり、足元を見ないといけません。
受入側は、何をどう言おうが、働いてくれる人が欲しい。
労働者側は、生活に困窮しているから、割の良い稼ぎ先が欲しい。
お分かりでしょうか。
特に業者側は、この真逆のニーズに対して、
バランスを整えることをせねばならないということです。
そうしないと、受入側の、外国人労働者側の、『為』にならない。
受入側にも、外国人労働者側にも、
双方に歩み寄るべき理由と価値があることを、
教育（失礼）しなければならない。
なぜならば、そうしないと『成立』しないから。
しかし、
横一線で、成立させようとすれば、
それは、お互いの『交渉』にしかなりません。
『駆け引き』ですね。
ある意味、今の時代は、企業側も労働者側も対等といえます。
交渉や駆け引きも、ゼロとは言いません。
でも、互いに譲れない部分がある以上、
まとまるものもまとまらないとなれば、
ある意味、一方的に弱者が虐げられる割合が増えるのも自然な流れです。
（良い悪いは別にして）
そうすると、トータルバランスが崩れがちになります。
受入側にすれば、入口の契約時の交渉に勝った負けたと一喜一憂するのは、
後になって、まったくの無意味になります。
誰も口に出して言いませんが、
元をただせば、アナタのその1万円の交渉が、
バランスを崩す原因となったのかもしれません。
コレって、受入側、外国人労働者側にとって、
『為』になることだと、お思いですか？
どこへ向かって仕事をしているかについて、
お話しています。
本当に受入側や労働者側の為を思い、考え、
実行へ移すならば、
『交渉』や『駆け引き』という、同じステージで言い争っていても、
良いお仕事はできません。
むしろ、
それぞれに『向かうべき場所』があって、
そのために、こうあるべきだと、導くことで、
損得や勝ち負けの争いから、
良い意味で離脱させることが肝心だと思います。
私の例で言えば、
それは『NEXT STAGE』です。
もっと上を目指そう。
次のステージへと歩みを進めよう。
時代の変化の荒波は高くなる一方。
押し寄せるその頻度も早くなる一方。
であれば、どんどん自身も会社もそこで働くスタッフも、
成長していかないと、
出来るコトを増やしていかないと、高めていかないと、
あっという間に、浦島太郎になり、取り残されてしまう。
どんな社会に移り変わっていっても、
会社すら、家族すら、いや自分すら守れないのでは、
人生謳歌できないからと。
そして、どうせならば、
自分にとって満足度の高い仕事に取り組みたいですよねと。
どこへ向かっているのかは、人それぞれです。
カネのため、自由のため、家族のため、
やりたくない仕事をしないで済むため、
色んな背景や理由があると思います。
でもそれらは、同じ人として、相通ずる部分も
必ずあるはずです。
また、その根幹が、自分の中で見つけ出せなくて、
さまよい続けている人も決して少なくありません。
人それぞれにペースもあるので、
こうあらねばならないなんてことは、一つもありませんが、
そこが共感共有できる人同士で、
一緒に仕事に取り組めたなら、
それはとっても素晴らしいことだと思うんですね。
まったく同じ価値観の人など、
例え親子や兄弟であっても、一人もいません。
そういう意味では、
人は皆、孤独です。
でも、上述のようにつながって、
同じ方向を向いて、前や上に歩んで行けるなら、
そこに争いはホボなくなると思います。
話し合いで解決できることが増えるから。
あなたにとって、周りと見比べてみても、
どこ上向かうべきかは、アナタ次第です。
あなたは、どこへ向かって、お仕事してますか？
あなたは、どこへ向かいたくて、そのお仕事をしているのでしょうか。
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