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受入側にとっての業者の効果的な使い方を一言で言うと…

受け入れる企業側にとって、業者選び(誰に頼るか)が、
一丁目一番地として肝心要な問題だと伝え続けていますが、
そういう業者をどうやって効果的に使うべきか、
使うというよりは、付き合うべきかについて、
やっぱりそうだよねと思う一言。

『相手先の社長さんによって、頑張らなきゃなぁって思えるかどうか』

ココに尽きます。

時代錯誤でアンテナが錆びついている経営者の方は、
未だに、下請け業者として、アゴで使おうという姿勢が見て取れる場合があります。

そういう先は、間違ってもうまいこと回っていない。
回っていかない。

一事が万事。

自社の従業員にも、そう接しているに違いなく、
相手をヤル気にさせる能力に、著しく欠如しているため、
恐怖政治でしか人を動かす術を知りません。

仕事欲しいんだろ?やるから俺様のいうコトを聞け。

言外にそうにじみ出ていることを、
言われる側は敏感に感じます。

言語化して意識せずとも、
そういうおざなりな対応に現れてきます。

つまり、ミスが起きる。
漏れが起きる。

特にこの業界は、トラブルなんて日常茶飯事で、
なおかつ、コトによっては受入側がクリティカルになりがちです。
要は、時すでに遅しとして、原状回復はままならないこと。

その責任を業者側にとれと言われても、
業者は業者で当然、自社や他の取引先を守るため、
徹底して受入側を悪者にします。
そういう会社であればあるほど、
悪者扱いにする材料はいくらでも転がっていますからね。

敵に回して、結局痛い目を見るのは自分ばかりとなり、
納得いかない現実を突きつけられます。

コレ、私が自分のことを言っていたり、
敬遠したいからという意味ではなく、
正に笑顔で接しているアナタの取引先業者側の現実です。

コレが、

相手(業者の担当者)をヤル気にさせる付き合い方(接し方)をしていたら、
どうなるか。

相手も人間です。
可愛がってもらっている、
筋は通っている、
自分のミス、
であった場合、

必死でフォローに回りますし、被害を最小限にとどめようと、
鋭意努力して慎重に丁寧にコトに当たります。

なんなら業者内で上司と戦ってまで、
自分を買ってくれている受入先を守ろうとします。

並行して、
付き合いが長くなり、
ツーカーの信頼関係を築き、
業者の担当者を育てて見守るくらいの付き合いを続けると、
その人は、本当に成長していきます。

付き合いが長く、目をかけた人間が成長していく姿を見るのは、
社内外を問わず、楽しく頼もしく、嬉しいものです。
その感情が相手に伝われば、またより一層受入先の為に尽くすようになってくれます。

つまり、裏切らない関係性を構築できる。

宿題や要望を伝えたり、
時に厳しく叱咤激励し、時に筋を通して答え合わせを求めたりと、
甘やかすだけでは意味はありません。

相手を育てようとする姿勢こそが、
自社にとっての目に見えないプライスレスな付加価値を生み出していくようになります。

決してへりくだるべきだという意味ではないってことです。

業者を大事にすることは、
おそらく従業員も大事にするし、
当然、お客様も大事にしていくことでしょう。

周りにいてくれる人に対いて、感謝をもって笑顔で接することで、
自分に返ってくるものがたくさんあるってことを、
時代の変化を問わず、人を大事にしている経営者であれば、
余計にそれらの実感を経験則でも身に染みて理解しているはずです。

そう自身で思える業者の担当者を見つけられるか。
育ててみたいと思わせてくれる担当者と付き合えるか。
ちゃんと育てて、結果として、自身の目的である、
自社に傾倒して頑張って最大限の能力を発揮してくれる人に、
成長させられるかどうか。

もちろん、業者側は業者側で、そういうお気持ちのある受入先の社長さんに、
期待をかけてもらえるような人間であらねばなりません。

営業マンというか、担当者って、
結局のところ、人である以上、
機械じゃないので、同じ人間としても、ムラがあるってことです。

ヤル気満々な時期もあるでしょうし、
落ち込んでて上の空な時もあるかもしれません。

人を使う=人と仕事を通して付き合うってことは、
全て同じなんじゃないかなと。

独力、自力、ないし自社だけで、一組織だけでできることなんて、
たかが知れています。

他力を上手に働かせられる方こそ、
仕事ができる人であり、
それはすべからく、同様なコトのように思えてなりません。

上手な人は、どの立場にいても、上手に周りを動かします。

そういう経営者に関わる方々であれば、
技能実習生が失踪することもないでしょうし、
特定技能者がすぐさま転職していくこともないでしょうし、
周りには良い業者が集まってきます。

前から言い続けている通り、
今や経営者がホンモノかどうかが、正に問われている時代です。

頭を下げている業者の顔が歪んでいても、
仕事が回っていた時代では、もはやないんです。

外国人労働者の受け入れをもくろみ、上手に活用したいと、
心の底からそう思う会社であればあるほど、
素晴らしい社長であっていただきたいと思います。

極論、実績や経歴など、どうでもいい。
人として素晴らしい方であれば、人がついてきますから。


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