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特定技能の登録支援機関に依頼する場合の料金について

先日、技能実習生を受け入れ始めた先に、
ナゼその監理団体から受け入れ依頼することを決めたのか聞いたら、
料金がその組合だけ、明示されていたからだとお答えくださいました。

まぁ、ぶっちゃけ、そんな程度の決め方でしか選べないのがスタートライン。
だって、勉強してなかったら、お金くらいしか違いが判らないでしょうから。

この事業をよくわからない初心者が選ぶとしたら、
フツーは、わかりやすいお金で決めるのでしょう。

いや、もちろんお金だけじゃないと思いますけど、
この方が言うように、結局はイチバンの決め手はお金なんです。

ちなみに、その根拠は、
介護受け入れなのに、その土地の最賃で受け入れ中とのこと。
手取りで10万ちょっとですって。

お気持ちは、痛いほどよくわかりますけど。

ベトナム、中国、インドネシアなどでは考えられない金額ですが、
そこはマイナー国からの受け入れにて、
今のところ、まま許容されているようです。

いつまで続くのかはわかりませんが。

この事例は、技能実習ですが、
特定技能についても、
おそらく同様の動きが大半でしょうね。

私がこんな片隅で、あじゃあじゃ言ってても、
世の大半はカネで動いていますから。

そう、カネで動いてない私が超少数派で頭がおかしいのでしょう、
カネで動いている方々にしてみれば。

まぁ、良いんです。
いくら言っても、これ以上私には伝えきれない。
それだけ、アレコレと飽きもせずに言い続けてきていて、
それでも、力不足で届かないのも致し方ない。
(どんだけ自意識過剰なんだってことです。苦笑)

何度も言いますが、痛い目を自ら見なければ、
わからないのですから。

辛い目に合う外国人の方々がいるのも、致し方ないんです。
それでトラブルが巻き起こるのも、致し方ないんです。
臭いものにフタをして、処理されていくのも、致し方ないんです。

致し方ないですませたくないのですが、力不足を痛感してしまいます。

特定技能における登録支援機関の料金は、
安いところは、安いなりに、
高いところは、高いなりに。
ただただ、良いサービスは割高ですが、
割高だから、良いサービスだとは言い切れないのが現実。

だから、
たぶん、割高なサービス提供を続け、
さらに、その割高サービスに価値を見いだせる企業だけが、
そういう業者との付き合いが続くのでしょう。
でもそれは、おそらく、ほんの一握り。

大半は、安かろう悪かろうのサービスを提供し、
受入失敗を繰り返す残念な受入企業の数々なのでしょうね。

自ら取り組む先(企業単独型)の方が、まだ少しはマシな結果になるやもしれません。
この摩訶不思議な大迷宮を、無事にゴールまで辿り着ける受入先があるならば。

あ、ゴールって、在留資格取得までじゃないですからね、
ちゃんと労使相愛で、外国人労働者が能力発揮し、
目論んでいた以上の成果が生まれ、
労使相愛でいられる一定以上の期間を超えるまでのことを言っています。

ちなみに、お金のコトばかり言う人は、
やめたほうが良いですね。
そういう人に限って、受け入れた後で人材育成ができない人ですから。

あと、お金に汚い人。
すぐに、まけろ、まけろと交渉したがる人。

正直なところ、
このお仕事、いくらと定めねば、取引自体できないので、
一応決めますが、
じゃあといって、割に合う仕事につながるかどうかは、
何とも言えないのですから。

そういうリスクを業者側も背負っているということを、
理解もできない受入側に、
業者側が、この人のためにと精一杯努めようと思うハズがないし。

最初はお客さんもいないし、お客さんを探しに行かねばならないところもあるのかもしれません。
個人的には、この業界では、そういう方には、
あまり良いお仕事ができないので、やめておいたほうが良いと思っています。

だって、頼られる人には、レベルの高い良いお客さんが向こうから勝手にお願いできないものかと、
相談が届く世界なのだから。

お客を探しに行くには、わかりやすく、キャンペーンと称して料金を安くして、
できもしないコトを、さもできるかのようにアピールしていく動きになりがちです。

そんなんでうまくいくわけないですってば。

苦労して捕まえたお客さんが、すべからくクレーマーになっていくだけ。
それも当然、できもしないコトを軽々に約束しているかのように営業していくのだから。
良いコトなんて何一つない。

いや、お金が有り余っていて、
数年スパンでスタッフの教育や、ノウハウ蓄積のつもりで、
投資を続けるような方がいても良いのですが、
おそらくこの先が見えない世の中で、例え上手く回ったとしても、
10年以上の回収期間を見越さねばならないコトでしょう。

勝手がわからない新人が動いていたならば、
いつまでたってもゴールにたどり着けない。
ココで言うゴールは、依頼された受入企業に、
希望されたストライクゾーンの外国人労働者を一人も案内できずに終わるってこと。

投資の回収目途など、立つはずもない。

受け入れを希望する方も、ただただ、安いだけの登録支援機関には、
依頼を止めておく方が無難です。

少なからず期待をしてしまうし、
安くとも金額を支払うコトになるかもしれないし、
振り回され感的に、くたびれるだけです。

でも、じゃあといって、割高な買い物って、
苦手な人も多いから、
けっきょく、勉強している人しか、その真偽も良し悪しも見定められず、
上手くいかないケースばかりがゴロゴロ転がっていることになるのでしょうね。

来年の今頃は、東京オリンピックも終わって、
いったいどうなっていることやら。

今のように、誰一人として、
国の建てた目標人数に達するペースでの受け入れになってないじゃないかと、
騒ぎ立てる人もいないのかもしれません。

むしろ、
技能実習の移行対象職種だけが増え続けているのかもしれません。

まぁ、安売りはしないほうが良いですよという、個人的な意見でした。

あ、それと、素人がお金目的で参入しても、机上の計算通りにはいかず、
それどころか大やけどするのがオチなので、
改めて、IT業者などは、深いリサーチを経て、十分分析してから、
切り口を考えて、参入の是非を考えた方が宜しいかと。
まぁ、春先にさんざんお伝えしていたので、今更ですが。

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