シリーズでお届けしてみる、
外国人労働者の受け入れを成功に導きたい企業がすべき、
「業者の探し方」
「業者の選び方」
「業者の使い方」
の第二弾。
流れは、昨日の投稿をご参照ください。
さて、それでは、
『業者の選び方』
について。
「信用」できる先より、「信頼」できる先と組め。
「会社」と組むより、「担当者」と組め。
安心の実績。
両国の懸け橋。
人財育成。
日本語教育の充実。
全国にネットワークがあり、どこでも大丈夫。
どんな国にも提携先があるから対応できます。
通訳も複数完備だから、安心。
…
などなどの、どこにも書かれているおなじみの美辞麗句。
アレもコレも何でもお任せ。
アナタが悩んで動くことなど一切ない。
しかも格安。
…もう、返す言葉もありません。笑
怪しいことこの上ない。
そうそう、送り出し側でのことですが、
お付き合いのある方が、こんなことも取り上げていらっしゃいましたね。
良い実例の一つです。
ご参考まで。
提携行政書士100人います。
提携人材会社100社あります。
ベトナムエンジニア100人います。
特定技能の試験合格者100人います。
元技能実習生100人います。
…魅力的ですかね?
ふ~ん、って感じ?
むしろ、商売っ気が少々漂ってきているように感じます。
30年専業です。
20年専業です。
10年専業です。
…コレはぱっと見、美辞麗句や人数などよりは興味は引くかな。
何の専業なのかにもよりますが、
30年、何をしてきたのかが気になります。
どこから始まり、今どこにいて、この先どこへ向かうのか。
ナゼ、この仕事に取り組んでいて、
どこまでどのように対応していて、
何をしているのか。
その結果、
どういうことが得意で、何年の経験があり、
どれだけの実績があるのか。
こういう打ち出し方の方が、
少なくとも私にとっては、とても魅力的です。
感性が、琴線が、漂ってくる人の方が、
自分との答え合わせをしたくなります。
…ほとんど見たことないんですけど。苦笑
たまに、事務所の代表なのか、
その組織のHPやブログの担当者などが、
自組織の情報発信において、
けっこう好き勝手やらせてくれている場合、
見かけることがあるかもしれません。
でも、それで琴線に触れても、
自分とお付き合いしてくれるのが、
その人じゃなかったならば、
テンションはぎゅーんって下がります。
断りにくい状況であった場合、
そのままズルズルと行くことも考えられますが、
まぁ、続くかどうかは、ご縁のあった担当者次第でしょうか。
そんなの仕方ないじゃん。。。
声が聞こえてきそうですが、
私がワガママなだけでなく、
誰もがそう思ったことがあるのではないでしょうか。
あぁ、あの人が担当してくれるんじゃないんだ。。。
その方から最終的には責任を持ってくれると豪語/確約されることもありますが、
継続的に二人三脚してくれている人にしか、
わからないこと、解決できないコトがあるのに、
気持ちは嬉しいけど、責めることなどできないんだろうなぁと。
冒頭に書いた、「信用」と「信頼」。
違いってわかりますか?
私がここで勝手に言わせてもらえば、
信用は、信を用いるための過去の事実の羅列でしかない。
信頼は、信じて頼って良いという主観的な言葉。
「信用感」という言葉はありませんが、
「信頼感」という言葉があるのも、
主観的という意味なのかもしれません。
私は、もう信用では選べない。
いや、誰もが本当はそうなんだけど、
ソコが見えないから、信用でしか選ばないし、選べない。
少なくとも、信用以外に情報がない場合を除けば。
ただ、今や、そんなことはほぼありえない。
信用だけじゃなく、信頼感も感じ取れる場合は、
たくさんある。
様々な情報が垂れ流されている。
探してみれば、信頼感を自分に持たせてくれる、
くれそうな匂いが感じられる場合は、何人かあるから。
「信頼」って、どこから生まれてくるのだろう。
自分が信頼している相手って、
ナゼ自分はその相手を信頼しているのだろう。
いつから信頼しているのだろう。
身近にいるからか、
接触頻度が多いからか、
付き合いが長いからか、
同じ土地で生まれ育ったからか、
妙にウマが合うからか、
同じ業界で生きているからか、
その全てが共通しているからか、、、
だとすれば、
ほぼ初対面の担当者に信頼のおける人物かどうかなど、
見極めきれないよ。。。
じゃあ、どうすべきか。
まったく、面倒ですよね。苦笑
でも、モノを買うんじゃない。
日常のほんの一食を食すのではない。
この先、数カ月、いや何年かを共に過ごすパートナーを見つけるのですから、
何百万、何千万の消費をする側にすれば、
結婚相手とまでは言わずとも、
