サイトアイコン PRE-STAGE(win4all and then…)

“今”から技能実習や特定技能業界へと参入すべきか否か…

先日、こんなご相談が届いていたので、私も私なりに考えてみました。

「技能実習制度の廃止≒創設」とまだまだ不透明な中で、
今から「協同組合」とか、「監理団体」の許可申請など、
進めて取り組んでいくべきなのかどうか。
(特定技能も結局のところ、技能実習の受入から始めたほうが割に合うから、ここでは共通して技能実習事業参入を前提としてみます)

言われてみれば当然のお話としては、

1.技能実習でも特定技能でも、何があっても半年以上先でも「アナタに頼む」って受入先が一定数以上いるなら、設立に舵を切るのも良いでしょう。(北海道と東北と関東と関西と九州と沖縄に5件ずつとか、そういう意味不明な話じゃなくてね)

2.今後、どのように厳しく面倒くさく細かくなっていくにせよ、全て対応していく腹がくくれているならば、良いでしょう。

3.費やして溶けて消えても構わない資金がそれなりにあり、許容できるなら、可能でしょう。
(1,2千万くらいはあったら無難かなって感じのボリュームですかね)

 
同時に、こういう場合、止めといた方が良いのでは?って考え方としたら、

1.金儲け目的大ならば、止めておくべきでしょう…儲からないから。苦笑
(別にライバルを増やしたくないとか、参入障壁を高めたいとか、そんな意味ワカメの狭量な話じゃなくてですね)

2.学ぶ気、学び続ける気がなければ、痛い目見て終わるだけだから、止めといたら?
(他人様の人生に大きな影響を及ぼすコトと、自身にもまた守るべきものがあれば特に痛い目を見て終わります…他人頼り(コンサル頼み)で責任転嫁したい方は余計に)

3.人の気持ちが理解できない→人を使う(雇用する)ことが、人を育てることが苦手な方は、止めといた方が良いでしょう。(一人でできることなどたかが知れてるし、そもそもが送り出しも受入先、もちろん外国人の若者達も教育し続けていかねばならないんです)

 
そう、プチ復活された御大のご指摘にありましたが、

1.マッチング
2.支援
3.人材育成

この3つが大きなポイントとして、今まで以上に集約されていくことでしょう。

わかりやすいのは、先にも列記した逆の言い方。

1.マッチングができない
→受入先や外国人労働者のニーズもくみ取れず、加えて見合う給与支給先も、この賃金で喜んでガンバリマス!って希望してくれる外国人労働者も、合意許容範囲のマッチングテーブルに双方を載せて場を用意することすらできない場合。そもそも看板を掲げたのは良いが、案件を取ってきたはいいけども、成立させられない。
(当然、どちらかorどちらもダマくらかして、その場しのぎをして無理くりマッチングを成立させてたら、もっとひどい赤字を出すので事業にならない)

2.支援ができない
→受入先はもちろん、外国人労働者が困った際、トラブルを起こした際に、きちんとケアができない。いやそれ以前に、未然に芽を摘み取り、トラブルなど起こさせないくらいに、十分な支援ができない場合、そもそも事業として割に合わない=マイナスしか発生しない。そもそものルールを知らなくては、法的な最低限のすべき支援自体、気づかずできず、事業になるはずがない。

3.人材育成ができない
→前述の通り、せめて互いに切磋琢磨しあえる間柄で、共に事業に取り組まねば、まったく成長も進化もしなければ、この業界では事業が成立しない。育成すればするほど、互いにコストをはじめとしたリソースが少なく済むようになっていく。事業の拡大には職員は必要だし、提携する送り出し機関をはじめとしたパートナーも種々雑多必要だし、なにより受入先と外国人労働者の育成ができねば、事業としてずっとトラブル対応に労力を多大に費やし続けてたら利益(活動原資)など出ない。

 
何度でも言うけれども、本当にこの事業は人しかいない分、目に見えない部分がミソであり大事なポイント。
参入者に諦めさせたいとかじゃなくて、どうか理解したうえで参入してきていただきたいものです。

私なんぞより、よっぽど優秀有能な方々など、ごまんといらっしゃるのですが、
そのほとんどは、「こんなはずじゃなかった…」的な結末を迎えてフェードアウトされていきます。

 
ただし、これだけは言える。

 
めちゃめちゃヤリガイ詐欺にドハマりできる=人生かけて楽しめる、夢中に没頭できる。

そういう事業となりますし、当然、俯瞰的に見れば、何年も続く事業です。
たとえ制度がどう変わろうとも。

お金が欲しいなら、もっと稼げる業界はたくさんあります。
お金目的で事業として成功する先は、ほぼない。
(世間様に名の通った大手の系列が良い業者かどうかは私にはわからないけど、私には無理)

この業界の本質を考えるに、人材を確保し、人財へと育成できるからこそ、
この先の「事業に臨む態勢としての準備」ができるんだと思います。

そう、だから、儲けたい人は、人材事業ではなく、その先の事業で儲けましょう。笑

 
————————————————————–
現在、5年続いている解体新書企画をご案内中。(6月30日まで)
メルマガ無料登録はコチラ
自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
————————————————————–

モバイルバージョンを終了