なんかね、学者や法律家じゃないとわかんない複雑なルールをたくさんたくさん設けて、
守れなかったから、知らなかったじゃ済まないから、
ルールを守らないやつが悪い…って理屈は、
どうも非現実的じゃないかなと、つい愚痴りたくなった。
確かに昔と違って、
何でもかんでもググれば大抵の情報は出てくるようになりました。
士業の先生方に頼ることなく、自力でできるコトも増えた。
役所も0570で電話代を別で支払えば、教えてくれる…地方はお金かからないけど。苦笑
つまり、昔よりは、一定以上、多少ルールがややこしくとも、
それらを制定する意味はあると思います。
ただ、
ルールを制定、施行する側は、
広くあまたに守ってもらえるような現実的なルールでなくては、
制定する意味がなくない?
そう思うのは、私だけなのでしょうか。
コロナだから…
臨機応変に世情に応じて変わっていくものだから…
SDGsだから…
人権は守られて当然の世の中だから…
多様性は尊重されてしかるべきだから…
(ということは、その数だけの多様な有様を一人一人一つ一つルール化するの?)
そうやって対応し続けてきて、
結果的に、今、ルールが溢れかえって、
調べて確認すらする気のない低き人々が、
ルール違反で好き勝手やってる。
何かこう、いい解決策はないモノか。
誰一人置き去りにしない社会…
コレが成立するのは、その社会の一人一人が、
より善良かつ能力(教育)の高い方々で構成されている世界。
一人一人違う適性などまで網羅してケアされている世界。
もっと言えば、一人一人に最適化された個別ルールが矛盾なく実現できている世界。
つまり、法の下に平等ではない世界。
ルールはドンドン細分化されていく。
複雑な読解困難な表現で、ひたすらにケース事例が追加されていく。
=延々と長文化されていく。
運用要領なんて、A4で1万ページとか?
それこそ「読んどけ」なんていうこと自体が無理になっていくんじゃないかな。苦笑
(数百ページの今でさえ、デキル人、する人は少ないのに…)
はたして、我々はどこへ向かっているのか。
どう歩んでいけば良いのか。
具体的な現場に落とし込んだ際、スムーズに機能するためには、
どうしていくべきなのか。
色々と考えさせられます。
ただ、わかっている答えは一つ。
自分が成長していけば行くほど、
理解できること、許容できること、守れる人が増えていく。
無理だと諦め、歩みを止め、思考停止した人から、
それぞれに、不幸の道を転がり落ちていく。
感度を良くして、上手に学んで、気づいて、成長を加速させていきたいです。
追伸
「ルールを守らない奴らはことごとく厳罰化せよ!!!」
スケープゴートは効果的…わかってる。
だけどね、いつもながら私は好きじゃない。
いつまでも20世紀のやり方で、進歩のないことやってたくない。
意識すらすることなく、守れていた…
細かい重箱の隅的なルールは置いといて、
少なくとも、人として守るべきルールは、
いちいちルールなど考えるまでもなく、
しちゃいけないコトなんだってわかっているハズなんだから。
そう在りたいものだと、いつもながら…
そうそう、お役所側も、デジタル化、IT化を推し進め、
SNSを活用したり、動画を作ったり、
タレントやお笑い芸人、アニメなどを用いて、
少しでもとっつきやすく表現してくれるようになって、
変わってきている…とっても良いことだと思う。
厳罰化ではなく、あたたかみのある社会へと変わっていく方向が望ましい。
どうせなら、もっともっと人間味のある豊かな社会へと加速していって欲しいな。
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