(遊戯王というアニメから)
特に受入企業の方へ
業者はみな、特定技能で金儲けできないものか?に踊り狂っていますが、
上っ面ばかりで、本質的なことが見えていない方ばかり。
カネの計算しかしない輩ばかり。
アナタの会社では、
働いてくれるならば、誰でも良いのですか?
N4&技能試験合格者ならば、誰でも良いのでしょうか。
例えば、
・サボり癖のあるまじめに働かないタイプ。
・残業はあるかなど、カネカネばかりなタイプ。
・実直だけど器用ではないタイプ。
・優秀だけど周りに溶け込めないタイプ。
・彼氏、彼女がいて結婚したいタイプ。
・すぐに次の高級募集先へ転籍したいと考えているタイプ。
・・・
コストや時間や労力をかけてまで、
受入雇用したい外国人労働者であるからこそ、
誰でも良いハズがないってこと!
実は会社こそが、
「安定した」労働力が欲しい故に、
誰でも良いワケじゃないってこと。
つまり、
選べなきゃ意味がない
面談面接して自社に合う、自社が求める人物を探し確認する工程が
必須ですよね。
こんな簡単な根っこのことが、
外国人労働者というだけで、
大変な問題となります。
★経営者が休みもなく現場に立ち続け、
もう死んじゃうってほどに、切羽詰まっている人は、
もう誰でも良いから助けてくれってお気持ちはわかります。
しかし、そこまで行く前に対処しておかねばならないだけ。
そういう先ほど、不法就労者などにハマり、
定着化も実現できず、
より大変な事態へと転がり落ちる可能性が、低くはありません。
そのうえで、
おそらくは、コストの面から、
特定技能でのリクルーティングは、
①日本国内にいる留学生上がり
②外国人技能実習制度の満了者
注:3年目の技能検定合格者
の二つに絞られると思われます。
①はすでにN4&技能試験合格者の中から選べるから。
…でも、あっという間に争奪戦が激化し、
有料職業紹介業者が入り込み、
価格は吊り上がり、
選べなくなるのかもしれませんね。
自費で来日している分、
企業側も渡航費や教育費などコストを負担せずに済むので、
殺到しているのではと思われます。
②はそもそも選んで受入し3年間も勤務実態や人とナリを見てきているので、
むしろ継続採用したいと思うタイプのみ、
特定技能への移行を申請するので、
何のストレスもありません。
ただし、特定技能者と技能実習生とを比べてみても、
賃金は上がり、間接コスト負担額とのバランスを考えると、
特定技能者での受入よりは、
技能実習生での受入を繰り返すほうがまだベターだと
考える受入企業も少なくはないのかもしれません。
→ここで、ちゃんと当事者責任で登録支援機関などへ丸投げせず、
自社独自で雇用と受入支援すれば、コストがまだ少なく済む場合は、
特定技能者に限り、自社独自で雇用継続を図る手法もアリかもしれません。
新規で諸外国から特定技能者を招聘してくるパターンは、
その諸経費を受入企業側が持たねばならないため、
(法的に外国人労働者に渡航費など含めたコストを負担させてはならないため)
企業側は人権関連費として、許容できないから、
送り出し機関もコストをもらえないと、仕事ができないから、
結果、高くつくんです。
外国人労働者側にとっても、
受益者負担の観点から、
自ら日本への出稼ぎを決め、特定技能者を目指し、
日本語と技能試験の勉強を始める方もいるかもしれませんが、
実習制度ではN4ハードルも技能試験ハードルもありません。
なんなら、合格した後から日本語教育費まで受入企業側が負担してくれます。
SNSであっという間に口コミが広がり、
特定技能ルートを選ぶ外国人労働者は皆無に等しいことでしょう。
途中で気づいたら、結局実習制度ルートへと流れていきますから。
現実は小説より奇なり…
かくいう私にも、
どう転がっていくのか、正直誰もわかりません。
諸問題はこれでもかと山積していますが、
これらを全てポイント押さえて、
入口から出口まで整理し、
実現させられる人は、
残念ながら、あまりいません。
強いて言えば、手前味噌ながら、
当方や他の諸先輩方のように、
今までさんざん失敗を繰り返し、苦労してきた方。
それであっても、
机上の空論と違い、現実はあまりにも様々な要因が、
複雑に絡み合い、思いもよらぬ事態にもなりかねません。
願わくば、思慮の浅いブローカーの甘いセールストークに踊らされることなく、
win-winを勝ち取っていただきたいと切に願います。