血気盛んに、新規参入してきた方へ。
また、これからしていく方へ。
実は、今、湧いている特定技能の前に、
技能実習が新法に変わる2017年11月前、
新法に変わると騒がれ始めた2016年、
同じように、新規参入組によるちょっとしたムーヴメントがありました。
この頃に、都内ではファーストフード店などが人手不足による閉店があったり、
SNSに若者の無邪気なバカ騒ぎのおふざけ画像(店内)が大きな問題になったり、
学習塾が少子高齢化で事業縮小などのニュースが飛び交い始めたように記憶しています。
もちろん、その前にも、人手不足倒産の声が聞こえだし、
いつの年代にも、新規参入者がいます。
そして、多くの方々が事業に失敗し、
提携事業者や、なにより受入希望先や外国人労働者を大きく巻き込み、
マイナスしか生まず、この業界を去っていっていることと思われます。
この業界での事業失敗がもたらす波及効果は、
けっこう深刻です。
送り出し側にも大迷惑。
もちろん、信じて求人依頼をした企業側も、
初期のお金だけとられて、泣き寝入り。
なによりも、人生を全て狂わされる外国人労働者たち。
これらの影響など、全く考えることなく、
儲かるぜーっ!って、乗りこむ方は、
今では増えこそすれ、減ることはありません。
今回は、だから事前に気をつけましょう…ではなくて、
過去に失敗してきた方々へ、お伝えしてみたいコトがあります。
人生では、定期的に、
「とことん闇に落ちる時」
というのがあるようです。
良かれと思って息勇んでがんばったのに、
ナゼか空回り、自分のせいではなかったのに、
周りに振り回されて、上手くいかなかった。
両国の懸け橋に、人財育成に関われて、
なおかつ自分もご飯が食べられるならばなおさらと
夢大きく取り組んだのに、
ナゼかうまいこと行かせられなかった。
結果、周りに迷惑ばかりかけ、全ては自分に責任を追及される。
その後、
なーんもやる気が無くなってしまったり、
やることなすことが悉く失敗してうまくいかなくなったり、
自分の闇がブワ~っと出てきて、頭が狂いそうになったり・・・
誰しもが、おそらく、人生で何度も、
こういう経験をするのでしょう。
こういう時って、
頭の中がグチャグチャしてきて、
あぁ、苦しい、苦しい、って思って、
呼吸が浅くなって、
現実逃避したりするし、
「生きてるのが辛くなる」
ものです。
この時、ある意味で「人生の大きな分かれ道」となります。
もういいや、どうなっても。
どうせなら、とことん闇の底まで落ちて行ってやろう。
って思うのか、
今は苦しいけど、この経験は、
いつか必ず「あの時のおかげで」って思える日が来る、
と「0.1%だけ」でもいいから自分を信じることができるのか?によって、
大きく変わります。
今は、少しだけ骨休みしてるけど、
この先、これらの経験を経たからこそ、
最大限、活かしてやろう。
人生で最終的に幸せをつかめる人というのは、この、
「0.1%だけ信じる力」
ってのが大事なんじゃないかと。
トコトン闇に落ちていく方というのは、
「ところでオタクはいくらキックバックしてくれるの?」
「どうやってチョロまかそうか?」
「どれくらい搾り取れそうか?」
そういう、自分しか考えられない、
相手のことを考えられない残念な方々のことです。
そうして、遅かれ早かれ失敗していきます。
でも、この「0.1%だけ信じられる」方は、
そういう感覚がある人は、
「その後、必ず復活することができる」
と思うのです。
むしろ、かつて、自分の周りを覆っていた
全ての闇を、自分のパワーに変えて、
この後大きく成長することができるとも言えます。
人は、すべからくどこかで誰かに、
迷惑をかけて生きているものです。
私は誰にも迷惑をかけてない、なんていう方は、
周りが見えていないだけ。
そして、周りに迷惑をかけることは、
決して悪いコトばかりじゃない。
むしろ、迷惑をかけることを心配しているかのように考え、
実は、自分がそこから動き変わりたくないための言い訳にしている場合が多い。
人を傷つけることは、決して悪いことばかりではない。
何もしない人たちよりも、
動いてみて、あぁ、こういうことだったんだと、
迷惑をかけまくったならば、
それ以上の幸せを、メリットを、楽しみを、
この先、より多くの方々に届けられる自分になれば、
それでいいんです。
(間違えないでくださいね、だからといって、
身勝手に何をしてもいいなんて意味では決してありませんから)
バランスや考え方など、とても難しいところですが、
今の時代、何もしないのは罪ですらあります。
罪というのは、今までの延長線上で何もしないからこそ、
自分の周りを巻き込んで沈んでいくことの罪ってことです。
今、偉そうに色々言ってる私が、
最初から聖人君子だったハズがありません。
(いや、今でも。汗&苦笑)
本当に多くの方の気分を害し、
周りに迷惑を撒き散らしていました。
そして、トコトン、自分で嫌な思いをしたからこそ、
もう絶対、あぁいう考え方で、姿勢で、取り組むのはやめよう。
二度と、あの時の精神状態にもどりたくない。
そう思える自分がいるからです。
私の中にも、「0.1%を信じるチカラ」が、
あったのかもしれません。
まだまだ道半ばですが、
私とは違う意味でも、
アナタの人生は、アナタがハンドリングしていきます。
この業界で残っていても、
違う業界に行っても、
こういう考え方ができれば、
自分も周りも、決して悪いようには転がり落ちないのでは。
いや、再浮上できるのではと思い、
書いてみました。
安易に闇に落ちる外国人労働者を非難するより、
我が身を振り返って、先進国で、指導する側の自分たちこそ、
ちゃんとしたいものですね。
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