監理団体という、特定技能へ移行する在庫(失礼)を抱えていない業者の方。
つまりは、
新規参入組の有料職業紹介会社とか、
監理団体や日本語学校と付き合いのない受入先の支援に関わる登録支援機関の方々は、
その先のストーリーって、
地に足付いた想定って、できているものなのでしょうか。
(以下、便宜上、「そんな業者」ということにします。)
現状での「そんな業者」側での仕入れ(失礼)の方法として考えられるのは、
・日本語学校にいる卒業後、食って行き場のない留学生や、元留学生
・監理団体先(受入企業先)で転職したがっている技能実習生
・監理団体先(受入企業先)で、雇い止めをされて行き場を探せていなくて困っている技能実習生
・元の在留資格がどうであれ、特定技能試験に合格して行き場を探している様々な特定技能就労希望者
ちょっと業界を知っている先では、
・送り出し機関で抱えている日本国内で行き場を探している特定技能移行希望者
・はたまた、駆け込み寺で行き場を探している特定技能移行希望者
・囲い込んでいる通訳人を頼りに、その国独自の様々なSNSなどのネットワーク先へ求職者を集めに、
求人を投げていく…そこには有料職業紹介なんてメンドクサイことをせずに好き勝手やってる場合も少なくない。
この辺りを必死に探しているんじゃないかと思われます。
あ、FBなどでも、たまに仕事探してるから助けて投稿が出たりもしますね。
「そんな業者」が仕入れる主な先ごとに想定を書いてみると、
日本語学校では、
だいぶ付き合い先が固まってきているのではなかろうかと。
もしくは、
招聘責任を感じて生徒の就労先まで見つけてこようと奔走している学校や、
もはや経営体力がないからと、
違法やグレーなどお構いなく、一人いくらと必死に売りさばこうとしている学校と、
様々ですので、もしかすると一人いくらとキックバック方式をしている先もあるのかもしれません。
監理団体側ではだいぶ引き抜き対策に慣れてきている、ようです。
筋の通らない身勝手な技能実習生の動きに対して、
一定の対処方法が確立し始めていると思われます。
つまり、
筋を通さないルートへは、どうしようもなく路頭に迷うしかないストーリーを、
合法的に対処している先もあるくらいなので、
そう簡単には引き抜きにくくなっているようです。
(対策を講じられない先では、未だに良いカモにされてるかもしれませんが)
もろもろ諸事情を知らない「そんな業者」は、
巻き込んだ転職希望者の先行きなど一切お構いなく、
引っ張るだけ引っ張りぬいておいて、金にならないと分かったとたんに、
ほっぽりだす先が少なくないようで残念ですが。
さあ、そんな現状から、
なんとかかんとか、数字を追い求め続けている営利追及、
営利に繋がらない案件は、知ったこっちゃないという「そんな業者」は、
この先、どう立ち回っていくのでしょうか。
あげく、
入国再開したならば、
ほとんどの受入先は、中途半端な人材しか仕入れられない「そんな業者」だったとしたならば、
出る幕は無くなります。
どんなに人材を必要としている受入先だって、
即戦力といいつつ戦力にもならずにマイナスしか産まない人材よりも、
自分で選んでこの人材ならと引き入れた新品(失礼)のほうが、
良いのは決まってます。
なにより、自分で選んで引き入れたのですから、
その分、何とか育てようという気も自然とわいてきます。
外国人労働者とのwin-winを考えられない受入先、
労働「者」ではなく、労働「力」としてしか人を見ていない先でこそ、
お互いに都合の良い相手を探しているだけなので、
上手い事続くはずもないんです。
つまりは、出来高制の運任せ。
ソコに計画性などみじんもない。
育てようとか、定着してもらおうなんて、労力費やすだけ無駄って考えてるので、
使い捨てになるのは当然です。
そんな先ばかり相手にしているお仕事ならば、
「そんな業者」で働くスタッフ自身がメンタルやられて辞めてくだけです。
一般的に多くの受入先では、
入国再開を今か今かと待ちわびていて、
新規入国再開となれば、
後はその人材たちが来るまでの辛抱と、
「繋ぎ人材」の仕入れ(失礼)には注力しなくなっていきます。
何が言いたいのかと言えば、
相手からのオーダーメイドな人材の仕入れルートを、
自社なりに確立できない限り、
いつまでたっても安定してはいかないってことです。
小さな個人事業主レベルであれば、
もがいている中で、結果として出来高成立であったとしても、
10名以上も安定して成立させられたなら、
ソコまで真剣に考える必要はないかもしれません。
ですが、スタッフを抱えて参入してきている先では、
そのスタッフやかかる経費を維持しおおせなくなれば、
全てをご和算にする以外、選択肢はなくなります。
どんな事業でも同じだと思いますが、
中途半端がイチバンダメ。
やるなら、とことんやっていかねば、
事業など軌道に乗せられるわけがない。
(もちろん鬼畜の道をとことん…ではなくってね)
特にこの事業は、
金出したんだからとふんぞり返って、人にやらせるだけの経営者の下では、
絶対に事業は育たない。
一つの結果として、
技能実習事業に取り組む先も増えてきているようです。
組合設立からスタートして…でも、どうも設立の仕方も、
監理団体許可申請もいまいちわかんない。
プロに頼る。
イイカゲンすぎて、真のプロは上手に相談を交わす。
集まるのは金の亡者のプロ集団や士業回り。
上手に食い物にされてよし。苦笑
負のサイクルに陥っていく。
なんでって、そこには大義も社会貢献も何もなく、
ただただ金儲けにしか、基準がないのだから。
そんなプラスを積み上げる確率が低く、
マイナスの痛手を負う確率が非常に高いこの事業。
ふるいにかけられ、零れ落ちていく先(人)が多いのでしょうね。
さあ、「そんな業者」の方々は、いったいどんな戦略を講じているのでしょうか…
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