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外国人技能実習機構はてんやわんや…

あるプロの方とお話ししてました。

たまには、かつてのブログタイトルのように、
言えるコト言えないコト、暴露してみます。苦笑

久しぶりにお話ししてたのは、
トラブルの際、アチコチで駆り出され、
トラブル処理に当たり続けていらっしゃる方です。

ビックリですが、
今ではモンスター実習生は、
日本人の指導員や周りのスタッフに対して、
暴力行為を誘発する言動を繰り返すこともあるようです。

(ココではそもそもそんな実習生を面接で選ぶなよーって批判はおいときます。汗)

そんで、
そこの組合は何をしたかと言えば、
事細かに時系列を追って報告書を外国人技能実習機構に提出し、
監理団体としたら、キチンと指導を行っているコト。
できれば、機構に実地調査に来て確認して欲しいというコト。
実習実施機関(受入企業側)にも非はないというコトなどなど、
確認しに来て欲しいと。

ココでのリスクは、受入側のせい、監理団体側の監理指導の不手際のせいではないということ、
そして結果、失踪へとつながったとしても、帰責性がないことの立証のためです。

(機構側)
…そこまでやってくれているならば、
あえて機構が行くことはない…???

また、
ある組合先では、職種不適合の実態が発覚したことに対して、
かくかくしかじかな指導をしている。
(…さすがにそこのノウハウ的なコトでもあるので言えない。汗&苦笑)

現実問題、技能実習生の転籍先も、そうすぐには見つからない。
コレで転籍先探しもままならず、
不法滞在として強制帰国させたなら、
国際問題にまで発展しかねない。(大げさに)

なにより、技能実習生本人に非はない。

当面、毎月の実態の臨時監査を行い、
監理団体としては監理指導を徹底していく。

当然、次回の受け入れ支援はしない。

機構の判断は…

そこまで監理指導してくれているならば、
機構は組合からの報告を見守ります…???

(ちょっと待て!処分しろよっ!)
(監理団地はもちろん、最終的には機構が転籍含めた実習生保護の責務を負っているだろ!)

要は、機構はとてもじゃない人手不足みたいです。
理屈もやらねばならないことも、わかってはいても、
できないものはできない。

全国各地から直接機構へ相談が毎日毎日、何万件も舞い込み、
時系列的な対応を継続的にせねばならないため、
大変膨大な作業量に陥っていて、
どうやらすでに機能マヒしているようです。

つまり、人がいくらいても足りない状態。
しかも、込み入ったトラブルなど、
キチンと行政の理屈と民間の現実とを付け合わせて、
双方が満足いく落としどころを見つけられる道筋を作れる人材は、
ほぼいない。
それだけ、そんな簡単に短い期間で、人は育たない。
人数を増やして人海戦術が通じる問題ではない。

良い悪いを別にして、機構側の本音が見え隠れします。

つまりは、
監理団体側から届く報告書などさえあれば、
上司に判断を仰ぐネタにしたり、
自身の責任転嫁元として身の保険的に良い理由になるし、
監理団体側も、そういうグチャグチャな機構の一担当職員の事情をよく分かっているからこそ、
色々とその方の逃げ道を用意してあげるコトで、
事なきを得るべく、うやむやにしていく。

正直、現実論とすれば、
致し方ないのかなとも思えます。

ちなみに、例のごとく、
○○事務所では通用しても、▽▽事務所では通用しない、
そんなことはこの業界にいれば常識なので、
丸パクリしても意味ないですよ。苦笑
下手したらドツボにハマりますから。

問題は、コレが悪質かどうか。

先日、また行政処分情報が更新されました。
穿った言い方をすれば、
ちゃんとケアしていない会社が処分されています。
ケアしていないというのは、
『してない』と、
『できない』に分かれます。

できるのにしてないのは、明らかに怠慢であり、
悪質そのものです。

できないのに、やっちゃってるのは、
もっとひどい悪質さです。

法は上書き更新されていきますから、
結果として、スタートを切った際には法令違反ではなかったものの、
受入後になって、法令違反となりうる場合もあります。
それは不可逆的に、スタート前に立ち返ってやり直すことが不可能な場合もあります。

どういう形にせよ、
誰にとって悪質かどうか。
どういう意味で悪質なのか。

色々考えて立ち回らねばなりません。

前述先がコレ等の行政処分対象にならなかったのは、
少なからず偽証しているワケではないということ。
機構も中で担当してくれる人は、『人』なので、
話し合うことができるというコト。
自身の仕事をきちんとしているというコト。

機構の実地調査での発覚ではなく、
言い逃れしたり、自身の理屈ばかりを押し通そうとしたり、
下手にどこぞの議員先生のお力をお借りしようとしたりするならば、
人はいい気がしないのは当たり前で、
その人の記憶に悪い意味で強く残ります。

結果、目を付けられるし、
書類なども細かく細かくチェックされます。

相手のことを思い遣れない人ほど、
自分のことを棚に上げて、
相手の非ばかり責め立てようとして、
勝ち負けの勝負を挑みがちですが、
全く意味はありません。

率直に…ガキか?!

モンスタークレーマー実習生でもあるまいし。

カスタマーハラスメントかっての。

別に、機構さまの肩をもって、すり寄ろうとも思っていません。
グレーゾーンを意識して、
クロとは言えないクロよりのシロを目指そうとも言ってません。

誰もが関わる方は、仲間であり、守るべき存在であり、
育てるべき存在でもあるってことです。

もちろん、相手にしちゃいけない人には、
近寄らないし、近寄ってこられないようにすべきです。

いつも言ってますが、
法はあくまでガイドラインであって、
完全無敵に守らねばならないモノばかりではない。
(尊重しない、守る必要がないという意味では決してありません)

社会的にストレスを減らすためにも、
法というガイドラインは必要です。

何を言いたいかと言えば、
法を守ることだけが絶対正義ではなく、
現実を、人を、仲間を守るコトが絶対正義だってことです。

機構には頑張っていただきたい。
入管のオンライン化が進むように、
出入国の顔認証が進むように、
バンバンIT化など、使える技術は総動員して、
世間が満足と言えるだけの実用的な運用を成立させていただきたいものです。

特に、機構職員こそ、教育、共育が必要だと思います。

ガンバレ!機構!

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