奪うマーケティング＝前時代的、
愛されるマーケティング＝今、これからの時代的、
この相反する二つのマーケティングの違いについて、触れてみたい。
前者については、
私が書き連ねているテイストの逆を書いてみればわかりやすいかと。
いわゆる『焼き畑農業』的な刈り取りビジネス。
特に20世紀までは、
競争社会なんだから、早いもの勝ちだ。
損得勘定を考えろ。
受注した後で割りに合わなかったら切ってしまえ。
カネが全て。
受注が全て。
詐欺はさすがにマズイので、最低限のことをすれば良い。
マズ受注する為には安く出せ。
そこから言い訳して別料金オプションにしろ。
最初から楽な仕事なんかない。
営業なんだから、コスト内に収めろ。
言うこと聞かない外国人は強制的に帰国させてしまえ。
なんなら最悪失踪でも構わないが、
その場合は上手にコチラ側に非がないようにしろよ。
赤字垂れ流すくらいならドンドン切れ。
送り出しはちゃんとキックバックがあるところと提携しろ。
出せないところは付き合わなくていい。
なんならもっと出させる交渉をしろ。
送り出し管理費など帳簿上だけだから、実際は支払わなくて構わない。
もちろん渡航費や宿泊代、接待や移動費など現地でのコストは全て支払わせろ。
企業側からその分支払ってもらえればそれらも利益になるからうまくやれよ。
あ、日本国内の通訳も全部送り出しにやらせろよ、
企業側からアレもコレも求められても、自分の腹は痛まないように上手くやれよ。
あまりに言うこと聞かない企業は、最悪、法で訴えてやれ。
どんなビジネスも同じ。
利益を捻り出せた奴がイチバン偉い。
そいつがイチバン給料を取るべきだ。
オレが言ってることわかるな？
お前のために言ってやってるんだぞ。
カネ欲しいだろ。
…自分で書いてても、反吐が出る。
こういう考え方や姿勢をどうやってキレイゴトで、
美辞麗句で隠して上手にお化粧するのか。
奪うマーケティングってこういうこと。
相手の都合など考えもしない。
イヤ、自身の利益の為に目一杯交渉材料として考えることには必死。
世の中そんなに甘くない。
結果が全て。
弱いヤツほどダメなヤツほどキレイゴトの言い訳をする。
勝った負けたが全て。
交渉ごとは自分たちに良い条件を引っ張り出して合意させれば勝ち。
損して得取ることもあるけど、
その場合は最終的に損した何倍もの利益にならなければ負け。
残念なのは、カネ、勝ち負け、損得に
異常なまでに執着があり、ブレないから、
過程を知らずに結果だけ見ていれば、
ある意味スゴイ人…と見えること。
特に若者は見通せないから、
ついつい勘違いしがちですが、
間違いなく心が壊れていきます…フツーの人ならば。
コレらがブラックのブラック足るゆえんです。
仕事は責任持って最後まで成し遂げてはじめて完遂となる。
無論、期限だってあるのだから、
それまでに終わらせられないのは、オマエの責任。
給料だって、同じ。
給料日までに、給料入らなかったら、
怒れるだろ？詐欺だって思うだろ？
同様に、
期日までに数字が上がらないのは怒れるし詐欺だって思うのは当たり前。
…なんか説得力あるように聞こえてくるでしょ？苦笑
でも誰一人笑顔にならないんですよ。
こういう輩に限って多いのは、寄り添い教えることなど何もない。
むしろオレ様の背中を見て盗めってタイプ。
いかにも男性的ですね。
でも今は女性的な時代。
融和、協調、協力、話し合い、支え合い、共有、
相手を傷つけない、思い遣りの心…
争わず奪わず駆け引きしない、
そういう人に人が集まり、
穏和に安心して心の安定を求める時代。
そんな時代には、愛されるマーケティングをして行かねば、
人は安心しないし協力しないし安定を求められないと判断される。
上手くコトが運ぶワケがないですよね。
労働者の賃金が上がり続け、
権利行使が当然の世の中って、
時代はすでに変わっているって、そういう意味なんですね。
もちろん今はまだ過渡期でもあるので、
理解出来ず理解しようともしない、
（当然かも…今までの真逆で生き様そのものを全否定する話ですから、汗）
そういう人はまだまだいます。。。が、
どんなに頑張っても時代の流れは変えられないし変わらない。
アナタは奪い合いたいですか？
それとも愛し愛されたいですか？
ちょっと長くなるので、
じゃぁ愛されるマーケティングって、どうすりゃいいのよってお話はまた明日。汗
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