オフホワイトやグレーは一切ダメ。
法令違反先なんかもってのほか、など声高に自信満々に叫ぶ方々へ。
スミマセン、いつものごとく、生意気言います。汗
アナタは本当にその意味をわかっていますか?
以下は、意地悪な指摘かもしれませんので、ご容赦を。
私は、白よりグレーがちょうど良いと思っています。
この点も最後までどうかお付き合いください。
コンプライアンスは絶対…
声高に叫ぶ方、たくさんいらっしゃいます。
もちろん大事なのは当たり前。
ですが、その絶対さ加減は、実は人それぞれに違います。
絶対だとおっしゃる方、以下のケースは絶対ですか?
1分単位、イヤイヤ1秒単位で残業代支払わねば、法令違反ですよね。
変形労働、労使協定提携後に入社して働き始めた人は、
適用されないから変形労働で働かせたら、法令違反ですよね。
技能実習計画で必須作業1200時間で認定されていたなら、
1199時間でも51%以下だったら法令違反ですよね。
実習計画に書かれていない作業ならば、
例え5分10分であってもさせたなら、法令違反ですよね。
時速40kmの道路を41km以上で走る人、
一時停止線で止まらない人は、
全員法令違反ですよね。
見つかる見つからない、処罰されるされない、
いや罰則のあるなしに関わらず、違反は違反なのでしょ?
法社会に生きている私たちは、線引き的にゼロ100で全て法令違反となり、
そんなロボットみたいな生き方をしている人は、一人たりとていません。
コンプライアンス…
私も他の方も大事だって言ってますが、個人的にはただのガイドラインだと思っています。
誰もが明確に線を引いてあげないと、
どこから先がダメで、どのライン内であれば大丈夫とわからない、わかりにくい。
でも、線引きを明確にすればするほど、杓子定規になり過ぎて、
逆に不具合も発生しがち。
じゃあといって、明確に引かないと、
逆手にとって自分にとって都合の良い解釈しかしないバカっつらが出て来る。
難しいところですよね。
コレ、何事も同じです。
そして、コンプラ命の方々も、ひどい事件が起きたり、
起こさないために、コンプラ大事と言っているのは百も承知しています。
でもね、突き詰めて絶対だという人は、
こういうことまで考えていない方が多いってことじゃないかなと。
たぶん、部分指摘をして、部分最適さえできれば解決と思っている方がほとんど。
全体最適なんて、その都度頭にはないことでしょう。
現場の現実を、苦労をまるきりわかっちゃいない方なんじゃないかと。
机上の空論で事務所の中で頭ばかり使っている方なんじゃないかと。
そこで苦労して無駄だと思う手間暇ばかりをかけさせられて、
本当にすべきことに注力できないほどの状況を、
単に効率が悪いと切り捨てる無意味さ。
そうそう、行政が行政コストを許容しきれなくて、
やっと省庁横断的なオンライン化にも少しずつ牛歩ながらも対応に傾いていますよね。
誰にも怒られないお役所でさえも、コスト負担に耐えられず、
効率を求めるようになっています。
もちろん、現場側も効率を追求する知恵や工夫は絶対ですが、
限度をはるかに超える現実を、努力不足で片付けられないということです。
法には、幅があります。
なくてはならないのです。
肝心なのは、
意味を理解して守ろうとする姿勢であって、
120%守ることが大切なんじゃない。
多少の融通をもって、リスクを承知して、
そのリスクは許容範囲であることを理解して、
リスクを取ることが大切であると。
悪質と言われない程度に上手にケアすることが大事だってことです。
こう書くとバカな解釈を勝手に始める輩が
必ずいてイタズラに騒ぎ始めるので、いつも書こうかどうしようか迷うのですが、
書きたいことを書くブログなので、好きに書かせていただきます。
コンプライアンスは絶対だと叫ぶ方に聞きたい。
99.9は100じゃないからダメなんですよね?
60点以上、80点以上ならホワイトって、誰がそう決めたんですか?
くだらない次元の話はしていません。
カッコつけて言うならば、
人間の生き方や尊厳の話をしています。
私は、見る角度によっては、
法令違反と指摘があっても、
事の次第や実情によっては、
承知で法令違反も辞さない。
例えば、溶接の会社で働いていなくても、
素晴らしく適性のある人財であったならば、
溶接の技能実習で受入を勧めますし、
それらを知っていて聞いていても、法令違反だとわかっていても、
他に不備がなければ受入すべきと思います。
関係者全員が笑顔で感謝しあう方向へ向いているならば。
誰もが不幸にならないのであれば。
アナタは法令違反していない、
完璧な人間ですか?
私の現場での仕事は、
都度都度広い視野でアンテナを張り、
深い思慮を心がけて、
その時その時のバランスを最適(部分と全体と両方)に整えることです。
法のみならず、人間関係もカネも何もかも全てのバランスを。
ソレがこの業界の仕事であり、
そのキツイ仕事に励む方々を適正に支援することが、
私が目指しているコミュニティなどの活動です。
ソレが、お役所はもちろん、
弁護士や行政書士、社労士には言えない、
現場に関わっている人にしか見えないできないことだと思うから。
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