心技体。
何事も。
そして、一丁目一番地は、『心』。
「技体心」でも、「体心技」でもない。
『心』。
人財をお世話する人は、
特にこの『心』が大事。
目に見えないし、形に残るものではないので、
みんなおざなり。
この性根がひん曲がっていたり、
ブレブレだと、
悪銭身につかず。
カネや儲けからイチバン遠く、
直接的に結びつかないとか、
イマイチ、ピンとこない人は多いかもしれませんが、
『安定』的に事業を続けたい方は、
この点、絶対、心の片隅に、
いや、根っこに据えて、忘れてはならない。
最優先、最深部の判断基準に置いておくべきこと。
後はバランス感覚だけ。
ちなみに難しいコトは考える必要なく、
自身の心のありようで、自然と周りもオートバランスになっていくもの。
(後は、私も苦手なコミュニケーション能力によって、
大きく変わってきます。)
次に『技』。
『心』の前提を踏まえたうえで、
ココでコストが変わってくる。
例えば、用事を人に頼んだならば、いくらかかるか。
ソレが誰でもできる自販機で缶コーヒーを買ってくることと、
日本語をN4レベルで話せる人財を揃えるコトとは、違う。
カップヌードルにお湯を入れてもらうコトと、
実績や経験に富んだ方から、ピンポイントで相手にカスタマイズされた指摘や、その解決策を提示してもらうこととは、
コストが同じであるハズがない。
特にどんな業界であっても、
プロは、プロたる結果を出す(導く)からこそプロなのだから。
また、そのレア度により、コストは変わってくる。
最後に『体』。
武道のように、
カラダを動かすことや、そのスキル自体は求められてはいませんが、
実際に現場でどんなことが起きているのか。
様々なトラブルが巻き起こる背景や理由について、肌感覚で理解していないと、
そもそも解決すべき点を見誤って、焦点を合わせて解決ができない。
送り出し国に実際に行って、来日する人財の生活環境なども見ないと、
現地の現実は、わからない。
現場に入らない人には、真のトラブル解決は難しいってこと。
おーっ、なんとかキレイに?まとまった?苦笑
残念なのは、例えば、柔道のように、
白帯や黒帯、また2段3段、8段9段など、
レベルの差が目に見えてわかるものではないということ。
10年選手も1年選手も、同じ名刺を持つし、
同じようなトークはできます。
スーツを着ていれば、それなりにまともに見えるし、
肩書などあれば、相手はそういう型にはめた色眼鏡で最初から見てくれます。
また、詐欺師が頭がよく知識も豊富でコミュニケーション能力が高くなければ、
できないように、
悪質ブローカーも全く同じ。
だから、人を見分ける目を養うしかない。
また補完的に、人を見分けられる人に頼るしかない。
どんだけ鋭いコトを指摘している人も、
どれだけ歴史や知識が深い方も、
その方の『心』がアンバランスであったり、
自身と方向性の合わない方であった場合は、
少なくとも、アナタにとっては、意味がない。
どのみち、苦労するのは自分自身。
せずに済む遠回りをしているヒマは、現代に生きる私たちにはない。
リーダーのお話でも書いてましたが、
理想は、
そんなに構えなくても、
楽しみながら走り続けていたら、
いつの間にやら、リーダーになっていた、
周りからそうみられていた、
そこまで成長していた、
そういう生き方をしていくことが、
イチバンです。
みんな、そうなれていかないから、
ストレスにさいなまれ、押しつぶされていく。
全ての根っこは、
自身の心の持ちようや在りかたです。
そこさえキチンとできていれば、
怖いものも不安もない。
そこからすべてが自然と生まれてくる。
ぶっちゃけ、『技』も『体』も、
向き合ってやり続けていれば、
自然と上手になっていくし、勝手もわかっていく。
それでも苦しみから逃れられないのは、
『心』の在り様が、自分にとって適正かつ適切ではないから。
考え方が定まり、腹も座り、
自分なりの適性も活かし方がわかり、
そのうえで、邁進して行けるなら、
こんなに楽しく幸せなことはありません。
そんなこんなを、この業界で学べることは、
本当に、ありがたいことです。
別に、私のいうコトが全てなハズはないのですが、
少なくとも、そう思えて取り組んでいるプロであれば、
依頼する相手にとっても心強いでしょうし、
共に成長して行ける楽しくも有能なパートナーとして、
良い長いお付き合いができるコトでしょう。
哲学であれ、宗教であれ、なんでもかんでも、
抽象的なステージに上がると、全ては同じことなんだなぁと思われます。
人は、具体的なことばかり学ぼうとしますが、
本質的なコトを学び、そこからおりてきて、具体的な目の前の判断をこなしていく方が、
よっぽど…くどいですね。
少しでも、アナタにも伝わるといいなぁ。
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