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農業、建設、介護などの受入先と労働者に敬意を…

農業がなくなったら、
理屈上では、海外から全てを輸入すれば、
又は自給自足として自身で田畑を耕し種を植え育て収穫すれば、
食うに困ることはなくなるかもしれませんが、
輸入を絞られたなら日本人は生きてはいけない。

建設業がなくなれば、
東京でも地方でも、行政機関やお店はもちろん、私たちの住まいもまた、
『今いるその場所』で建ててくれる労働者がいなくては、
日本国内で生きてはいけない。

介護がなくなったら、
昔のように自分の親は自分で世話すればよいとは言え、
昔と違ってボケても長生きしてしまう親の世話は、
とてもじゃないがやり切れるものではない。
勤労の義務を果たし、家計も自分で賄い子育てしていくためには、
様々な介護施設の支援がない限り、
安心して生きてはいけない。

改めてこう思うと、
ヤッパリ、こういった社会の根幹をなす事業に従事くださる労働者には、
頭が下がる思いと同時に、
懸命に取り組む事業者へもまた、思わず敬意を表したくなります。
(なんか上から目線的表現でゴメンナサイ)

なお、
何もこの3分野を特別視しているんじゃなくて、
代表的な3分野を挙げただけで、
多少の濃淡はあれど、社会を支えている事業は、
ホントに当たり前すぎてマヒしているだけで、
今の生活になくてはならない事業なんだと見つめなおす機会があっても良いのではと。

 
人手不足の原因は、決して業界的な低賃金だけではないものの、
せめてこの濃淡に応じて、
賃金という社会的評価がもっとあっても良いのではないかと思う次第です。

人がしたがらないコトに懸命に取り組む。
(コレマタ失礼。汗)
ソコには間違いなく自負やヤリガイがあります。

介護は介護保険の関係から、お金の面で行政が深く関与していますが、
農業や建設は、ほぼほぼ民間。
まあ、どちらもJAやゼネコンなど業界集約もそこそこ可能なので、
スリム化と値上げを進め、労働者にも広く行き渡るようにできればいいのにと、
常々思う次第です。

技能実習において、非営利事業と銘打ちつつ、
労働者(職員)の昇給は法令違反ではありません。

これらをもう一歩進めて、
一定の割合以上は、労働者へも還元する法整備などもアリなのかなあ。
そんで、税務署がその確認に出回る、いや税理士が指導してくださる。苦笑
(どんな事業でも経営って大変だから、ムズイ問題です)

そうやって、労働者が手厚く守られる業界だからこそ、
事業者もその維持発展のために励むモチベを削られず、
安定して取り組み続けられる。

なんかこう、業界全体が自然と無理なく処遇が改善されてしまうキッカケって、
作れないものなのか。

何やかやで、グダグダと考えてしまうことがある今日この頃でした。

追伸、
業界を代表するようなスーパーな経営者がこれらの業界で現れないのは、
やっぱり儲からないからなのか…
だとすればだいぶ悲しいことですが、
たぶん、皆に愛され、敬われている方々も少なからずいらっしゃるはず。
なんかこう、社会的な評価が上がるといいのに。
ソコで従事している全ての人たちのために。

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