ぶっちゃけ、アナタに聞いてみたいことがあります。
業界の健全化に取り組むには、
この先の日本の治安を守り、共生を実現するための最大公約数は、
監理団体の現場職員をいかにして育てられるかどうかに、
尽きると考えています。
増えていくではあろう特定技能も、
明確な罰則があるワケでもなく、
あえて書いてしまいますが、
有象無象が猪突猛進して引っ掻き回し、
情報弱者が悪質ブローカーにテイよく料理され、
メディアを騒がす事態となるのは、
時間の問題です。
法は最初緩く作って、
深刻な問題が発生して、初めて世論を得たとして、
厳しくせざるを得なくなってから厳しくしていきます。
現実がどの程度かを時間をかけて様子を見てから、
そのルールの締め付け具合を図るという感じでしょうか。
飲酒運転の歴史を振り返れば、わかりやすいかもしれません。
絶対ダメなのは火を見るより明らかなのに、
深刻な被害が多発して初めて、厳罰化になりました。
技能実習法も全く同じ。
法社会とはこういうステップを踏むようです。
...でもね。
そんな社会になってからじゃ遅すぎる。
刹那的な問題では済まず、
根深い社会問題になることは、
歴史が他国が証明しています。
そして、法がこれらを解決することはできないことも。
であれば、
今の内から、特に自社の労働力としての招聘を進める関係者全員が、
一丸となって必要十分なお世話をして、
その入り口から出口までの責任を負うのが当然の現実路線です。
ここにおいて、最大公約数なのは、
30万人以上の受け入れ実態を擁する技能実習生と、
その延長線上である場合が多く、
日本が国策として労働者受け入れを推奨する特定技能とを考えれば、
監理団体業務が、
特定技能の登録支援機関のみならず、
有料職業紹介事業の部分まで包括していることを考えれば、
余計に監理団体の現場実務の経験や能力が問われることとなります。
ここがキチンと、他の関係3者をグリップして、
あるべき姿へと導ければ、問題という問題はほぼ起きません。
なんなら、遠巻きながら受入企業に所属する、
他の在留資格での外国人にまで、管理が行き届きます。
(特定技能でのコスト削減の為に、
直接受入にトライしたい方にしても、
これらを網羅的に押さえておくだけで、
法的にも現実的にも必要十分な内容になることでしょう。)
しかし、
この監理団体の職員は、そう簡単には育たない。
それも、必要十分な知識や考え方、姿勢、立ち回り方など、
おそらくは、ほとんどの監理団体で、新人採用しても、
当面、先輩の仕事を隣で盗みながら、
均衡のとれた成長とはならず、出来高です。
要は、すぐには育たない。
育てられる術を持つ監理団体は、ほとんどと言っていいほどない。
そんなゆとりのある監理団体も、それほどにはない。
監理責任者講習とか、
技能実習責任者講習とか、
技能実習指導員講習とか、
生活指導員講習とか、
そういうレベルのことを言ってるんじゃありません。
であれば、
外国人技能実習機構にも、JITCOにも、入管にも労基にも到底作れない、
現場で苦労してきた人たちならではの、
それも、悪質ブローカーではない方々が、
今までの豊富な経験と実績に基づいたカリキュラムを、
包括的、網羅的に、
一つの本質的な『型』として作り上げて、
これらを基に、
ウチの監理団体では、この部分はココまでやるべきだとして掘り下げているとか、
ウチの組合では、ここは違うから別でこう対応しているとか、
自団体向けにアレンジした教育を施せば、
より早く、より十分に、
よりコスパよく、優秀な監理団体職員を量産しやすくなるのではないでしょうか。
先輩方も、必要以上に時間を取られることもないし、
せっかく育てても辞めていく職員もいるので、
そこにどれだけの手間暇をかけられ続けるのでもなく、
アウトソースするにせよ、
それに見合うだけのコスパが成立するならば、
絶対的にアウトソースするほうがお得です。
なにより基本的な教育を何度も何人にも時間をかけずに済む。
自らが直接教えねばならないこと以外は、
誰が教えても同じことであれば、余計に。
そんなことを考えながら、
有志の方々に相談に乗っていただきながら、
色々考えて取り組んでいます。
もちろん、受講する方が飽きないように、
興味関心をもって、様々ご覧いただけるように、
要は受講すれば、自然と無理なく、身につくように。
そういうレベルのモノを考えています。
絶対的に、職員需要は増え続けます。
でも、それに見合う先生は、実はどこにもいません。
あ―して欲しい、
こ―して欲しい、
などなど、色々ありましたら、
是非ご意見をお寄せいただければと思います。
お盆休みに入ってお休み中の方も多いと思いますが、
なんかこう、書いてみたくなって、書いてみました。
コレもたぶん、現実的には、
私以外には実現できないモノかなとも自負しています。
誰もが、ビジネス=儲け前提でしか
立ち位置が考えられない方ばかりな中、
地に足ついた無理のない業界健全化という視点から、
まともにそれだけのものを作り上げようと注力するほど、
そんな奇特な方は、まずいないし、
いても力を合わせて取り組もうと協力いただけるプロの方々はとても少ないし、
なによりも業界全体の健全化を実現できると信じて、まともに動いている人は
私以外、ロクに見ることも会うこともないのだから。
あ、私が完全ボランティアだとは思わないでくださいね。
あくまでも、優先順位の話です。
ビジネスとして見合わなければやらない。
これが当然といっていいほど、ほとんどの方であり、
見合うかどうかは別にして、社会的に必要であり、
これらは世に広まるべきであり、
それに見合う内容のモノであると判断できて、
そこから初めて、世に広まるであろう価格設定を決めるという、
順番が逆のやり方で実現できる人がいないってコトですから。
要は、儲け度外視ってヤツですね。苦笑
経営者から言わせれば、バカだとも言えます。笑
しかし、そこまでのレベルのモノにならねば、
労力が大きすぎるので、世に出す前に、
協力関係者同士内でのハウス資料に終わるのかもしれません。
ご意見が多ければ、大きければ、
世に出すレベルにまで頑張ります。苦笑
そう、本来であれば、自分が関係する団体でだけのカリキュラムで
自団体と独自のノウハウとしてでも、十分なんですから。
アナタは、どう思いますか?
必要だと思いますか。
余計なおカネを支払うくらいなら、
今まで通り自分で手間暇かけて一人一人ちゃんと育て続けますか?
<アカデミー企画アンケート>
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