キレイごと抜きにお金って稼がないと生きていけません。
この外国人就労支援業界に好んで関わっている方も多くいらっしゃいますが、
どれだけお世話をするにせよ、
受入側にすれば、コスパが成立しないと、
そもそも雇用している意味がありません。
業として取り組んでいる方も、
そこで給料という生活費が稼げないコトには、
どれだけこのお仕事が大好きでも、
関わっていられません。
この辺りが、ちゃんとしていないコトには、
いくら法を勉強しようとか、
最新情報をキャッチしようとか、
どうやったら受入側と外国人労働者側とが、
うまく事が運ぶだろうとか、
目の前の一つ一つの業務に、安心して集中できなくなります。
でも、技能実習制度で言えば、非営利の制度だからと、
表面的には堂々と儲けることはできないようにできていますし、
そもそも受入側にすれば、業者へ支払うコストは、
ある程度安く収まらない限り、
受入してもコスパを成立させられない場合もあって、
なかなかに『稼ぐ』ことが難しいところがあります。
適正に適切にフォローすればするほど、
時間も労力もコストもかかるので、
懸命にやればやるほど利益は減っていくという、
残念な反比例の現実もあって、
器用に立ち回る以外、
受け入れ人数も増やせない＝一人で面倒を見れる率を上げられない限り、
一人頭で稼げる利益って、薄まる一方です。
結局のところ、儲けたいならば、
どれだけ早く、遠回りせずに、無駄を省いて、
利益を積み上げられるかどうか。
重きを置き、押さえるポイントを押さえて、
立ち回れるのかどうか。
局面局面で、これらの判断が道を大きく左右に分かれさせます。
最近、ずっと取り組む姿勢や考え方など、
目に見えない、不確実なコト、
ぱっと見、そんなことに執着して取り組まなくても、
別に事業は回るんじゃないかと思われるようなことを
言い続けていますが、
性根が曲がっているからこそ、
これまた目に見えないマイナスばかり抱え込むことになる。
その転がり方が想像できない人が多すぎて、
原因すら理解できない人が多くて、
だから、ず～っと、指摘し続けているつもりでもあります。
お金は有限です。
特にこの業界でのお仕事で言えば、
一受入先から頂ける監理費なのか支援費なのかは、
3万円なら3万円と上限が決まっています。
なので、お金が集まり、積み上がるようになるには、
至極当たり前ですが、
余計なお金が出ていかなくても済むようにしないといけません。
余計なお金が出ていかないということは、
一度でできうることを済ませる。
早く物事が進むように段取って、立ち回る。
効率的、効果的な手法をブラッシュアップし続けることで、
経済的に研ぎ澄ますしかありません。
それは、職員教育に他ならないということですね。
じゃぁ、どうやって職員一人一人が、
こういう意識を他人事ではなく、
自身の意識へと切り替えられるか。
個人的には、これまた言い続けている、
『全社会人個人事業主化』
しかないように感じています。
みんな自分のポッケから出るお金以外は、
お金を大事に使おうとはしません。
会社の経費だから、
会社の仕事として必要なコストだからと、
例えば、
対して移動時間が違うワケもないのに、
下道で向かえば、ガソリン代だけで済むところを、
高速を使って行こうとするとか、
あまり意味のなさそうな接待交際費を使うなど、
些細なことがわかりやすいのですが、
意外と大きいコストは、
現場の担当者が何でもかんでも事務側の職員へ仕事を振って、
二度手間三度手間をかけさせることです。
入口で交通整理がきちんとしてできていれば、
何も振り回さずに済むことは、かなりあるのが現場の現実ではないかと。
もちろん、人は機械じゃないので、漏れやミスはあるのかもしれません。
でも、こういうところをきちんと整理できていると、
無駄はなくなり、コストはかなり抑えられます。
ホント、そう思うと、経営側の責任って、
この仕事、本当に重い物がありますね。
職員が安心して働けないと、
受入側も外国人労働者側も、上手い循環が作れない。
振り子の支点として、
判断を間違えたり、向かうべき方向を見誤ったりすると、
巻き込まれ振り回される人の数は、
相当なものになります。
まぁどんな業界でも意味合いは同じですが、
このお仕事は、下手をすれば外国人労働者の家族が
すぐに路頭に迷う事態へとつながりかねませんから、
本当に責任は重い。
なんかね、目に見えない、
そんな想像力をどれだけ掻き立てられるかどうか、
どれだけ自身に臨場感をもって、忘れず向き合えているかどうか。
向かうべき方向を見誤らず、
良い職員を上手に集め、育て、
安心して目の前の業務に邁進させてあげられる環境整備が築きあげられれば、
上手く回っていくと思います。
利益は、お客さんどころか、目の前の相手のことを、
どれだけ思い遣れて、導いてあげられるかによって、
後は自然とついてくるように思います。
結果、期待している、目論んだ利益に届いていないとしたなら、
それは自分自身の努力や結果が不十分だから。
そう思い続けて、ヘタクソで不器用な取り組みを続けている次第です。
上手な人が羨ましい。
私なんて、この業界、
9割ボランティア1割ビジネスくらいが
ちょうどいいなんて言ってる手前、
人の10倍以上やらないと、
利益なんて出る試しがなく、
難儀な道を歩んでしまっています。
偉そうに金儲けのコツなんて書いてますが、
私自身は、お金に困っているので、
説得力ないですね。汗
だからといって、悪質ブローカーのごとく、
周りの迷惑顧みず、良心などどこ吹く風と、
見事に詐欺まがいの搾取に走ることでもない限り、
なかなかカネ儲けって難しい業界じゃないかな。
ちなみに、
この業界、金儲けが得意な人は絶対裏で何かやってるとか思われがちですが、
そんな人ばかりではないとも思います。
多いのはそういう輩でもありますけどね。苦笑
自分にはできないなぁ。
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