私、昔、数年間、尾崎信者でした。苦笑
(なんせ、息子に豊ってつけたくらいですから。)
ここ数カ月、久々に感化される今のロックに触れて、
尾崎を思い出し、聴き直しちゃったんですよね、何度目かで。
私が大好きな曲の一つです。
知ってる人は知ってますが、たかだか15,16で、
この言語化と作詞作曲能力。
なおかつ自分で表現してる…てか、世に強く問いたい、伝えたいからこそ、
自分で具現化し、音楽という手段を通じて、訴えている。
とても私にはできなかった…というか、思いも考えもしなかった。
たとえ思ったとしても、そんなん絶対に行動に移せていなかった。
ただただ、悶々ともがいていただけ。
女の子のお尻を、30代近くまで追いかけまわしていただけの阿呆。
それを中退した高校の卒業式の同日、
この初ライブまで実現し、このパフォーマンス。
50をとうに過ぎたオヤジが、当時のたかだか15,16年しか生きていない小僧に、
今でも、とても敵いません。
そして、未だに、何度見ても、カッコいい。
ただ、齢50も超えて、やっと少しだけ言える。
鉄を食ってる…
豚には食いついていない…
ちっぽけな金にもぶら下がっていない…
振り返ってみれば、今までさんざん、豚に食いついてきた。
ほんのわずかな金にしがみついて、決して離そうとはしなかった。
情けない限り。
でも、だいぶ遠回りしたけど、その道の長さの分、
やっと今を胸張って生きていられてる。
ちょっとだけ、あの時の尾崎に、近づけたように感じた、今日この頃。
他にもいくつも感化された言葉があります。
ピンと来る方は、けっこうマニア。笑
–
あの頃わけもなく笑えた俺の友達は、
みんなこの橋を死に物狂いで走った。
おーハニー!オレはどこへ走っていくのか…
あー俺はまだ…まだダメになりゃしないさ…
—
当時、誰もが高学歴、高所得、大企業への就職を目指し、
今以上に画一的な価値観に支配されていた。
そのレールから外れる行為は、落ちこぼれとみなされてた。
–
おかしな奴だとマトモなふりしたヤツらに笑われ続けていても良いのさ…
何がこの世で一番大切なのかを知っているのはこの俺の方だぜ…
だって、自分の醜さを知りながら、心を込めて、歌って、いるんだぜ…
おーおおおーおお、悲しみにあふれる世界で、
おーおおおーおお、孤独に打ちのめされても、
熱い気持ちを、燃やし続けようぜ、ファイヤ…
—
昔から、世の中は矛盾だらけ。
何もこの業界に限ったことじゃないし、
情報化社会になったから今で異常に浮き彫りになってきているだけの事。
だからこそ、自分をしっかり持って生きていこうぜって。
–
最後の一本を吸い終えると、帰る金にすら足りなくなっちまう。
世の中、そんなもんなんだぜ。
いったい何ができる…
今夜こうして夢見たみたいに、俺は生きていきたい。
だからもっと早く、もっともっと輝くまで、
俺たちは、走り続けていかなければ…
—
最後はライブシーンでのある曲の歌詞アレンジ…みたいな部分。
ちなみに、他の曲もそうだけど、この曲も、
リリース後からドンドン進化を遂げている過程のわかる曲。
特にライブシーンでね。
もうね、全部同じなんですよ。
脈々と、人は、同じことを訴えてる。
そんで、一つ一つ、ちょっとずつ、実現してきている。
世の中、業界、人は、決して捨てたもんじゃない。
嫌な事はゼロなんかには決してならないけど、
少しだけ、尾崎に、大丈夫だよって伝えてあげたい。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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