とあるグループの、
とある会話にこういうトークがありました。
「The Philippine 編」。
というか、どこの国もたいていこんな感じでしょうか。
—
今回はこんなんでした。
フィリピンの役所からあるものを交付してもらいに
イリガンという街に行く必要があった。
こういう時は内部の人(特急券)を使った方が早いので、
準備するものや費用など、一昨日から連絡を取り合っていたんだけど、
昨日の朝9時、今日ならOKという連絡が来たので、
他の予定をキャンセルしつつ残りの書類を準備し、
ジプニーでバスターミナルに急行、のはずが、
私のジプニーのドライバーから「タイヤがバーストしたので買い換えなきゃダメ」という悲報が。
特急券は「夕方の4時半までに来れば問題なし」というので、
行き先の違うジプニーに乗り換え、取引のあるタイヤショップへ。
支払いを済ませ、ドライバーに連絡し、また違うジプニーでバスターミナルへ。
昼の12時、発車直前のバスに滑り込めたので、
3時過ぎにはイリガンの役所につけると算段し、特急券に連絡。
そして3時10分に着いたところで特急券に言われたのが、
「いつも3時でシステムは止まります」だって。
ここで「お前が何を言った、約束した」と言っても関係が悪くなるだけなので、
「明日には必ず交付してくれよ」と伝え、市内のホテル探しへ。
今朝、ホテルから特急券に連絡すると、交付は4時にできるとのこと。
時間を潰し、時間前の2時過ぎに役所に着き特急券に連絡すると、
「ボスがセミナーでサインが貰えないから月曜日にしてちょ」。
うーん、このパターン。
いつもの危険なかほり。
(以下、このトークへ寄せられたコメント)
・段取りを詰めるコトはしませんからね…😑
・全く詰めませんね。それと、ボスがセミナーというのも十八番ですw。
・その人の名前を特急から各駅停車に変えましょう。
↳それ良いですねw。交付されなかった場合は回送電車ですね。
・よくある話しになってしまったようですね。
・袖の下渡して特別扱いにしてもらってもこんなんだから、
普通の分がどんな扱いになるのかは推して知るべし….
だから何ヶ月もかかるんでしょうね…
—
こういうのが、海外の現実。
立ち上げたばかりの送り出し機関では、
特にこういうトラブルリスクがあるのは織り込み済みで、
日本側は、やり取りを進めねばなりません。
相手の責任だと攻め続けるのは、愚の骨頂です。
相手がいかにして、マトモに取り組もうとなるのか。
どうにかして、解決せねばならないと考え実行してくれるか。
さすがに、技能実習ではルーティンが整っていることが多いので、
慣れも含め、物事を進められることが多いのですが、
特に、新制度でもある「特定技能」では、
同様の滞りが多々ありそうです。
振り回されたくない人たちは、
皆一様に、大手なら大丈夫だろうと、
大手と手を組みたくなります。
そして、
そういう大手では不正もよくあるし、
ヒューマンエラーも日常茶飯事。
アナタがどれだけ期待をしていても、
振り分けられた担当者は、どこまでいってもたくさん抱える顧客の内の一社。
そう日本でもそうは簡単に事が進まないコトもあるのに、
海外では、余計に簡単に物事がストレスなく進むことはありません。
言い出したらキリがない。
結局のところ、
現地でしかできないコトはお願いするしかないのですが、
コレラを仕事、ビジネスとして、コミットできる相手となるよう、
日本の業者側が教育し、育てていかねば、
いつまでたっても、スムーズな手続きは進まない。
誰と組むか。
コレを間違えると、大変になるのは自分です。
動きたがらない、責任を取りたがらないお役所は、
どこも共通。
途上国と言われる送り出し各国のお役所は、
いや、お役人は、日本以上にタチが悪いのは常識なので、
そういう輩を相手にしてまで、
当然のスケジュールをこなせる相手と組むだけで、
振り回される要因はかなり排除できます。
とはいえ、お役人にも慣れが必要。
特定技能の道のりは、特に、まだまだ先が長そうです。
たぶん、今動いている人たちのほとんどは、
特に、こういう現実が読めていない方々は、
途中で力尽きて、業界から去っていくのでしょうね。
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