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『宿泊』の特定技能受け入れが成功しない、悪質な業者しか成功しない理由

年明け早々、暗い現実をスミマセン。汗
つか、別に暗いんじゃなくて、現実と向き合うことは、
間違いなく明るい将来を選べる重要な一因だと思うんですけどね。

久しぶりに、コチラでも毒を吐くストレートな言葉で書いてみましょう。
そうでもしないと、伝わらないこともあるので。

先日、
宿泊の受け入れについて、色々意見交換しお話しする機会がありました。

しかし、
私の結論が変わるまでのことはなく、とても残念でした。

つまり、
宿泊は、整わない。

申し上げにくいコトをいつもながら、スミマセン。

宿泊の受入事業にトライしている方々は、
いったい、どういう算段で事業が成立するとお考えなのでしょうか。

机上の空論=想定が、ネガティブシュミレーションが、
実は相当甘い気がしてならず、拭い去れないのは、
私が小うるさく心配性で完璧主義者だからでしょうか。

それとも、
期間限定雇用なれど、数年スパンで一契約が動く世界で、
長い目で現実でどんなことが起こるのか、
本当は見えてないリサーチ不足ではないかと、
そう思ってしまうのは、私が上から目線で偉そうだからでしょうか。

どうして成立すると考えられるのでしょうか。

まず第一に、コスト面で収まるはずがない。
収まるのは、イイカゲンで投げっぱなしの悪質ブローカー業者と、
労働者を労働力としか思っていない、
使い捨て企業でしか、コスト面は収まらない。

だって、外国人労働者から、裏で騙してたくさんお金を取らなきゃ、
業者はビジネスにならない。
受入先は、そんなに高いコストを請求されるなら、入れる意味がない。
双方とも、使い捨て労働力としてしか考えていないから、
いなくなったら、ハイ次よこしてー!その繰り返し。

外国人労働者も、良い条件で集められて、
送り込まれてから騙された、おかしいと気づく。

マジメな子も多いから、しばらくは続く。
このままでは、多額の借金返済が間に合わないし、何年も奴隷だと気づき、
意思を新たに転職?もっと安直に失踪まで考え、実行するまでには、
結構な期間を要する場合も多いから。

業者側は送り出した時点で利益は回収できているから、
後は野となれ山となれ。

欲を突っ張らかしている受入先は、
それですら、早いと数カ月で辞めていく外国人労働者に、
業者側へ、話が違うと食いつくのでしょうね。

SNSであっという間に拡散されて、
金輪際、そのホテルへは、外国人労働者は希望者すらいなくなるのに。

キツネとタヌキの化かし合い。

くだらない現実が透けて見えます。

バカは死んでも治らない。
遅かれ早かれ、外国人労働者に刺されて終わるホテル。
業者だけ、悪質も悪質だから、別のカモを見つけて、
また悪循環を繰り返す。
まぁまぁ、昔のヤクザとまったく変わりない。
これぞ、反社会勢力。

もちろん、こんな現実ばかりじゃないと。
でも、こうなっていく方々が残念ながら、いるものなんですね。
どちらの国でも、良い人ばかりじゃない。

受入先のホテルや旅館は、
オモテナシとか言いながら、大変残念ながら、
懇切丁寧にスタッフを教育し、
スタッフたち同士でも関係性をはぐくむような社内文化はないところが多い。

むしろ、介護のように、その職場、その部署に長年のボス猿がいて、
そのボス猿のいうコトを聞けるか、相性が合うかどうか。
そこに経営側も入っていかない。

こんな硬直化したところに、外国人労働者を入れても、
うまくいくワケない。

日本語もろくに話せないスタッフを、フロントに立たせるわけにはいかないから、
どうしても裏方業務が厚くなる。
その分、日本語を話す機会も少なく、日本語はいつまでたっても上達しない。
日本語をガンバレとクチで言ってるだけじゃ、
宿題やりなさいとお母さんに起こられている子供と同じ。
怒られてやる子供はまだマシで、
なおかつ、それで宿題を自発的継続的にやるようになる子供は見たことが無い。

日本語なんかしゃべれなくとも、お金がはもっと稼げる職場がたくさんあるのに、
ナゼ、わざわざホテルや旅館で働かねばならないの?
頑張っても低賃金のままなのに。
昇給条件すら明確ではないのに。

