この外国人就労支援業界でも、
結局のところ、人次第。
関わる人がどんな人なのか。
その人は平気で嘘をつく人なのか。
本音と建前の使い分けが、どういう意味で上手なのか、ヘタクソなのか。
相手を気遣っているのだろうけれども、本音を言わない言えないヒトなのか。
自分さえ良ければ、それで良い人なのか。
自分の領域以外は、自分の責任ではないという人なのか。
部下のことを、どこまで考えている人なのか。
どこまで、どのように考えている人なのか。
幅広な視点、時系列に沿った一貫性、
カネに対する執着度合い、
損得勘定のバランス感覚、
全てにおいて通じる相性。
これら人間性の土台がしっかりしていたうえで、
知識やスキル、経験などが適切に生きる。
なんかね。
どんな事業でも、たぶん同じなのでしょう。
かつての日本は、日本人がたくさんいて、
社会の価値観もだいたい同じに揃えられ、
みんな同じ方向を向いて、
ヤレ便利で品質の良いもの作れ、
ヤレ安くたくさん作れ、
年功序列、終身雇用、
ココまでの人間性は求められずとも、
勝負ごとに強く、損得計算が上手な方だけが、
弱者を無視して、強者が全てを定めるとして、
大中小共に、企業が栄えた時代はありました。
ネットもなく、いや、ここまで成熟しておらず、
携帯もなく、海外渡航も相当なハードルの高さ。
多様性など、成立するはずもありませんでした。
今や、全て様変わり。
国内、海外の垣根なく、
様々な情報が、溢れかえっています。
AIの発達のおかげもあって、言語の壁すら下がってきています。
空港整備や、LCCの登場もあって、
行き来の容易さは、10年前とは比べ物になりません。
(国内移動よりも安いくらい。汗)
リテラシーの高い人は、
溢れんばかりの情報の海から、適切な情報を手に入れ、
自身で深く掘り下げて、自己実現の手段を勝ち得ています。
失敗や失言は即刻、動画で公開され、
今まではそこまでうるさくなかったのに、
どれだけ細かな法でも守れない先、
弱者を守れない企業はブラック企業と言われ、
一人一人のモラル、良識、レベルは、
じわじわと相当な程度を求められています。
そんな時代に、一スタッフどころか、
経営者の人間性、生き方、考え方、旗の振り方、
言動は、かつてと同等以上でないと、
健全に、安定して、事業が回っていくワケがない。
時間的には延長線上ではあっても、今や全く違うステージに立たされている。
これらの現実を、どこまで肌で感じて、
明日を見ていられるのか。
同時に、出来る人であれば、
今や誰でも経営者にもなれる。
今も昔も同じ資本主義社会であり、
かつてはおカネが全てといっても過言ではなかったけれども、
今では、そこに知識や経験という格差を上手に生かして、
おカネで解決できない部分で勝負できるようになった。
つまり、
資本を持っている人と上手にタイアップして、
資本を持っている人にコントロールされずに済むやり方まで、
切り開けるようにすらなっています。
そう、言い続けているとおり、
ホンモノしか生き残れない時代に、既になっているんです。
ここ最近、稼ぐことにフォーカスして、
何回か書いてみていますが、
ココは本当に変わらない。
どれだけ知識や経験があっても、
特にこの外国人就労支援業界では、
人間性が高くないと、
知識もスキルも経験も、十分に生きない。
続かない。
さらに、そのうえで、
膨大な知識、スキル、経験が求められる。
特に、一度習得したら、後は永遠にOK!なんてものじゃない。
昨日、今日、明日と、ルール自体が移り変わっていく。
でも、どれだけ早く情報をキャッチしても、
どれだけ多岐に渡る経験を積んでいても、
人として、経営者としての考え方や姿勢、向かうべき方向性、
見定めている部分が適切じゃなく、間違ってズレていると、
必要十分なレベルに達していないと、
続かない。
スタッフも職員も、育たない育てられないし、ついてこない。
最近、一職員の幸せにフォーカスし、
底上げが成らんものかと、アレコレ考えていましたが、
本人のみならず、経営者にも焦点を当てるべきでもあると。
もしくは、職員自らが経営者に成れればと。
ちょっと、この点についても、色々整理できればと考えています。
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