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介護での外国人労働者を活用できる受入先とは

はっきりいってハードルはめっちゃ高いと思います。

スミマセン、申し訳ないくらい、辛辣に書いてます。
気遣いして、言葉を選んでいると伝わらないと思いますので。
そして、後半に伝えていることは、どんな業界でも、どんな業種でも、
どんな会社であっても、共通して活用すべき解決策です。

当然ながら、ハードルは高いですけど。

介護の情報を探していらっしゃる方は、本当に多いようですね。
未だに当方でも検索ワードで上位に上がります。

最近、書いてないから、久しぶりに取り上げてみます。

介護で問題なのは、イチにもニにもコストの問題。

そこに関連する、日本語能力の問題。

外国人労働者にすれば、とてもじゃないが、
最低、N4ハードルを越えない限り、
出稼ぎにも行けない。

そこまで苦労して勉強しないといけないのに、
給料は他と比べて大差ないなんて、誰も行きたがりません。

さらに、特に都会と地方との差は激しく顕著で、
手取りで10万も出せない地方もあれば、
手取りで18万出して受け入れるところもあるようです。
(私が又聞きした最高値!)

相場観で言っても、13万を下ると、とても難しいでしょうね。
入口をごまかして入国してきても、
他と比べて安すぎるとなり、
嫌気がさして失踪しかねません。

まずもって、この時点でスタート地点に立てるのは、
ゆとりのある介護施設だけです。

1年以上前に、介護の技能実習がスタートした際にも、
スタートする前からお伝えし続けているとおりです。

外国人労働者がどれだけツカイモノ(失礼)になるのか、
言葉もロクに話せないのに、
高額のコストを負担してまで、
コスパがあったもんじゃないと、殆どの経営者は考えます。

でもね、堂々巡りにしかならず、時間ばかりが過ぎているようです。

要は、外国人労働者に関心を持ったのも、
日本人の労働者が募集しても来てくれないから…ですよね。

で、外国人労働者に頼ろうと思いきや、
コストが高すぎて頼れるものではないと。

そうして出口が行き詰まり、さぁて、どうしたものか…

これが、ほとんどの介護事業者の悩みだと思います。

太陽を西から昇らせる事は、誰がどうあがいても無理だってことです。

どこまでも受け身的に、
老人が困る=最大有権者がクレームの嵐になるから、
国が予算をつけるだろうと、タカをくくってすがっている経営者もいるようですが、
今更、国を頼る前に、自分で解決していかねば、
誰が助けてくれるものかと。

この業界で、経営者が出来高なのは、
まったくもって残念でなりません。

でも、だから懸命に情報を探し続けているのかもしれません。

タダで受入ができるところはないかとか、
助成金などは使えるものはないかとか、

そうそう、補助金なのか助成金なのかわかりませんが、
突き上げをくらい、都道府県や市区町村レベルで、
予算を作っているところもあるようです。

さすが行政とも縁が深い介護業界。

さて、ここまで否定的なコトしか言わない私ですが、
直接的な解決策を、私なりに述べてみます。

まずもって、「人」がいないので、

①コストがどうとか、ナニジンだとか以前に、働いてくれる人を集める

②ペッパーくんなど働いてくれる人を頼らなくても良い仕組みを築く

この2つしかないと思います。

②は介護業界そのものの問題なので、プロではない私は、
意見を割愛させていただきます。
こちらも探してみればたくさんあるし、実例もまとまってるとこあるし、
厚労省ページを色々探してみることをお勧めします。

①について。

前述の問題をいかにして乗り越えるか。

一つの考え方として、

『人はコストだけでは動かない』

ということを、『徹底して突き詰めるしかない』ということです。

しばらく前に、東京オリンピックのボランティアが、
20万人集まったと聞きました。

お金をもらわなくて、ボランティアでも、
働きたいって人が、20万人もいたのです。

期間限定だから?
オリンピックだから?

