久しぶりに、こんな相談が届いたので、
これまた久しぶりに書いてみます。
つか、数年前は、こういうトラブルケースばかり書いてた記憶が…
相談内容。
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技能実習生のベトナム人女性とお付き合いしているんですが、
彼女の会社から、自宅に他人を入れるのは違法と言われています。
日本国の法律においてそれはおかしい行為だと思うのですが、
どうすればいいかお教え頂けますでしょうか。
—
私の返答は以下。
—
会社側も監理団体側も、
あまり喜ばしいとは思われない背景には、
万が一にも妊娠騒ぎになると、
アナタまで含めて全員が、特に彼女が不幸になるからです。
恋愛にのめり込んで、
意識せずとも周りにも悪影響すら及ぼしかねません。
また失礼ながら、彼女がズルい場合、
日本人と結婚すれば…的など、
残念ながら性善説では見れないケースを様々経験してきていると余計に。
風が吹けば桶屋どころか取引先全てに迷惑を撒き散らして、
結果、全責任を会社や監理団体が責任を負うからです。
その上で、
若者たちの恋愛を止めることは無理だし、
すべきではありません。
アナタにその覚悟があるならば、
直接会社へ連絡し、
キチンと身元を明かした上で、
堂々と話をしてみたらいかがでしょうか。
子供ではないならば、
ただお付き合いは自由だと主張するだけでなく、
彼女の置かれている状況や背景を理解して、
周囲に迷惑をかけることなく、
大人として社会人として日本人として、
キチンと立ち回るコトをお勧めします。
—
私の答えが正解かどうかは、わかりません。
なぜならば、この方が、まだまだ若く、
女性とろくにお付き合いもしたことのないような、
若気の至り満載な猪突猛進タイプであれば、
周りが反対すればするほど、
障壁があればあるほど、恋は盲目、
意固地になって盛り上がっていきます。
恋愛下手であれば、どの国でも女性が上手のように、
上手に転がされてしまっているのかもしれません。
はたまた、年配の方であれば、
それこそ、周りの目もあり、
色々気をつけた立ち回りも求められます。
恋愛は止められません。
それぞれに若い頃を振り返ってみれば、
どなたもそれなりに思い当たることがあるのではないでしょうか。
その現実と同時に、
実習生が万が一にも妊娠してしまったら、
この場合、ベトナムですが、どうなるのか。
こういう想像力が全くないし、
そもそも勢いですから、想像することもない。
結果、日本へ来るための借金は、
返し終わっているのか。
お父さん、お母さん、兄弟のことを考えて稼ぐ予定だったお金は、
どうなるのか。
異国へ送り出した両親は、どう思うのか。
ベトナムへ行ったこともない彼氏だった場合、
転がっていった先に、どんな局面が待ち構えているのか、
結果的に、どれだけおカネがかかることになるのか。
言葉もロクにわからないであろう彼女の通院、
食事、洗濯、世話、通院費、衣服や食事やマタニティ関連費、
彼女が実習をしなくなった=給料が入らなくなった上での滞在費、
親を呼んでのお世話や心の支えなどの為の渡航費や滞在費、
出生届、いやいや、結婚?戸籍を入れる、ビザを切り替える、
コストのみならず、相当な周辺関連労力+時間が取られる。
自分はソレに耐えられるだけの経済力を始めとした甲斐性があるのか。
自分の親の気持ちも考えられるのか。
なにより、技能実習の為に日本語教育やら渡航費やらを負担した受入企業は、
実習目的での来日が、恋愛は止められないとしても、
途中で実習中止となった場合、
受入企業側は、いったい、何のために彼女を招聘したのか。
監理団体は、彼と彼女を引き合わすお見合いの為に仕事をしたのか。
これらを全て、恋愛は自由であって、
周りは関係ないと自身の権利ばかり主張するのが、
いっぱしの大人なのか。
そんな迷惑を撒き散らして、周囲のしがらみを無視して、
一緒になっても、たぶん二人には幸せはやってこない。
赤ちゃんも、とても心配。
彼は、最悪、ベトナムにまで行って、
彼女の親の面倒まで見ながら、一生を共に過ごす覚悟まであるのか。
それとも、結果、「YSP」なのか。。。
*YSPについては、ググってみてください…ここでは書けない。汗&苦笑
プライドばかり高くて、
カネばかり使って、
求めるコトばかりな日本人女性ばかりだとしたならば、
純粋で、素直で、素朴な外国人女性に感化されやすいような、
草食男子?は少なくないのでしょう。
スキー場効果みたいなもので、
外国人女性にすれば、日本という異国に居て、
ただただ日本人ってだけで、
モテてしまう場合も、あるのかもしれません。
*めっちゃ無礼な言い方してますが、
そういう現実に生きている人たちもいるってことで、
ご容赦ください。
めんどくさいコトばかり言いたいワケじゃ、決してないんですが、
現実は、まことにもって、めんどくさいコトばかりなんです。
男の子は、それらを、会社の人や監理団体の人などに、
コンコンと教えてもらって、そのうえで、
堂々とお付き合いすればいいと思います。
こういう対応も、安定して技能実習に取り組む環境づくりの一つなので、
受入先と監理団体の立派な業務の一つです。
コレらの説明責任、対応責任を果たさないようであれば、
外国人技能実習機構に、人権問題だーって、相談してみてください。苦笑
自分が選んだ相手と、その関係性を続けたいならば、
自分で道を切り開くべきです。
これくらいの壁を乗り越えられないならば、
付き合う資格すらないってコトです。苦笑
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まぁ、コチラでもたまにはと、ご紹介です。
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