賃上げは、経営者にとっては、
目先のプレッシャーやストレスを、
好んで積極的に招き入れていく行為。
デキナイ理由ばかり天才的に思いつき、
言い訳を並べ立てる行為。
ただ、そんなことをいつまでもグダグダ言ってられないと、
やっとこさ舵を切っていく経営者が増えてきているように感じます。
労働者をちゃんと集め、定着してもらうほうが、
よほど儲かるとわかっている先は、
何をどうすればよいか、
自然とわかってます。
つまり、
自分の基準に合わせるのではなく、
相手の基準に合わせていく行為を、
自然としているから。
こんなニュースを見つけました。
他にも探せば、賃上げトレンドに入っている傾向はいくつもあると思います。
そして、今後ますますこのような事例が増えていくことでしょう。
何が起こるか…
良い会社は、もっと良い会社に。
残念な会社は、もっと残念な会社に。
良いニュースは多くは流れず、
悪いニュースばかりが流れるので、
これまたほとんどは、水面下での動きとなります。
昭和の頭のままの経営者の先では、
・仕事のできないヤツに合わせていたら、会社なんか経営できない…
・習うより慣れろ…
・賃金なんて給料の4倍以上稼いでやっと一人前…
・残業?仕事ができないヤツが給料ドロボーする行為だ…
・キツイ?給料もらってるんだから、プロなら結果出してからモノ言え…
…私もそうやって育ってきたので、
よくわかります。苦笑
経営者もバカじゃない。
時代が大きく変わっていることはわかってる。
ただ、客観的にはわかっていても、
どうしても経験則から、いざその場になると、
これらの価値観に反する行為に、二の足を踏んでしまう。
・何かあるとすぐ辞める新入社員に、そんなにはあげ過ぎだという感が、
どうしても拭えない…もったいない…
・働いて結果を出す前から、以前と比べて割高な給料を最初から支払うのは、
今、働いてくれてる従業員との差が大きすぎる…
→結果、全従業員の給与を底上げしないとならない…
・いったい何を基準に賃金設定していいか、わからないし決められない…
(賃上げ原資を生み出しきれない…自分の取り分が大きく目減りする…)
そんなこんなが、現実なのかなって感じています。
社内の評価基準を言語化して体系立てて、
賃金連動する社内規定を作ればよいだけ…
その無理のない作り方をお手伝いしてくれるプロも、
今春にお届けしていたようにいらっしゃるというのに…。
やるだけなんですけどねー、ナカナカ踏み出せない。
経営者は、一定以上、頭が良くなくては、
とてもやっていけません。
当事者意識そのものですので、
真剣です。
でも、真剣だからこそ、
気づいていただける方が増えるといいなと思います。
マーケティングと同じ。
消費者の動向を深く広くリサーチし続けて、
商品、サービスを提供していく。
ブラッシュアップを積み重ねていく。
ソレはできるのに、
いざ同じ職場で働く大切な仲間たちの声や、
これから入社してくる潜在労働者層へのリサーチは、
おろそかどころか、
ロクに見向きも興味も示さない先がほとんどだった。
今はかなり勝手が違う。
上手に採用し、上手に育て、上手に活躍してもらう。
テイストは180度変わってるのが現実です。
現場の現実には、誰もかなわない。
誰もが、2極化の川下に流されたくはない。
私自身、
自分の力不足を嘆いても仕方ない。
もっと頑張ろう。。。(反省💦)
追伸、
この根っこを改善しない限り、
どれだけ求人を依頼しようとも、
たとえ低賃金のまま外国人が来日してくれても、
結果として、定着化につながらず、コスパ倒れの確率は高い。
賃上げできない先が、自身の延命のため、
奴隷労働する先が増えそうで心配…
業界人は、人身売買に加担するのはやめましょう。
なによりも、同じ業界人に『ふざけんな!』と抹殺されますからね。
2極化が進むって、こういうことなんですけど。
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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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