コロナにやられて企業が休業に追い込まれたり、
倒産する先も出てきています。
今月、来月でこの悪影響が元に戻るとは到底思えないので、
国がバラまいている助成金なのか補助金なのかを、
ひたすらに申請して借り入ればかり増やし続けている企業もあります。
会社の状況に左右されるサラリーマンは、
要らない人材から処分されていきます。
雇用を守り続けねばなりませんが、
会社も明日を生きられねば、
明後日以降など来はしないのですから、
あの手この手で首を切る事態になっています。
内定取り消しなんて最たる例ですね。
後で裁判でも起こして勝てるのはいいのですが、
そんなことに労力を費やす暇があれば、
もっと良い企業への就職を考えるか、
自分で稼ぐスキルを身に着けるかしていったほうがよほど建設的でしょう。
やられたらやり返さないとナメられるとか、
もらえるものはもらわないと納得いかないとか、
どちらが正しいか白黒ハッキリつけたいとか、
感情論はあるでしょうけど、
実際にやったことのある自分から言えば、
終わった後は、むなしいものです。
そんなことより、もっと大事なのは、自分の将来です。
コロナ失業はおそらくソコソコの人数になるのではと思われます。
問題は、こういった人たちが、どこへ流れていくのか。
都合の良いことに、不人気職種、いわゆる3k4k5kと言われ、
なおかつ低賃金の産業構造にいる中小企業は、
いつだって人を募集しています。
宿泊や外食など、コロナのせいで、そもそも開店休業状態のところは別ですが、
それこそ介護とか、医療施設とか、
特に総菜や袋ラーメンやカップ麺などの中食的食品製造、
マスクやトレペ製造会社、
コレ等を販売しているスーパーやドラッグストアとか、
全てに共通する流通を担う物流とか、
人手が欲しくてたまらないのかもしれませんね。
要は職を選ばねば、
働いて収入を得られる場所は必ずあるのが、
人手不足の日本という国ではないかと。
で…
はたして大企業含め、コロナでこぼれ落ちた人たちが、
自身が望まぬ業界へと素直に転職していくのかどうか。
私は素直に人の移動が起こるとは到底思えません。
ワガママな日本人です。
やりたくない仕事には、自分は向いていないからと、
ないものねだりを続ける方々も少なくないのではと。
さらに言えば、失業保険や生活保護をもらってまで、
自分がいた業界、しかも同じ程度の賃金が得られる先を、
未来永劫探し求めるような方々がほとんどのように思えます。
あ…そう…賃金の問題のほうが大きそうかな。
ここまで書いて思いましたが、
自分にあうあわない以前に、
ほとんどの人が、自分の生活レベルを落とせる人たちじゃないと思われ、
一軒家暮らしから、狭い賃貸アパートへ。
毎週外食していた人が、自炊生活へ。
飲み歩いていた人が、飲み屋に行かない生活へ。
こういう変化に対応すること自体が相当なストレスになり、
無理って思うのかもしれません。
周りの知り合いや、既婚者は双方の親元へも、
バツが悪くていいにくいですしね。
世間体を気にして、毎日スーツで出かけていたあのうちの旦那さん、
作業着に変わったねとか言われたくないのでしょう。
ギリギリの生活で、子供が大学などへ行っていて、
学費が払えず、親として子供に申し訳ない、学校をやめてくれとは言えないからなど、
様々な理由もあるのでしょう。
それでも、食うに困り、
住まいすら追い出され、ライフラインも止まる手前までいき、
初めて渋々違う業界へ転職していく。
それも、相手には言わずとも、心の中では、
コレは繋ぎの仕事だと自分に言い聞かせて、
転職先の会社では、その業務に集中できない、
身に着けようとは思っていないから当然です。
トラブルが起きて、人間関係は悪くなり、
ストレスはさらに増えていきます。
転職先の会社としても、
やっぱり日本人は使えないとか思われてしまうからもしれませんね。
多少日本人より高くても外国人のほうがまだ良いと。
できる人財は、
コロナであろうがなかろうが、
企業側は引き留めるために力を尽くします。
コロナをキッカケに、オンライン活用のテレワークなども加速していますから、
都会から地方へと、
初めて人の移動の逆転現象すら起こるのかもしれません。
おそらく私がこんなワガママなタイプなので、
こんな感想を書いてしまいました。
まだまだ働くということ自体が、
自分がやりたいことではないことに、
頑張らねばならないと割り切っている方が多いのだとすれば、
賃金が下がり、生活水準も下げられない人たちが、
それでも生きていくためには、
現状を肯定せざるを得ず、
渋々でも大きく賃金が下がる先へと転職していく、
そんな割り切りができる人が多いのだとすれば、
そんな方々が、転職した先で定着化するのであれば、
一定数は、人手不足業界の解消へと繋がるのかもしれません。
有料会員さんへの、ゆーちゅーぶスペシャル配信でも触れましたが、
不人気職種かつ低賃金先では、
『それでもウチで働く理由』を明示できるようにしましょう。
前の職よりも、よほどやりがいがある。
前の職よりも、よほど人間関係に心配がない。
前の職よりも、よほど自由な時間を手に入れられる。
前の職よりも、よほどアナタに親身になってくれる。
お金じゃ買えない理由はいくらでもあります。
また、コロナ失業する方も、そういう職場を探すのもアリかと思われます。
それでも許容できない理由が自身にあるならば、
自分自身で独立でも何でもして、切り開けばよいだけです。
幸か不幸か、外国人労働者は実質、新規受け入れは止まっています。
いつ復旧するか、わかりません。
もしお通じが良くなったとしても、
彼らほど若くはなくても、
同じ日本人だからこそ、彼らにはない良さがあるはずです。
外国人労働者と変わらない仕事しかできなければ、
それがアナタの評価で間違ってはいません。
アナタは、外国人労働者よりも、
よほど素晴らしい人財であるからこそ、
外国人労働者とは比べ物にならないほどの給料をもらえるのでしょう。
会社も、それだけ支払っても全然惜しくはないと評価しているからこそ、
高賃金をもらえていたのでしょう。
その評価を得られない自分だから、
コロナ失業したのでしょう。
であれば、転職先で、同じ以上の高賃金を得られるほどの働きをすればいいだけです。
どんな仕事にも、深みや面白みがあるはずです。
探せないなら、見つけられないなら、自分で築くしかありません。
良い人は、どこでも引く手あまたです。
引く手あまたにならないアナタは、
引く手あまたにならない程度の人材であると自覚するところからがスタートです。
外を世間を知らない人を、井の中の蛙といいます。
私も、そうならないよう、コロナ被害者にならぬよう、
努めていきたいと思います。
久しぶりに、自分に対して書いてみました。汗
そして、やはりかなりワガママであることを再認識した次第です。苦笑
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