そのくらいの選別意識が求められます。
結婚相手と違うのは、
生涯までは共にしない、
お財布までは一緒にしない、
生活までは共に過ごさないってこと。
*離婚してやり直すことも結婚にはありますが。
そう、つまり、一度組んだパートナーと別れ話をするのは、
けっこう労力もストレスもかかるってこと。
だから、選ぶ相手は慎重になってしかるべきだってこと。
フツーに考えれば、
じっくりと、目の前に現れる担当者と、
話し合ってみないといけません。
受入企業は、客という立場からも、
若い女性のようなポジションです。苦笑
モーションをかけてくる様々な男(業者)を見極めて、
添い遂げられそうな連れ添いを見つけださねば、
女の幸せ(自社の幸福)は実現できません。
また気持ち悪い言い方になってきました。笑
オスは、懸命に交尾(受注)できるメスを探しています。
メスは、言い寄ってくるオスを、上手に躱したり、
チカラのあるオスを、
優しく包み込んでくれるオスを、
自分だけを見て大切にしてくれるオスを、
自分に引き寄せねばなりません。
虫や動物じゃないので、
そこでは、必然的に会話がなされ、
駆け引き、交渉すらなされるものです。
その中で、
優しい人がイイ。
カッコいい人がイイ。
渋い人がイイ。
自分と相性が合う人がイイ。
金持ちがイイ。
東京(23区内)住まいがイイ。
そういう好みやタイプがあり、
オス側も、もちろん選ぶ権利があります。
ただやらせてくれるYSPな相手がイイ。
キレイな子がイイ。
可愛い子がイイ。
優しい子がイイ。
料理上手な子がイイ。
ちゃんと家庭を守ってくれる子がイイ。
ダブルワークじゃなく子供に愛情を注いでくれる子がイイ。
様々です。
結婚相手、いや、恋愛相手でも良いんですが、
付き合う相手は、
「どんな彼」であって、
「どこの彼」じゃないですよね。
「大手○○勤めの彼」じゃないですよね。
ちゃんと、選びましょうよ。
失敗したって、面倒ですが、
自分で選んだ相手なのですから、
女の矜持で上手に別れて、
もっと良い次の男を探しましょうよ。
最初から運よく素敵な彼氏とお付き合いできる女性もいれば、
そんな彼氏と添い遂げられる女性もいれば、
なかなかイイ男に巡り合えずに、
苦労して幸せをつかむ女性もいます。
どちらが幸せなのかは、誰にも何も言えません。
前者は他の男を知らずに、
あまり苦労することもないまま、
外の世界に焦がれ続けて一生を終えるでしょうし、
(冒険してしまった時には、その苦労は並大抵じゃありませんからね)
後者は、苦労した分、世間を知ったうえで、
納得して添い遂げられる人生を送れます。
面白がって書いてましたが、
なんでこんなこと書いてるのかわからなくなってきた。苦笑
つまり、見極めるには時間もかかるし、
最終的には、付き合ってみなきゃわからないし、
それでも、信頼できそうな担当者に巡り合うまで、
納得いくまで、めんどくさがらずに話をするしかないってことです。
食事に行ったり映画に付き合ったりと、
デートを数回はしてあげてください。
そうやって、良い業者を良いパートナーを見つけましょう。
もちろん、お見合い業者もあります。
世間ではブローカーと言われていますね。
そのまねごとも対応している私も
悪質ブローカーかどうかのご判断はお任せしますが、
この業界縛りで、
この国の信頼できる送り出し機関と提携している、
これまた信頼できる監理団体はありませんか?と聞かれ、
120%のマッチングができるとは思えない世界です。
それでも、ご相談されたら、
可能な限り600名に聞いてみたりするんですが。
私、この部分も先日のアカデミー企画同様に、
考えてしまっています。
良い監理団体(の担当者)を
どうやって見つければ良いのか。
とても自分一人でできるコトじゃないので、
色々な方々に相談に乗っていただきながら。
まだまだ詳細をお伝えできるレベルじゃないのですが、
こういう視点からも、
無駄なリソース消費を回避できれば、
それだけでもよっぽど良い業界になるのではと思います。
その時は、ぜひまたご意見お聞かせ願いたいし、
堂々とご協力を仰ぎたいと思います。
長くなりましたが、選び方です。
強いて言えば、追加するならば、
自分が、自社が、できるだけ楽が出来る先を選びたいとか、
付き合っていて見栄えがイイほうが信用?信頼?できるからとか、
そういう理由ではなく、
コスパも整い、安定して定着できる支援を適正、適切に寄り添って支えてもらうために、
信頼できそうな担当者が所属している業者と、
お付き合いをされることをおススメします。
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