趣味で働くならいいけど、
趣味で異国の地まで働きに来るほど、ゆとりのある人たちなはずがない。

まぁ、コスト面だけじゃないんだけど、
お金の話がイチバンわかりやすいからね。

要は、一丁目一番地で、
受入先は、外国人労働者を受け入れられるほどに、
コストを支払えないってことですよ。
マトモにやればやるほどに。

なんちゃって技人国も実際には通っているし、、
特定技能みたいにめんどくさいことしなくて済むし、
結局は悪質ブローカーの言いなりなわけですよ。

国内在留中の留学生が、
日本のおもてなしの代表格の、ホテルや旅館で働いてみたいと、
興味や憧れをもって、動いてみても、
周りと比べて低賃金。

朝番、夜番と長い長い拘束時間。
不規則なシフト勤務。
実はつらい現場での重労働。

あげく繁忙期と閑散期の差が激しいホテルや旅館がほとんど。
経営者側に言わせれば、休みはいくらでも休んでいい。
その代わり、繁忙期は休まず働け。
あげく、閑散期は客がいないんだから給料は払えない。
繁忙期は客がいても、閑散期の穴埋めができないから給料は変わらない。
まぁ、経営能力の無い無能な経営者。
スタッフには、客に対してはオモテナシを言うも、
スタッフには、何のオモテナシもできないレベルの低い経営者。
奥地にいて、ガラパゴス城の城主であるので、
世間の温度(現実)をまったく感じず、知ろうとすらしない、裸の王様。
残念な経営者は、実は少なくありません。

勤務地もシティホテルでもない限り、
地方の田舎の奥地では、しばらく腰かけていられたならば、
次はどんな業界で、ドコで働こうか。
それともそろそろ親元に帰って、落ち着こうか。

長く勤めたくなる人なんて、
片道切符で帰るところのない流れものでもない限り、
やっぱりいないよねという現実に立ち戻る。

ルールばかりに目が行き、本質に向き合えない人は少なくない。

宿泊は、技能実習も未だに施行されない。
もう今年の東京オリンピックには、間に合わない。

別にオリンピックが終わろうが、
ホテルビジネスは続く。

ブームとしての流行り廃りはありそうですが、
インバウンド需要も、そうそう陰りを見せることはないでしょう。

要は、
数年スパンでとても成立しないと読めるこの宿泊業界での特定技能受入事業を、
ナゼ、頑張って取り組んでいるのかが、本当にわからない。
現実を知らないのか?知らなかったままスタートしたのか?

本業とは別に、余力でまずはお試し答え合わせ程度とか、
介護同様に送り出し国までの長い出口戦略まで見据えての入口設定であれば、
まだ理解できますが。

頑張って事業に取り組んでいる方たちに水をさすことがしたいワケじゃないし、
むしろ打開策を探し求めているくらいだけど、
太陽は西からは登らせられない…

コレって、数年スパンでどんなことが起きていくのか見えない方々が、
良かれと周りを巻き込みながら、
正に見えない落とし穴にみんなこぞって突き進んで行くように感じてしまう…
私だけなのかなぁ😓

どう言われても、既に走り始めちゃった事業主たちは、
途中でハシゴを外せないから、それもあって、引き返せないんですよね😓
そうして被害者が増大していく…止まらない…
当事者たちが大怪我して初めてやっぱり無理だったかとなり、手遅れに…
期待の笑顔は、悲しみや恨みにまで転がり落ちていくのかもしれない。

…罪作りな業界です。

東京オリンピック2020では、
無償のボランティアが相当数集まっているようでしたから、
別に外国人労働者は必要なかったってことですかね。苦笑
(スミマセン、皮肉です)

最後の最後に、勘違いしないでくださいね。
宿泊にトライしている業者が全部、悪質だと全否定しているんじゃありませんから。
マトモに真面目に悩みながら取り組んでいる方々もいらっしゃることは、
承知しています。

だけど、まともに真面目に取り組んでいるからこそ、
出口が見えてこないまま、突き進んでいる感の行く先が心配でなりません。

体力ある大手なら、損切撤退でもいいんでしょうけど、
片道切符の中小は、悪質ブローカーへと転がり落ちていくから。

以上、余計なお世話でした。汗

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