当然、そうなのでしょうね。

でも、人はある条件下であれば、
報酬などなくても働きたいと自らがエントリーするという、
証明ができたものとも言えます。

前から申しているとおりです。

アナタの介護施設で、お願いだから働かせてほしいと、
言わせる、言わせられるだけの、圧倒的な求心力を高めればいい。

すぐにできるできないを言う人が多いのですが、

同じくらい、出来る手法を探して考えて学び、気づき、
少しずつでも築き上げ続けるしかありません。

別に20万人も集める必要はありませんよね。
完全ボランティアなワケないですよね。

奴隷のようにこき使うワケでもないですよネ。

自らが、やりがいを感じて、自発的に働いてくれる職場を、
ちゃんと築けば良いだけです。

それこそ、周りに自慢したくなるほどに。
噂を聞いた同業に勤めるスタッフが、
転職してきたくなるほどに。

そうやって日本人すら集められない職場に、
日本人であっても定着できない職場に、
外国人労働者を集められたとしても定着するハズが無い。

天に唾すると、自身にかかってくることとまったく同じです。

今までの経営手腕が足りないだけなんです。

コレを指摘されて、気分を害し、
何様だと怒る方は、どうぞ右上の×ボタンで、
閉じてください。

図星を言われて怒るだけの人は、いつまでもない物ねだりをするしかありませんから。

働きたくなる職場を築けたならば、
今度は、ソレをどうやって外に上手に伝えられるかです。

それこそ、外国人労働者へもちゃんと正しく伝わり、
そんな職場なら行ってみたいと思わせるほどに。

ボランティアの方々は、何も報酬が欲しいワケじゃありませんよね。
では、ナゼ?

考えられるのは、
一大イベントに参加したい、
自分も実際に関わりたい、体験したい、
自分の人生の良い思い出の1ページを作りたい、
そう思って、強い気持ちでエントリーしたのではないでしょうか。

同じことを強く思わせられれば良いワケです。

当たり前ですが、
自施設のHPなどで、ちょこっとコメントを書き足したり、
画像や動画を差し挟めば済むなんてレベルで考える方はいませんよね。

自分がしてきたことしか言えませんが、
働いてくれとは言わずとも、

こんな匿名発信しかしていない私に、
昔からの長年のお付き合いなどない方が、協力してくれて、
会ったこともない私が提案したことに対して、
自らおカネを支払ってまで、参加支援したいとお申し出てくれる方が、
100名いるという事実は、どう考えるべきでしょうか。

介護施設は、名称はきちんと掲げ、
目に見えてハッキリカタチのわかる建物と人がいて、
何をしてくれる施設なのかも、大抵の方にはわかることです。

これだけでも、私などよりよほどアドバンテージが高い。苦笑

後は、そこで働く人を、職場を、
どれだけ盛り上げて、楽しませて、やりがいを持たせられるかどうか。

難しいことですかね。

もちろん、それ以外にも、
遠方からでもわざわざ働きに来てくれるような人の為に、
近くなのか遠くなのか、寮を用意すべきなのか、補助だけすべきなのか。
生活や子供の学校など考えてあげられるかどうか。

そう、入所者やいわゆるお客さんと同じ以上に、
働いてくれる人を、大事にできるのかどうか。
労力などケチらず面倒くさがらず、
相手の立場に立って、考えてあげられるのかどうか。

相手から、ココで働かせてもらえてよかったと、
心からそう思ってもらえるかどうか。

お金はそうたくさんは支払えないかもしれないけど、
職員を大事にする気持ちや、その施策は、
どこにも負けないレベルにまで、高められるかどうか。

そこまでやり切って、初めて、
それでも、日本人がいないからと、
外国人労働者を受け入れられるように、
職場で一丸となって受入できるように取り組めるのかどうか。

ゲンキンな外国人労働者であってさえも、
給料が低くても、他所がどれだけ高くても、
指名でアナタの施設でしか働きたくない、
給料の問題じゃないんだと、
相手に言わしめることができるか。

そういう状況を生み出せるかどうか。

ココにしか、道はないように思われます。

でないと、マネーゲームに強制参加です。

私の知る限り、特に介護の技能実習生を受け入れしているところは、
まずお試しでどんなものなのかを、自施設で実際に受入してみて、
その良し悪しを確認しようと考え、
なおかつ、コストの兼ね合いから自ら監理団体を設立し、
業者の立場まで含めて取り組んでいるところばかりだと思われます。

つまり、体力にゆとりのあるところですね。
もちろん、スタッフにも技能実習生のお世話をする程度の、
業務ボリュームにゆとりのあるところです。

具体体には、EPAなどの受入実績のある施設などでしょうか。

他でも書いてますが、安近短などありはしません。

あるとすれば、それは麻薬のような違法行為かつ、
後先まったく考えない手法でしかありません。

これくらいの覚悟で、今の時代の介護の業界の、
人材確保は、取り組まねば、何の期待する効果も得られないでしょう。

それどころか、大やけどをするのがオチです。

当事者責任、受益者負担、この辺りのリスクを直視し、
想像力をも駆使して、挑戦する人は頑張っていただきたいものです。

追伸、
たまに外国人労働者を受け入れできている施設があるように思いますが、
定住者、永住者、日本人の配偶者など、日本人の子、などなど、
就労制限なく、日本に在留している外国人の場合は、
決して少なくありません。
こういうと、じゃあとソコを探す方がいますが、
同じ結末に行きつきますので、その旨、ご理解くださいませ。

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